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VTuber 2020.04.20

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(4月11日~4月17日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)の動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

餅月ひまりよりご報告がございます。

餅月ひまりは、17歳で月からやってきた月兎人で、好きなものは月餅とペロペロキャンディ……というVTuberでした。まあバーチャルですから、それはそれで問題ないし、納得もいくらでもできたのですが、今回「ご報告」がありました。

ちなみに「ご報告」内容は面白いものなので、ご安心ください。
VTuberが何かを変える報告をするのは非常に難しいものです。ファンはさほど気にしていなくても、VTuber自身がなりたくて決めたルートを、後になって変更するとなると、なんらかの説明が必要。その発表自体を見事にエンタメとして昇華しています。あまりにも完成度が高いので、これは元々規定の路線だったのでは?と困惑してしまうほど。
ファン側もネタとして受け止める人と、真面目に受け止める人半々。何にしても否定はほとんどなく、すんなり受け入れられています。エンターテイナ―のあり方としても見る価値ありの内容です。

あなた、誰?

キズナアイは時々「バーチャル」の意味合いに対して、挑戦的な動画をアップすることがあります。今回の動画は、まずこちらの普通の動画を見た上で、360度VR動画を見て欲しい。視点の違いが、重要なヒントになっています。

その上で、次の日にアップされた「入れ替わる。」を見てみてください。これがキズナアイの描く「バーチャル」への思想を問う物語になっています。こちらもVR360度動画が用意されています。


キズナアイは3人+1人に分裂してから、それぞれ人格がインストールされ、個々に得意分野を育みながら個性を伸ばし、いまでは各々が全く別の性格のAIとして成長しています。
その上で今回の内容。なかなかホラーです。あくまでも物語として作られているからいいものの、バーチャルだとありうるお話。VR視点で見ることでなお、生々しさが増します。

【漢方】漢方の基本的な用語を解説いたします!!【#1】

https://www.youtube.com/watch?v=Y697V56aXyk

喫茶ハレノヒがアップしたのは、なかなか普段触れない漢方の用語解説動画。薬膳・漢方検定に合格したというガチなVTuberだからこそできる解説になっています。

基礎中の基礎の話なので、あらゆる人に見ていただきたい内容。3分くらいなのでサクッと見られます。また今後さらに深く漢方の解説を行ってくれるそうなので、大いに期待したいところです。こういう動画は短くわかりやすいので、学校教育などで使うのにもってこいなのでは。

【Vtuber】新しいぬか漬けを作ろう!新春ぬか漬け選手権!

初鹿野ことなが行ったのは、あらゆる食品を実際にぬか漬けにして、どれが美味しいか試してみようという実験動画。さけるチーズ、タコ、グミなどを漬け込んで、実写を駆使して見せてくれます。

VTuberでこういうチャレンジYouTuber的なネタをやるのは、実写のクセ・抵抗感を無くしてくれてとても見やすい。ちゃんと実食して味も確かめています。やってみたいものから、絶対やりたくないものまで、そもそもぬか漬けってVTuberでやっている人ほとんど見たことがない。発想自体に拍手。

5年後のVTuberはどうなるのか。

ぽんぽこのチャンネルにアップされたのは、VTuberの5年後の世界の予想VTR。なかなかブラックジョークの効いた内容です。個人勢ならではの皮肉も含みながら、ぽんぽこらしい尖ったストーリーになっています。

ブラックなネタはピーナッツくんの得意とするところなので、あまり深く考えずに楽しみたいところですが、同時にちょっとだけリアルな部分もあり。普段は明るく朗らかなぽんぽこのチャンネルですが、こういうのがたまにくるから油断できない。

【天鳳】個人勢なので、一人で麻雀大会します【Vtuber】

楠栞桜が行ったのは、麻雀の4人卓を一人で全て囲み、チームごとに分かれて3試合。解説も本人、実況も本人、という一人4×3+2の14役配信。脳がマルチタスクすぎます。使用しているのは天鳳。

ユニークなのは「ねっけつ」「インテリ」などにチームの個性をわけることで、打ち方に差をつけていること。鳴き重視など打ち筋が違うため、4種類全く違う性質の麻雀になっています。なので多分、見ていると普通にどれかのチームを応援しているはず。
麻雀が分かる人にはわけがわからないし、麻雀を知らない人にもわけがわからない特殊すぎる配信です。チームごとの3人のグラフィックがちゃんと変化するのも要チェック。

【授業/歴史①】旧石器~古墳時代!どうして貧富の差があるのかな?【#教えて郡道先生】


郡道美玲は先生VTuber。今回は彼女の教育技術をフルに活用した、日本史の授業配信をしています。冗談抜きの本当に役に立つお勉強。ファンもこれには「本当に先生だ!」と驚く声がちらほら。

