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VTuber 2025.08.18

この動画がすごい! 今週のおすすめVTuber動画(~8月9日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)や、バーチャルクリエイターの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。特にユニークな作品や技術力や企画力の高い作品、時事性のある作品などをさらに深掘りし、クリエイターの面白さ、頑張り、才能をキャッチしていきます!

MAS-RAO オーディション

ジョー・力一のチャンネルで「MAS-RAO」オーディションが開催されました。
MAS-RAOのネタが生まれたのは2021年の「V呑み」。ちょうどその時期に結成されたユニット「ROF-MAO」の話題になった際、インディーズでユニットを作っちゃおう、ということで発案された名前です。
その後、ジョー・力一、舞元啓介、レオス・ヴィンセント、オリバー・エバンスの4人は「MAS-RAO(仮)」という名で、2022年の「NJU歌謡祭2022」にてDAPUMPの「ごきげんだぜっ!」を、2024年にはケツメイシの「君にBUMP」を披露しています。
しかしこれはあくまでも「MAS‐RAO」の名前を借りただけのものなので「(仮)」です。今回は真の「MAS-RAO」を組むべく行われた、男たちの本格オーディションです。

面接、トーク、ぱんぞう屋(ジョー・力一がしばしば配信でプレイしているゲーム)によるオーディションが実施されます。
特に面白いのは、トーク番組のようなスタイルで、ひな壇に並んでどれだけ面白いトークができるかを競い合うパート。ここはVTuberとしてプロフェッショナルな能力を問われる部分なだけに、全員本気。とっておきのエピソードトークを繰り広げています。トーク番組の裏パートとして、各々が相手のトークに対して感想を述べる映像も録画されており、編集動画として楽しむことができます。この構成の作り方も非常にテレビ番組っぽく、プロエンターテイナーたちの本気の裏側を覗き見ることができてとても興味深いです。
そのガチンコの実力勝負のあとに、完全運ゲームで「持っている」か試すあたりも、動画の構成のバランスが絶妙です。

オーディションの結果としては、ジョー・力一、シェリン・バーカンディ、レオス・ヴィンセント、オリバー・エバンスの「MAS-RAO(麗)」と、ジョー・力一、舞元啓介、ベルモンド・バンデラス、天開司の「MAS-RAO(剛)」のふたつのユニットが誕生することになりました。天開司はにじさんじ外のスーパーバイザーとしての参加だったはずが、なぜかユニット参加になりました。もっとも動画を見ていて、この展開を期待していた人は多かったはず……という展開も含めて徹底してエンタメしています。
ROF-MAOは現在ぐいぐい人気を伸ばしてKアリーナ横浜を埋めるほどになっています。今回のオーディションとMVでMAS-RAOも高いポテンシャルを持っているのを実証してくれたので、今後の活動に期待が高まるばかりです。

【保存版】読書感想文の書き方とポイント徹底解説【古典Vtuber/よろづ萩葉】

夏休みの宿題で悩ましいもののひとつ「読書感想文」の書き方について、古典VTuberのよろづ荻葉が解説を行っています。
基本的な部分からかなり丁寧に説明されているので、悩んでいる学生さんはぜひ見てほしい内容。何をどうすればいいか全くわからない、という人でもこれを見ておけばとりあえず書き終えるところまで行けると思います。また一歩上を目指したい人は、これを見ればよりレベルの高い読書感想文作りをするためのポイントを理解できるはずです。

児童・生徒・学生本人はもちろんのこと、保護者や指導者、先生、家庭教師など教える側の人にも見てほしい内容です。というのも読書感想文で困っている子どもたちにどう救いの手を差し出せるのかのヒントが山程語られているからです。
たとえば読んだ本の好きになれない部分に対して、本の内容を褒める必要はない、ときっぱり言ってくれています。これを言ってくれることでかなり気楽になる子どもは多いはず。それ以前の本選びの紹介でも、本を選べない子どもに対して保護者がどうアプローチできるかの重要な指針が語られています。
読書感想文を楽しく書くきっかけとして動画後半では企画も発表されています。大人になってから書く読書感想文はまた趣がガラッと変わると思うので、ぜひチャレンジしてみてください。

