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VTuber 2020.05.31

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(5月23日~5月29日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)の動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

神椿市建設中。#01 「予告編」

KAMITSUBAKI STUDIO「花達と椿と君。vol.2」で発表した「神椿市建設中。」の動画。元々GPSゲームとして作成していたものの、昨今の事情で成立させるのが難しくなり、頓挫しかけていたところの方向性を変えたもののようです。

現時点ではまだまだどういう形態になるかわかりませんが、視聴者が文字と想いで参加し、創造の街を復興していくゲームスタイルのプロジェクトのようです。廃墟とレトロが入り交じる街の様子、佇む花譜、心を揺さぶる要素満載。「今必要なのは、「離れていても繋がっている」体験と物語。それを生み出すべく、鋭意開発を行っています」という公式の発表を見つつ、続報を楽しみに待ちたいところです。

KAMITSUBAKI STUDIOのヰ世界情緒にも大きな動きがあるようです。現時点では不明ですが、独特な空気をまとった彼女なだけにかなり動向が気になります。

KAMITSUBAKI STUDIO春猿火もオリジナル曲MVを新たに公開。ラップも得意な彼女のかっこよさを存分に活かした、オリエンタルな曲に仕上がっています。

ちなみに多様な発表があった「花達と椿と君。vol.2」の直後に、KMNZリズがKAMITSUBAKI STUDIO所属DUSTCELL「CULT」のカバーをアップ。粋なカバーPVに双方のファンが大喜び。DUSTCELLは先日アルバム「SUMMIT」を発売したばかりです。

コンサルに相談

まりの歯は「歯」の形のVTuber。シニカルなような、ほっこりするような、シュールなような、独特なテンポのショート動画を多数アップしています。今回はYouTuberが視聴者を笑顔にするにはどうすればいいかをコンサル(?)に相談する動画。

数字と笑顔。かなり難しい命題を織り込んだ会話を見ることが出来ます。内容のまとめ方の妙もさることながら、言葉のチョイスがかなり特異で、見終わった後もう一度見たくなる。

「絵本作家」では、なかなかに哲学的内容を動物の会話を通じて表現。詩的なような、難解なような、ずっこけなような。このとぼけと深みが、まりの歯の味です。
過去動画はものすごく大量にある上に、全ての動画が短くきっちりまとまっているので、どこからでもいいので見てみてください。かなりやみつきになります。

メタフィクション漫画の最高峰「連載島」/Notラブコメじじいの漫画れびゅう#07

ラブコメじじい相田コメゾウは、普段はラブコメ漫画を紹介しているVTuber。今までの動画数が尋常じゃなく多いので、サムネイルがラブコメ博物館と化しています。
そんな彼が極稀に、どうしても紹介したいものとしてアップしているのが「Notラブコメじじいの漫画れびゅう」シリーズ。今回アップしているのは「連載島」というメタフィクション。
解説が非常に難しいスタイルの作品を、かなりわかりやすく噛み砕いて、具体例も的確に用いながら紹介しています。相田コメゾウは単行本化されていないような作品でも、自分のアンテナに引っかかったらそのしっかりプレゼンしています。信頼できるレビュアーとして、定期的にチェックしてほしいVTuberです。

【雑談】私のよく使う化粧デッキ、公開🙈【月下カオル/ホロスターズ】

https://www.youtube.com/watch?v=bZ9L81Z0NmQ

ホロスターズの月下カオルは女装男子VTuber。先日のベイブレードASMRなどのように、ユニークな企画と軽快なトークで人気が上り続けています。今回は手持ちの化粧の紹介をする配信。男性のメイク(メンズメイク)を披露するVTuberは非常に珍しい。男性の姿でも、女装時でも使えるメイクを解説しながら、コメントと意見交換をしています。

「なぜ使うのか」「どこがいいのか」が化粧品では重要ですが、しっかり一つ一つ使う意義を解説しているので、メイク経験がない方が多いであろう男性にとって大変役に立つ内容。ハードルが高そうに感じるメンズメイクが、意外と安くて効果があることを丁寧に語っています。

朗読バトルロワイヤル|噛んだら即退場!最後まで生き残れ!! 【にじさんじ/叶】

のチャンネルで行われたにじさんじの生き残り対決。朗読に自信がある面々が集まり、噛んだり感じを読み間違えたりしたら即死亡、というライバーの技術が問われるシビアな対決を行いました。

ちょっとのミスで即退場のため、緊迫感が強烈。その一方で脱落組がコントなどで妨害する様子も楽しい。とはいえ実際に朗読配信をしている鈴木勝や、公式番組でアナウンス役をやっているシェリン・バーガンディなど、読み上げることに長けたメンツなだけあって、非常にきれいな朗読を7人分楽しめる内容になっています。

推しラジ(仮)

MonsterZ MATEのコーサカ飛鳥ひなが行った「推しラジ(仮)」は、アイドルやキャラやVTuberや声優などに対しての「推し」活動について視聴者からコメントを募集し、掘り下げて語る対談ラジオ。ライブに行った帰りにこんな話するよね、という共感できる話や、お前の推し事はえらい!と褒める話題などをポジティブに取り上げています。
2人ともVTuber・アーティストとして「推される側」であると同時に、大好きなものに対して愛を注ぐ「推す側」でもあるので、両方の視点から幅広く語っているのが興味深い。普段から「推し事」について悩める人にTwitterや配信で声を発している2人、頷かされる話題ぞろいです。