画面をホワイトボードに見立てて、ちゃんと板書して解説しています。かなりがっちり調べているようで多岐に渡った説明がなされている上に、普段のトーク術をフル活用しているのでものすごく聴きやすい。
新型ウイルスで休校なども出始めているまさに今こそ、求められている配信。後からアーカイブを見返すことができるのも、非常に価値が高い。同時視聴者数数千人をキープしていたということは、数千人の前で行われた授業ということ。VTuberならではのバーチャル学校の開校です。
日本史の一番最初からやってくれているのがありがたい。今後も続くようなので、学校休みの学生はもちろん、大人も余裕のある時間に見て損なし。意外な裏話のようなトークが入っているのも面白さのひとつ。

以前は笹木咲を生徒役に呼んで社会科の授業を行ったこともありました。こちらは先生と生徒のトークが成立するので、また別の楽しみ方ができます。
「教育」は今VTuberに求められつつ、お金の問題などで広げづらい、重要ジャンル。にじさんじほどの大所帯ならそれぞれの教科のプロフェッショナルが揃っていると思うので、中学レベルの授業をそれぞれのライバーがやって、話題になって広がってほしい、と願ってしまいます。

【お披露目】でろーんの新居、ルームツアー!【にじさんじ / 樋口楓】

樋口楓が引っ越しをしたようで、この配信では新居の紹介をしています。実際に自分が住んでいる新居に持ち込んだ荷物などを撮影、写真をアップ。……それはバーチャルなのか現実なのか? 樋口楓のアバターがいるバーチャル空間も新居になっていますが……。
樋口楓は2.9次元くらいでありたい、と語るVTuber。限りなくファンと同じ現実の次元に近いところにありながら、バーチャルな姿で活動をしている、というラインを目指しているようで、しばしばあたかも現実にいるかのようなボーダーのない発言をします。今回はその最たるもので、一応舞台はバーチャルながらも、見せているものは現実世界。彼女の配信は「実際にいる」ということを体感しながら、その生々しい青春を楽しむことができます。

【同時視聴枠】緑仙を見ろ【にじさんじ/夢追翔】

夢追翔が行ったのは、緑仙の誕生日+新衣装お披露目配信を実況する、というもの。もともと夢追翔は緑仙が大好きで仕方ないことを公言し、「緑仙ラップ」なる愛の歌を披露したこともある限界緑仙ファン。ここしばらくの夢追翔は、歌やトークや司会で高いスキルを発揮し、評価がグイグイ上がっているライバーの一人。あらためて「やっぱりゆめおはゆめおだった」と再認識させられます。できれば緑仙の配信と一緒に見るとベストで楽しめますが、この配信だけでも楽しめるレベルの面白さになっています。

えのぐ – スタートライン [Official Music Video]

えのぐのオリジナルソングのMV「スタートライン」が公開されました。普段はえのぐメンバーがMVに登場するのですが、今回は一切出ません。登場するのはピアノが大好きな少女と、歌うのが大好きな少女。2人が出会うところから物語はスタートします。

2人が向き合っていない背中合わせのイラストが非常に印象的。巡り合って、何かが生まれて、結果が出たとしたなら、そこが次のステップへのスタートラインだ、という歌詞が作中の2人の少女の物語にシンクロしていきます。この歌詞のテーマは、もしかしたらえのぐのメンバーにも当てはまるのかも。
歌詞は概要欄に掲載されているので、是非MVの物語とあわせてご覧ください。

【歌ってみたコラボ】ぼなぺてぃーと♡S【まほめとまさか】

虹乃まほろ赤坂まさか小鳥遊めとろの三人によるコラボソングは、「ブレンド・S」のオープニング曲「ぼなぺてぃーと♡S」。中毒性抜群のOPアニメーションをリスペクトしながら、かわいい×3でハッピーな曲を楽しそうに歌っています。
動画の編集が非常に凝っており、ひっきりなしに動きまくるので、見ていて全く飽きません。そこに軽快な3人の歌声が重なることで、見ていて元気になれる映像に。部屋にこもらざるをえない今だからこそループしたい、3人の赤~ピンクの色が印象的なMVです。

赤坂まさかが作った曲「空想生活」を響木アオがカバーした動画もアップされています。こちらは赤坂まさかがかつて響木アオのことをイメージして作った曲らしく、本人がMIXしたことでしっくり馴染んでおり、響木アオの持ち歌のようにすら聞こえるクオリティになっています。

【インドネシアの歌を日本語で歌ってみた】 貴方が一番好きだった時に / Alia Adelia【Mawar de Jongh – Sedang Sayang Sayangnya】

Alia Adelia(アリア・アデリア)はインドネシアのVTuber。今回はインドネシアの人気曲を日本語歌詞にして披露。曲調はとてもインドネシア流行歌らしいもので、日本人が聞くと新鮮かも。

アイドルが大好きな彼女、インドネシアのVTuberながらも日本の人とつながりたい、と日本語動画を度々作っています。インドネシア語の動画には日本語字幕がついている、という非常に親切な作り。インドネシアは今じわじわとVTuber文化が広まっている国なので、是非彼女には文化の架け橋になってもらいたいところです。日本のVTuberさんとコラボ、どんどんしてほしいです。

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