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VTuber 2020.09.06

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(8月29日~9月4日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)の動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

Vtuberだけで暮らしていけるのか?1年間の収入を公開

メエシカちゃんねるが貴重なデータを公開してくれました。比較的長くVtuberとして活動している2人の現在、Vtuberとしての月の収入はどのくらいなのか。広告収入スパチャにわけて解説しています。

シビアなデータ、とも取れますし、「趣味のVtuber活動」なのか「Vtuberで食べていきたい」のかのビジョンを分けて考える目安、とも言える動画です。クオリティが高くても評価されるのは運任せ…という現状はなんとかなってほしいところではありますが、現状を知るデータの1つとして見る価値のある内容です。

【聖地巡礼】『君の名は。』葵とバーチャルデート【リメイク編】 Visit the real-life locations of the movie, “Your Name”.

富士葵のこの動画、かつてからのファンからしたらハートに刺さるものがあるはず。というのも「君の名は。」聖地巡礼デート動画は彼女がデビューしたばかりの、まだすっぴん(前モデル)だった頃、ほとんど無名に近かった頃にアップされた動画リメイクだからです。構図も含めほぼそのままリニューアルです。

2017年12月、Vtuberとしての活動が特に早かった富士葵。そもそも「バーチャルYouTuber」という概念も全然知られていなかったこともあり、再生数も二桁程度。その次の、当時珍しかった歌動画「なんでもないや」で大バズりし、現在の活動に至っています。
ほぼ3年の間ですっかり有名になった富士葵。しかし彼女と彼女のスタッフは、初期からの活動を大事にした動画をたまにアップし、過去の歩みを大切にし続けています。

三分でわかるVRベネツィア国際映画祭会場案内

バーチャルヒーラーすのう・あにぅVIVEアンバサダーとしてVRベネツィア国際映画祭に参加。その時の様子を短く三分でまとめてアップしました。ベネツィアの旅行気分を味わいつつ映画祭の様子がわかる、気軽に見られる動画です。

9月12日まで行われているベネチア国際映画祭「Venice VR Expanded」にVIVEアンバサダーのVtuberたちが参加している様子はこちらで見ることができます。会場では実際に映像やVRを各ブースで見ることができる、まさに映画祭。見ると興味がわいてくる内容が、しっかり紹介されています。

おすすめを聞いてみた!初めてのベースを買いに行く!【はじめてベースシリーズ①】

バーチャルベーシストの花奏かのんによる、初心者向けで具体的な超お役立ち動画。予算数万以内の初ベースはどれがいいか、知らない人にはなかなか選べないものなので、これから手を出す予定の人に、一度は見てほしい内容です。

おそらく少しでもかじったことがある人なら、納得のチョイスだと思います。じゃあ高額はだめなのか?というとそうではないこともちゃんと解説。大事な部分をおさえつつ、難しい話は省いた非常にわかりやすい内容。①とのことなので、今後の動画も楽しみです。

【羽鳥ぽぽぽ】鳩が鳩アパレルを探してみた【第225羽】

羽鳥ぽぽぽは動画すべてが絡みという、ガチ鳩Vtuber。今までは豆知識メインだったのですが、今回からは「やってみた」動画も撮るとのことで、何をやるのかと思いきや「鳩アパレル探し」。やっぱり鳩!

他のチャンネルではまず紹介されないであろう鳩アパレルが続々登場。結構あります。鳩視点だけでもこんなにも楽しめる、というのを実感させてくれるこのチャンネル。羽鳥ぽぽぽの鳩な可愛らしさを楽しみながら、あらゆる鳩知識を知ることができるので、過去動画も是非チェックしてみてください。

狂気的!?ホラーなもの募集した結果・・・!?【ホロライブ/赤井はあと】

視聴者の映像・画像など参加企画を毎週土曜日に行っている赤井はあと。今回は恐怖・狂気なもの編。3Dを駆使したりイラストを描いたりと、ありとあらゆる手でホラー作品をファンが制作しています。がちめの作品からネタに走るものまで、かなり技術力を注ぎ込んだ作品がバリエーション豊かに楽しめます。すぐ見たい人は、コメント欄の有志がまとめたタイムスタンプを利用するのをおすすめします。


