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VTuber 2020.08.30

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(8月23日~8月28日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)の動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

【 朗読 】よだかの星/宮沢賢治【セフィラ・スゥ】

https://www.youtube.com/watch?v=L3XWrkiNU1Q

セフィラ・スゥがアップしたのは宮沢賢治「よだかの星」の朗読動画。内容は誰もが知るものですし、時間も30分弱。ちょっとした休憩時間に見ると、心を癒やしてくれる演劇作品になっています。本文パートの丁寧な語りの優しさと、よだかをはじめとした登場キャラクターのセリフの演技表現が非常に巧み。繊細な声の表現で世界観をはっきり描いてくれます。

もともとやさしい顔が印象的な彼女ですが、今回の朗読では微笑みと慈しみの表情が数多く見られます。まるで温かく見守る先生か母親のよう。作品の表現に加えて、彼女の温和な魅力もよく伝わってきて、心地よさも抜群の動画です。お布団でのお休み前にも是非。

KawaiiCameraV2紹介動画

動く城のフィオが公開したのは、VR内でかわいくありたい人のための必須アイテム「KawaiiCameraV2」の紹介です。一人称視点だと自分がどんなポーズをとり、どんな顔をしているかわからないもの。それをミラーで映してくれる、頭に連動する自分だけに見える表情確認モニターになっており、Avatar3.0にも対応しています。

常にKawaii表情をしていたいあなたの為、とうたわれています。一人称視点は本当に慣れないと(慣れても)自分のポーズや顔が思い通りのものかわからなくて不安になるので、是非導入しておきたいギミック。撮影などの際に邪魔にならないのも素敵です。集合写真を撮る際には必須になりそう。
日本のVR内のKawaii文化は、こういう細かな努力と配慮で生み出されています。

ミライアカリは空気を読んで超豪華罰ゲームを受けに行くのか

おなじみリアクション芸人Vtuber(?)ミライアカリに仕掛けられた検証ドッキリは「すごい罰ゲームが用意されていた場合、超絶簡単な問題をあえて忖度して間違えるか否か」というもの。非常にYouTuberらしい企画で、ニヤニヤさせられます。

待っているのはド派手な罰ゲーム。ハマったほうが撮れ高大。とはいえ問題が簡単すぎる。しかも全問正解で彼女が好きな宮本フレデリカグッズがもらえる。となると心は揺れ動く。果たしてミライアカリはどうするのか…。
 こういう人間YouTuberがやるお題をバーチャルな存在がやるからこその「バーチャルYouTuber」という名前を思い出すような内容。困らせてリアクションを見たくなる娘トップクラスのミライアカリの反応を楽しみましょう。

【死体】東京湾に沈めるのは難しい

以前「死体は山に埋められない」という話題でバズった懲役太郎。今回は「じゃあ海に沈めればいいのでは?」というドラマでよく見かけるシーンに対しての検証をしています。そもそも海辺沿いは監視カメラだらけ。捨てることなんて可能なんだろうか。結論としては「おすすめしない」とのことでした。
犯罪やヤクザのリアルを語り続ける懲役太郎の話。雑学知識として、また創作をする人も聞いておいて損はない内容です。

性欲って何歳まであるの? 高齢者の性とピンク業界

ピンク業界や夜のお仕事についてのリアルを語る金美館通りの藤村さん。普段から現実的な話を具体的に扱っているチャンネルですが、今回は「高齢者の性」というなかなか語られる機会のない、タブーにされがちな話題。どうしてもスルーされてしまいがちな話を、元現場の声として赤裸々に語っています。
実際に性的機能に衰えがあっても、本来欲求は持っているものであり、擬似的にでも満たしたいという心が老いた男性にはあるもの。それを「気持ち悪いもの」として若い人は見てしまいがちになってしまい、男性としての自信を失ってしまう…。高級店がなぜ120分もあるのか、カウンセリング的役割としてのお風呂屋さんについての藤村さんの熱い語りは是非ひとつの意見として聞いてみてください。

Minecraftにじさんじサーバー夏祭り2020




Minecraftのにじさんじサーバー(にじ鯖)で、夏祭りが行われました。桜凛月を初めとしたスタッフメンバーで、神社やお化け屋敷や屋台を大々的に設営。最後は超規模の花火大会で締めくくっています。

