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VTuber 2018.10.07

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(9月29日~10月5日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)の動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

【2018年度】上半期VTuber流行語大賞

(10月3日)

あさひが行ったのは今年の上半期の、VTuber界隈の流行語大賞3,404票を集計して、人気だったものベスト30を紹介しています。VTuberファンなら聞いたことがあるものばかり。元動画も紹介されているので、元ネタをチェックすることもできます。果たして一位はなんなのか…?

VTuber界隈の用語は特殊すぎて、テレビや新聞にはまず出てこないものばかり。というか文化的に、他の単語では代えがきかないものばかり。今のVTuberの話題を知ることができる、必見の動画です。

【ためになる】明日使えるVTuber用語講座【重大告知あり】

(10月4日)

小山内めいがアップしたのは、VTuber関連の用語を詳細に説明する動画。「清楚」「収益化」など、VTuber全体を象徴する、意味が独自に変化した言葉を選んでいるミーム紹介動画です。上のあさひの「流行語」動画と合わせてみることをオススメします。

VTuber界隈のミームは日に日に変化し、流行り廃りがものすごく激しい。だからこそ知っておくと、どう文化が変容しつつあるかが俯瞰して見えてくる。クレバーな幼稚園児・小山内めいと、バーチャルな存在を見守ろう。

スズキセシル また変身する!!

(10月1日)

スズキセシルが投稿したのは、変身動画…という名目の自作カスタムアプリの紹介。現在だと「Vカツ」や「カスタムキャスト」などがVTuber3Dモデルカスタムツールとして注目されていますが、それと同じような機能のアプリを「VTuber活動の支援プロジェクトとして公開予定です」とのこと。これはすごい!

アニメソング紹介をメインコンテンツにしているスズキセシル、今回は「Re:ゼロから始める異世界生活」のキャラクターの髪型にする、というところからスタートし、異世界といえば「ポールのミラクル大作戦」とか「ダンバイン」を思い出しますよね、と話が展開。そ、そうかな…? いつものレトロアニメトークになっていて安心しました。
アプリの公開は現時点では未発表。他のアプリと違ったデフォルメのキャラクターが作れそうで、今から楽しみです。

黒猫洋品店 CM

(9月29日)

クロイニャンの活動がアップしたのは、3Dモデルオーダーメイドの黒猫洋品店のCM。バーチャルな世界にある洋品店を紹介する動画で、猫耳の店主がお客の話を聞きながらアバターをこしらえていく様子が描かれます。

黒猫洋品店は、UnityやVRchatに使える3DCGモデルの制作を請け負っているモデラー。人間型のアバターをオーダーメイドできるそうで、実際にバーチャルミュージシャン八月二雪のQキキなど、すでに利用されているモデルもあります。
自分だけのモデルを作って欲しい、という人は一見の価値あり。かなり安い方(全身で20万円~とのこと)なので、公式サイトを覗いてみてください。
こういうお店がメジャー化すれば、ネット上で1人1アバターの時代はそう遠くなさそう。

【輝夜月最高!!】れでぃ。によるカグヤルナライブ感想動画!平成最後の夏の最高のお祭りを今、振り返る!!

(9月30日)

れでぃ。がアップしたのは、8月30日の「ルナライブ」の感想動画。描きおろしのイラストを多用して、当日の熱気を再現してくれています。実際見た人も、見られなかった人も、当日のテンションは伝わるはずです。

技術や構成面での話もさることながら、このライブがどういう思想で作られていたのかに鋭く切り込む内容。イラストでイメージを表現しながら、非常にわかりやすく説明しています。やはりこれは、「輝夜月のライブ」だったのだと痛感させられます。

Deadend【バイノーラル】

(10月2日)

白百合がアップしたのは、渋谷ハジメ渋谷ハルユキミお姉ちゃんなどのメンツが集まって収録した、声劇。イラストはサムズ・ボボ
元々PUBGなどのゲームが好きな面々。みんなが訪れたのは「ゾンビワールド」。バーチャル世界のメンバーが、NPCゾンビを見て楽しんでいました。ところがバーチャルワールドにエラーが発生。パニック物語へと変貌していきます。