海外からの投稿も多かったのが、演奏ができる人特集。ピアノやギターの演奏はもちろん、一人で二本のギターを同時に弾いたり、マイクラで音ブロックを組んだり、ボイスパーカッションをしたりと多種多様。見応え抜群です。
またオタク部屋写真募集をした際は海外からの投稿の方が日本よりも多かったようで、部屋の構造やオタク生活のありかたなど文化そのものが異なっているのがわかる内容になっています。
他にもVtuber合コン企画を練ったり視聴者と料理対決をしたりと、かなりかっ飛んだ企画多数。興味がある方はTwitterハッシュタグで参加してみよう。

【検証】人はフリージアを何時間歌い続けることができるのか? Singing Stream【町田ちま/にじさんじ】

町田ちまは歌のうまいVtuberとして知られていますが、今回彼女が挑んだのは「フリージア」を何時間歌い続けられるか、という耐久配信。歌う曲は「フリージア」のみ。トークはほぼなし。結果徹夜で8時間以上かけて、100「フリージア」を達成しました。
すごいのは、8時間「フリージア」を歌い続けても、全く歌のレベルが落ちないままだったこと。喉を痛めているという様子もなしで、ハイクオリティな「フリージア」が朝まで続きました。
同時接続者数は朝4時くらいに一旦下がりましたが、ラストのクライマックス(朝の8時くらい)では2万5千人に到達。日本のトレンド1から3位を町田ちまが独占する事態になりました。
ところどころコメントに反応して替え歌も入れていますが、基本どこをとっても「フリージア」。非常にシュールながらも、歌がうまいのでBGMに使えてしまう、おそらく前代未聞の挑戦でした。ただ彼女のことなので、二度とやらないとは言えなさそうなのが恐ろしい。

羽子田チカ × Niwa – 星凪の地 MV

羽子田チカNiwaによる歌声に、「高い城のアムフォ」の巡宙艦ポンタのアニメーションが付けられたオリジナルソングMVがアップされました。飛行機を見る女学生たち、描かれるのは空を自由に飛ぶ遊覧飛行と、ミサイルで人を殺していく戦闘機。飛行機アニメーション制作者なども作中で表現され、かなり多角的に飛行機と世界と人間を描いています。カット割りやレイアウトのこだわりが尋常じゃなく、かつとても個性的。

透き通るような2人の高音は、まるで爽やかな風のよう。羽子田チカの柔らかくささやくような声色と、ハモリでは低音だけど超高音もキレイなNiwaの歌声が絡み合い、どんな形であれ飛んでいく飛行機と、それを見る少女の姿にオーバーラップします。
「人は傷つけあって誰も見向きはしないのに、それでも世界は 輝いてるの」という歌詞をどう受け取るかは、映像と歌声を聞いたそれぞれの人次第。何度でも鑑賞できる、見れば見るほど発見のある、傑作MVです。

【Acapella】全部声 おねずみがやってきたぞっ GYARI/ころねぽち【多重録音で歌ってみた】

アカペラ全部自分の声多重録音で人気のころねぽち。今回はGYARI氏の人気擬音歌作品をアカペラで歌い上げています。リズム楽曲なだけあって、ころねぽちの歌唱スタイルとの相性抜群!

リズム隊ころねぽちと、歌唱隊ころねぽちの動きの差の演出で、とても画面がにぎやか。ころねぽちは歌動画・アカペラ動画を中心に人気があり、海外のファンも多くついているVtuber。ポップな見た目と確かな音楽技術はさらに多くの人を魅了していくはずです。

【深海暗子 MV】Encore is Dead【No.20】

https://www.youtube.com/watch?v=uEOohzZlzRM

深海暗子がオリジナル曲MVを発表しました。イントロからディープな音が響き、クライマックスは心臓の鼓動の如くハイスピードなガバキック。重たさと揺さぶりのある音は、ぜひともクラブミュージックとしてかけてほしい。