今回の夏祭りはにじさんじライバーが40人近くが同時に遊びにきた、かなり大掛かりなもの。Minecraftは自分の3Dモデルを使わずに、作ったアバターで同じ画面の中でコラボができるという非常に便利なツールでもあるので、夏祭り会場の群像劇を見ているだけでかなり楽しいです。
おすすめは客観的に回っている月ノ美兎視点。仲良しが集まって一緒にお祭りを楽しんでいるライバーたちの姿を、その外側から見てまわっています。途中から樋口楓と合流し、元気に楽しむ様子もかわいらしい。また花火の最中にいたずらで花火打ち上げシステムの裏側に潜入。いかに凝った仕掛けを組んで打ち上げを行っていたのかが見られるので、こちらも是非見てみてください。マイクラをプレイしたことがある人なら、これだけの花火を打ち上げるのがどれほど大変かもわかるはず。素材の量も建築技術もギミックのテクニックもあわせて、イベント運営者の技術力と根性を知ることができます。お化け屋敷の想像力と設計技術はみんな絶賛。
紅ズワイガニやcrossingやブルーズなど、仲良しグループ視点全部ニヤニヤほっこりてぇてぇものばかりなので、にじさんじファンなら何度でも楽しめるはず。今年の夏、お祭り中止で寂しかったファンの心を埋めてくれる、素敵な夏祭りでした。

お祭りの後に、ともに設営スタッフだった桜凛月と樋口楓が「secret base」の歌ってみたを投稿するというのは、あまりにも粋。夏の終り、最高の思い出。なおこれが桜凛月初めての歌動画投稿です。

【 #にじビアの泉 】明日役立つ にじさんじトリビアを あなたに【にじさんじ】

当時見た人なら誰もが覚えているであろう「へぇ~」で有名なトリビアのなんとかパロディ企画。にじさんじの知られざる話を集め、審査員に見てもらう「にじビアの泉」グウェル・オス・ガールによって開催されました。審査員は伏見ガクえるジョー・力一。アシスタントはフミ

にじさんじに詳しい人ならまあまあ知ってそうなものから、意外すぎるものまで登場。新しくライバーを知るきっかけとしてもいい題材になっています。驚きのネタになると伏見ガクがすごい勢いで「へぇ~」ボタン連打するのも楽しい。
フミのアシスタントまわしや、グウェルの点数引き上げトークも、番組リスペクトでユニーク。飛鳥ひなの「へぇ~」声もかわいい。本当に知っていても役には立たない、明日使えるムダ知識だらけで、見どころ満載です。

【#Eのから騒ぎ】超有名漫画家が大集合!センシチブ漫画家編【因幡はねる / あにまーれ】

因幡はねる「Vのから騒ぎ」は、この記事でも度々取り上げている大型コラボシリーズです。今回は特に「Eのから騒ぎ」と称して、アダルト・センシティブ漫画家を集めての赤裸々トークという非常に珍しいもの。
同人誌活動をメインにしつつVtuberとしても精力的に活動している伊東ライフをはじめ、数多くのコミックスを出版しているヒット出版の雄・師走の翁、「水龍敬ランド」という言葉がネットで概念化すらしている水龍敬、動画投稿を続けVtuber人気も伸び続けているクリムゾン、一般誌で連載しつつも激しい情熱を止められずセンシティブマンガに足を踏み入れた西義之と、活動範囲もスタンスもバラバラなメンバーが集結。多様な角度から成人向け漫画の世界を見ることができる貴重な機会になっています。

活動の形も、足を踏み入れた理由もバラバラなので、「あるある」で通じ合うところもあれば、全く違う経験もあり。お互いについて興味深く語り合っています。特に西義之はジャンプ作家でありつつ、エロ漫画家の先輩たちに深い敬意を持って憧れている立ち位置。なぜエロを描き始めたのかから、自らをめぐる特殊なできごとまで貴重な話をぽんぽん出してきます。同人とプロの世界も大きく異なっており、いいところ困ったところ両方むき出しに。今のサブカルチャー最先端として是非チェックしてほしい内容です。

VTUBER SONIC FESTIVAL2.0音楽動画選

Vtuberが多数集まって音楽動画や歌配信などを行っている大型企画「VTUBER SONIC FESTIVAL2.0」が行われました。かなり多彩なメンバーが参加しているので、その中からいくつかご紹介。気になる方は参加者のチャンネルをチェックしてみてください。

https://www.youtube.com/watch?v=HCH-k86c1nY

イベント内イベントの「GoToバーチャルトラベル ~音楽の旅~」は、日本全国のVtuberがそれぞれの都道府県を音楽で紹介していく内容。凝ったものが多く郷土愛に満ちた内容になっています。