【沖縄旅行Vlog】北海道民、はじめての沖縄ぶらり旅 前編【泡盛おいしい】

佐藤ホームズがアップしたのは沖縄旅行のVlogです。北の果てである北海道民が南の果ての沖縄に行った、という視点の切り口がユニーク。佐藤ホームズ独特な落ち着きのある語り口での、ユーモアとわびさびが混じった味わいのある動画になっています。

ドラマ「孤独のグルメ」のような、黙々としゃべりながらも視点の切り口が鋭いスタイルのトークが好きな人なら、かなりぐっと来る沖縄Vlogだと思います。ルートビアひとつとっても「湿布も美味しいと思う」のようなウィットに富んだ切り返しをしていたり、サイクリング途中の道のりの解説を道民の感覚と比較しながら語ったりと、ただ語るだけではなく「どういう切り口から語ると面白くなるか」をよく考えたトークが多め。ライターでもある佐藤ホームズの手腕が活かされているように感じられました。
パペットホームズもかわいらしい沖縄Vlog、後編もどんな視点で旅を切り取ってくれるのか楽しみです。

【精神科】またもや再燃しました……【統合失調症VTuber|もりのこどく】

統合失調症について伝えるVTuberもりのこどく。今回は彼女が再燃(「おくすりを飲んでいるのにも関わらず病気が再び悪化すること」と解説されています)した様子についてまとめた動画です。大学に通えるほど元気になっていた彼女が、再度入院するほど苦しんだ様子について語っています。

そもそも統合失調症にかかるとどうなるのか、ということ自体まだあまり知られていないと思います。だからこそもりのこどくは、今まで自身の体験と闘病記をVTuberとして発信していました。今回の再燃による症状の記録は、統合失調症がいかに大変か知る上で貴重な資料になるはずです。
緊急入院させられるほど大変なのは事実ですし、苦しんでいたのも間違いないと思います。症状に関しては誇張しすぎず、でもソフトにしすぎずあった出来事をそのままに語っています。
彼女のすごいところはそれを動画化する際、ポジティブな目線から切り取ってプラスの思考で受け止めているところです。病気は大変だけれども、そこにはプラスになる希望も必ずある、過ぎ去ったときに大きな励みになる、という姿勢で語っています。これは統合失調症の当事者の人にも、その家族の人にも、統合失調症を知らなかった人にも、役に立つ目線。経験者が苦労しひとつ乗り越えたのだから、これに勝る証言はありません。
統合失調症を伝える工夫として、動画が極めてわかりやすく、かつ短くまとまっているというのもポイント。誰でもわかるような言葉のみを使っており、動画の長さは4分半くらい。口調も画面も明るく、誰でもさくっと見られるようにかなり計算されています。

【#ぺこマリ体操】ホロメン来るかな?みんなと一緒に朝の体操!最終日【ホロライブ/兎田ぺこら/宝鐘マリン】

兎田ぺこらと宝鐘マリンの「ぺこマリ体操」が、夏休みの朝15日間に渡って行われました。
ふたりが早朝にVRChatの公園に集まり、ホロライブメンバーを題材にしたオリジナルの体操を行うというもので、ホロライブメンバーの参加はいつでもウェルカム。ふたりも衣装を変えたり、くまりん(小さいくまの宝鐘マリン)が登場したりと、毎日変化があるため見ていて飽きない構成になっていました。もちろん兎田ぺこらと宝鐘マリンは完璧皆勤賞です。