非常にパワフルな歌声とパンチ力抜群のシャウトが歌詞にシンクロ。映像上に飛び出す歌詞と歌の疾走感も組み合わさって、見るものを貫いていく作品に仕上げられています。
深海暗子の歌声はその独自の力強さがクセになるので、このMVで興味がわいたら今までの歌ってみた動画も是非見てみてください。同じくらいの興奮が得られるはずです。

サマータイムレコード /じん (covered by AXF)

ラトナ・プティのチャンネルにアップされたのは、にじさんじメンバー8人「AXF」による「サマータイムレコード」のカバー曲。現在あっという間に100万再生を突破しました。

「AXF(AlleXceed Familia)」とは、ゲーム「ARK」内で組まれたトライブ。ゲーム内PvP戦争のために結束したチームです。弱小チームに仲間が集まり大きくなっていく様子は物語性がとても高く、葛葉「AlleXceedはこれにて解散!」の宣言できっぱりと活動を終えました。
メンツが再集結し、かつての「ARK」での思い出を秘密基地に例えてこの曲を歌いました。その流れ自体があまりにもエモーショナル。共に過ごした楽しかった思い出がキラキラしたものに変わり、作品として昇華されました。
今からさかのぼって「ARK」の活動を全部見るのは大変ですが、誰か一人のアーカイブの「AXF」の活動を順に追ってみると、この曲の特別さをひしひしと感じられるはずです。

輪廻るセカイと罪ノ果実/歌:アキ・ローゼンタール【アシノ/オリジナル曲】

https://www.youtube.com/watch?v=dQhnQo_V9S8

ボーカルはアキ・ローゼンタール、作曲はギタリスト・アシノ、作詞は鷹森ツヅル、ピアノ・DolphinというVtuberクリエイター陣が送る、耽美度高めの豪奢なオリジナルソングがアップされました。ゴシック調なメロディと音色に、アキ・ローゼンタールの色気と儚さと芯のある意志を感じさせる歌声が重なることで、強い心を持つ女性像が美しく表現されています。

https://www.youtube.com/watch?v=Kn7lfgJPCjk

これはアシノのオリジナルアルバム「A MOMENT」に収録された作品のひとつ。他に高峰伊織朝ノ瑠璃花奏かのんが参加しています。収録されてるインストアレンジはかなり凝っていてクオリティが高い作品に仕上がっているので、是非こちらも聴き比べてみて下さい。

まんじゅう『約束』Music Video

バーチャルシンガーソングライターまんじゅうがアップしたオリジナル曲は、ギター一本で感情をあらわに、そしてセンチメンタルに歌い上げるバラード曲。季節の中をすごすまんじゅうの姿はとても寂しそうだけど、視線の先は前向きで、しっかりと強い。

VRchatをフル活用したMVはノスタルジックな色味に溢れていて、心の切ない部分を締め付けてきます。喪失感あふれるか細い声から、決意するように大サビに向かってたくましく力強く声が高まっていく表現力が見事。大切な誰かについての心の奥底からの思いが、映像の作りも相まって感情を揺さぶってきます。まんじゅうのほんわかしたビジュアルだからこそ、さらに心象イメージがかきたてられる。なおこの曲はファーストミニアルバム「約束」に収録されています。

VRchatでライブも行っているまんじゅう。アップされているオリジナルソングMVはキュートなものから感傷的なものまでじっくりつくられたものばかりなので、そちらも是非御覧ください。

#2「サイレン(original)」MV -波羅ノ鬼(ハラノオニ)-

波羅ノ鬼の新作MVは、ストーリー仕立ての映像がとても印象的な作品。舞台は1926年の渋谷。すでに飼い主が亡くなっている時期の忠犬ハチ公のエピソードを交えながら、波羅ノ鬼の過去をつづります。なぜ髪の毛が短いのかの理由が、やりきれないエピソードとともにわかる内容です。

誰かとの距離に戸惑いつつ変化していくことを描いた歌詞を、泣き出しそうなほど切ない歌声で噛みしめるように歌い上げています。歌詞と映像に歌声の繊細な表現がシンクロ。是非MVとして通してご覧ください。

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