Emnyeca(アムニェカ)の「Lue Lana」はVtuberの命の儚さを歌ったオリジナルソング。超高音のサビに向かうメロディが強烈な印象を放ちます。

プログレッシブロックスタイルのギターが魅力的な、スラヲの「壊れた時計」。透き通るような歌声が「時計」の意味を考えさせてきます。

渚乃奏は精力的にポエムコア・ヒップホップのオリジナルMVを制作しているVtuber。今回自作3Dワールドの中で熱く言葉を紡いでいます。

荘厳なクラシック調の世界観とVtuberを重ね合わせた、アヴァンギャルドな映像に引き込まれる咲耶の作品。声楽家らしいオペラ調の歌声が耳に残ります。

【Sound Horizon/1人17役】硝子の棺で眠る姫君 – 保崎メンマ【Cover MV】

Sound Horizonの楽曲といえば、ミュージカル調で多数の人間で歌い上げていくのが特徴ですが、17人分を一人でやってしまったのが保崎メンマ。歌いわけが見事すぎる!

もちろんメインの歌の表現力はばっちり。一人で多重録音した歌声のハーモニーが非常に美しい。またSound Horizonならではの高らかな狂気的笑い声も完璧。この曲はモチーフが「白雪姫」がベースなのでわかりやすく、一気に聞けます。まずは何も考えず聞いて、その後歌い分けを是非チェックしてみてください。

ジェムカンMV豪華二本立て


GEMS COMPANYが8月22日に一気に2本、かなり豪華な作りのMVを同時にアップしました。ふとっぱらにもほどがある。
ジェムカンといえば大人数の女の子たちが次々にダンスをしながら入り乱れて、次々フォーメーションチェンジするのが見どころ。今回は9人のメンバーが目まぐるしく移動し、楽しませてくれます。今までを知っている人なら、ダンス技術の向上にもワクワクするはず。

センターが決まっておらず、次々に入れ替わっていくのも今回の魅力の1つ。「ときめきドリームライン」は巨大飛空艇を舞台に、前に向かって動いていく力強い羽ばたきを歌い上げ、キュートな衣装でダンスを見せてくれます。「ゴールデンスパイス」は制服型の衣装がキリッとかっこいい。パワフルで前向きな夢を掴む歌であり、応援ソング的な明るさも持っています。
GEMS COMPANYは正式にエイベックスからメジャーデビューが決定しました。ますますキラキラ輝く彼女たちの魅力、見逃しませぬよう。今のうちに推しを見つけておくのを是非ともおすすめしたい。

【LazuL × pLL】「スイミー」#鏡見みら 【オリジナルMV】

project Little LindoLazuLのコラボ曲、鏡見みらのオリジナルソング「スイミー」が公開されました。真っ白い少女の姿が印象的なこのMV、白紙のノートを見つめるように、変わらないままの日々と葛藤する少女を描きあげた作品です。

書こうとしても書きかけで止まってしまう曲。走っても走ってもうまく行かない。少女はそれでもあがき続ける。歌詞の苦しさを心の底から表現するように、絞り出した声で歌い上げていきます。ブレスの強さ苦しさは激しさに注目してほしい。
「やってもかわらない」苦しみは共感する人もおそらく多いはず。だからこそサビに向かって、それでもあがきつづけ前に進もうと戦う力強さと、メロディの高まりが刺さります。もうだめだという時でも動く力を与えてくれる作品です。

夜見乃エネ(Ene Yomino) – Unexpected ERROR (Prod. Yooh) [Official Music Video]

デビュー一発目にしてバリバリのサイバーMV! 夜見乃エネのオリジナル楽曲は未来感が強烈な、力強いEDMテクノソング。青と緑の光が基調の未来万華鏡のような映像の疾走感に酔わされます。

かなり攻撃的でパンチのきいた歌声が印象的。リアル、バーチャル、プログラムなどの単語の混じった歌詞は、自己紹介にある「ポンコツVirtualAndroid」である彼女の存在の意味にも大きく関わってきそうです。活動全般を期待させてくれる一曲です。

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