毎朝VRモードで(兎田ぺこらはおそらく3点、宝鐘マリンはフルトラッキング)VRCに入って動いているのは、ちょっとすごい。入れ替わり立ち替わりのゲストも3Dの姿で来てくれており、ホロライブでは本格的にVRCでのVRコラボが出来るよう、整備されているようです。3Dでのコラボをするためにスタジオを借りるとなるとどうしてもスケジュール面で難しさが出てしまいますが、VRCでここまでのびのび自由に、楽しくコラボが可能になったというのを証明してくれたマイルストーン的な連続企画になりました。
3DボディがまだないFLOW GLOWのために、かわいらしいくまのぬいぐるみ型ちびキャラボディを、わざわざ兎田ぺこらと宝鐘マリンが準備してあげていた、というのもとても素敵な話。
今回のぺこマリ体操の2週間、綺々羅々ヴィヴィがしっかり早起きをして皆勤賞を取るという快挙を成し遂げています。どの回を見てもわかるのですが、どんな日でも絶対ゲストとして彼女が来ているはず、というのは安心感が半端ではないです。ふたりからも半レギュラー的に、ものすごく可愛がられていました。また小さなアバターで心から楽しそうにはしゃいでくれるので、マスコットキャラ的な存在感も絶大でした。彼女もVRでしっかりログインしていたようで、とてもよく動き回っているので見ていて楽しいです。
ふたりのぺこマリ体操、公式のホロナツクイーン決定戦など、ホロライブとホロライブメンバーはかなり積極的にVRC活用に力を入れていくようです。今後どんな面白い使い方をしてくれるのか、期待が高まります。

虎の火を借る / 虎眼ぼん【1st Original song】

虎眼ぼんのファーストオリジナルソングMVが公開されました。虎の威を借る…とはよく言いますが、タイトルは「虎の火を借る」。虎眼ぼんの活動理念がしっかりでているタイトルです。

概要欄の一文が非常に印象的。「私は、ヒーローみたいに眩しい光で君の道を照らせない
それでも確かにあたたかい灯でありたい」画面越しのリスナーに元気を分け与え、道を照らして支えになれるように……という内容の歌詞は真摯でありつつ、背伸び感がありません。ヒーローにはなれなくても、等身大の視線を持ちながらせいいっぱい歌って虎の火で道を灯す、という歌詞は控えめにすら感じられてしまいますが、だからこそ彼女の本気が伝わってきます。
疾走感抜群のギターロックは、パワフルな歌声が魅力の虎眼ぼんの歌声にぴったり。全体の力強さはもちろんのこと、サビの高音部のファルセットはまるで祈りのように美しく、歌詞の思いを本気で届けようという迫力があります。この曲の情熱に惹かれた方は、普段の歌枠配信も熱気やエモーショナルがたっぷり感じられるはずなので、見てみるのをおすすめします。

世界で一番のアイドル / 天音かなた(official)

天音かなたは8月13日(水)に有明アリーナで1st Solo Live「LOCK ON」を開催しました。その最後に歌われた曲で、終わったあとMVが公開されたのがこの「世界で一番のアイドル」です。
天音かなたは自他共に認めるかなりコアなドルオタで、アイドルが好きで憧れて、そこから歌を歌いはじめ、音楽が好きになったというVTuberです。今回の作品は彼女のアイドル哲学が深く刻まれた作品になっています。

このMVはよく見ると天音かなたがデビューしてから今に至るまでの、アイドル道を駆け上がる様子を再現したものになっています。ファンだったら初期の「PP天使」を見て、懐かしさが込み上げてくるかもしれません。
天音かなたは片方の耳が聞こえません。だから音楽を続けるのが本当に辛く苦しかったというのをしばしば語っています。MVではその苦労は直接は描かれていませんが、これを知ってからMVを見て歌を聴いて歌詞を読むと、気付かされる点もあると思います。
天音かなたは歌うときにものすごく楽しそうに歌います。今回の作品も、自身の武器でもある高音を活かしながら飛び回るようにはつらつと歌っています。それは「世界で一番の『幸せな』アイドル」になっていることを噛み締めているかのようです。彼女がハッピーに歌うとき、聴いている側もハッピーになれる。そんな幸せの連鎖を感じさせる作品です。

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