最近の活動やこちらの世界について飲酒雑談

実況配信者ガッチマン氏がバーチャルとして活動しはじめたガッチマンV。またたく間に登録者20万人を突破し、本チャンネルと並行して精力的に活動しています。そんな彼の、素の「VTuberになった感想」が聞けるのがこの配信。「V界隈の外側から見たVTuber」の視点でゲーム実況者ファンに対してわかりやすく語っている、貴重な内容になっています。
「てぇてぇ」「バ美肉」など、VTuberファンの間で使われていて、それ以外の人にはわからない、かつ説明がどうにも難しいネタを、丁寧に誠実に話しています。
現在ゲーム実況界隈とVTuber界隈はあまり接点がありません。ファン層もほぼかぶっていないのがこの配信でわかります。そこをぶち破ってきたのがガッチマン氏。売名ではないこと、荒らしたくないことなど細心の注意を払っている様子も見られます。彼の行動は今後ゲーム実況とVTuberの双方のファン・プレイヤーのいい刺激になりそうです。
ときのそらとガッチマンVのホラーゲームコラボは、どちらもホラー耐性MAXなため全然驚かずに頼もしく進んでいく独特な雰囲気で進行し、ガッチマンファン・ときのそらファン共に好評でした。

world’s end, girl’s rondo – 分島花音 / Covered by Ally

AllyのMVを見て真っ先にハッとさせられるのが、長い髪の毛とマイクについた布をたくみに利用したダンス。Allyは画面の中央で全身を映されているのですが、この2つがしなやかに身体の周囲で揺れることで踊りがダイナミックなものになり、シンプルなのに画面が華やかになっています。

かなり難しいキーとリズムの曲を、感情豊かに歌い上げる表現力が見事。耽美感のある曲は、パワーのある歌声と軍服型のキュートなファッションにぴったりマッチしています。攻めの姿勢で歌うシンガーとして、どんどん活躍してほしいところです。

【歌ってみた】濁雨【ViANKiEカバー/オリジナルMV】

VirtualSinger ViANKiEがアップした曲は、雨を題材にした「濁雨」のカバー。曲調に合わせた、泣きの入った歌声が魅力。高音部分は哀しみやいらだちが入り交じる、激しくも憂いを帯びた声で表現されています。この動画では本人は出ていないのですが、パパ氏が作った幻想的なイラストと映像が彼女の声を彩っています。

一つ一つの曲に艶やかさとエモーショナルを注ぎ込み、全力で燃やしているかのような熱を感じさせるのが、ViANKiEの持ち味です。

【ゾンビランドサガ】フランシュシュ「佐賀事変」/ 星街すいせい with ホロライブファンタジー【歌ってみた】

ボーカリストとして人気を伸ばし続けている星街すいせい3Dライブでも披露していた「ゾンビランドサガ」の劇中歌「佐賀事変」を、ホロライブファンタジー(三期生)とのフルMVで公開しました。

レトロビッグバンド調のメロディに、艶めかしくパンチの効いた星街すいせいの声がばっちり噛み合い、セクシーな曲に仕上がっています。
ホロライブファンタジー組は個性のある声のメンバーが多く、結束力が普段から高いこともあり、コーラス部分でのキャラ立ちとバランスがばっちり。アイドルグループとしての強さを感じさせます。
かっこよさ抜群の演出のみならず、イラストの面々の髪や衣装がなびくアニメーションのクオリティの高さにも驚かされる。隅から隅まで手のこんだMVです。

【MV】D.I.Y. / BOOGEY VOXX (Prod by D.watt)

ラッパーのFraとボーカルのCiからなるVirtualアンデッドユニットBOOGEY VOXX。D.watt氏のプロデュースのオリジナル楽曲「D.I.Y.」は、タイトルの通り全て自分たちでハンドメイドしていく楽しさを描いたハッピーなチューン。

行動すればなんでもできる、なんせ死んでから見てる夢だから永遠に醒めない、というノリがとても心地いい。そいつぁ最高にポジティブだ。
クリアーに響くCiの歌声、パワフルでどんどんアッパーになっていくFraのラップ、2つが組み合わされると、向かうところ敵なし感が半端じゃない。3月に活動を開始したばかりですが、すでにかなりのカバーMVがアップされています。

1437 – Motocano feat.窓辺リカ

窓辺リカがアップしたのは、インパクト抜群のMV。音はハードコア・エレクトロニカ・ノイズ。ハイスピードのビート、不協和音、けたたましい雑音、メロディラインにわざとあわせていないささやくような歌声。一発で耳に残ります。ガビガビにノイズの入ったブラウン管の画面に映る少女と、飛び交う歌詞が脳に焼き付く。
タイトルの1437は、SCP-1437から来ているようです。謎だらけの歌詞に様々な解釈の余地があるのも含めて、聞き入ってしまうMVに仕上がっています。

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