ただのドラマではなく、VR機器を身に付けていた、という設定のリアルワールドの視聴者も巻き込み、途中から一人称視点に。物語は後半、大きな変化を遂げます。
メンバーを知らない初見でも十二分に楽しめる内容。個性が濃い目に出ているので、登場VTuberを知らない人には、導入編としてもオススメ。
加えてそれぞれの普段のコラボ様子がネタとして練り込まれているので、ファンなら倍楽しめます。

2DVTuber舞鶴よかと、実写の博多グルメを手に持って食す


博多をPRする舞鶴よかとがアップしているのは、実写を用いた食レポ動画。舞鶴よかとは2DモデルのVTuberですが、ガンガン実写世界に飛び出し、食べ物を手に持ち、パクパクと食べます。凝った映像になっているので、見てみてください。

博多弁でハイスピードに語る舞鶴よかとのかわいらしさもさることながら、彼女のアップする動画はどれもこれも表現テクニックが尋常じゃない。2Dよかとをグイグイ動かし、背景や効果を巧みに利用し、一風変わった映像作りをしています。しかも食べている音はバイノーラル。飯テロ度はかなり高いです。

【理原ひなり&みるくぷりん】わたしたちのこれからを占う配信【アマリリス組】

https://www.youtube.com/watch?v=NetPr7DXLRc

(9月30日)

解散したアマリリス組。元メンバーのみるくぷりん理原ひなりが「楽しんでクビになりましょう!」と、コラボ企画したのはお葬式とこれからを占う配信。タイトルと、開幕すぐの振り切った画面ですっかり視聴者のノリもよくなり、参列者として「香典」という名のスーパーキャットを投げる展開になりました。明るい配信です。

解散後に登録した人もかなり多いようで、この配信後に急上昇ランキングに2人とも入ったほど。今までと変わらずどころか、かなりふっ切れた配信を行いはじめています。理原ひなりのお料理配信ではニャキ子が(配信の際ひなりがWi-Fiを借りる普通の友人)が声で登場するという展開も。

2人を含む解散前の元メンバーは、アバターやチャンネル、Twitterアカウントはそのまま保持している個人VTuberとなるので、これからの活動はどんどん応援したいところです。

第2回 検閲生放送、懲役24時「刑務所オフ会」


普段から刑務所内のリアルな話などを動画にしている、バーチャルな囚人・懲役太郎。普段は動画ですが、今回は「検閲生放送」というタイトルで、生放送、っぽい別のものを行っています。
概要によると「前回の放送で頂きましたコメントに今回の録画にて反応することで、生放送にとても似ている録画を放送します」とのこと。
放送内で流れるコメントは前回のもので、動画なので検閲が入ってピー音も流れる。視聴者は「次回配信を意識した、時を超えたコメント」を懲役太郎からお願いされます。つまり、直接は懲役太郎と視聴者は接触していない。
面会する際に検閲が入る、というのをバーチャルに再現した、ユニークな手法です。URLを開いて、コメント欄と、映像の左に流れるコメントを比較(できれば第一回と第二回の動画を比べると面白さアップです)しながら見てください。

芸人を目指すVTuberゆーはむ、先輩にダメ出しされまくる


お笑い芸人を目指す「ゆーはむ」こと葉邑ゆう。実写のアイクぬわらと一緒に、今年のM1にも出場しており、ワタナベエンターテインメントに、正式にタレントとして所属しています
彼女の動画は、芸人になるためネタ作りを続けるもの。ワタナベの芸人が続々登場しています。
ツッコミ役としてM1に出て漫才を仕上げるも、少々彼女の芸風は迷走気味。ゲストとしてやってきた芸人のハナコ四千頭身とコントを教えてもらう中で、かなりガチめなダメ出しをされます。

ハナコにはコントの仕草の問題を指摘され、修正されます。四千頭身からは、ツッコミは0点、とかなり手厳しい意見。
今まで「かわいい」で押し切れていたゆーはむが、ここにきて一気にキツイことを言われているのは、かなり面白い展開。それでもかわいい路線を保持するのか、技術面でバンバン叩き直されていくのか。上の二本はコントのテクニックについて実践的に語られているので、ここからは熱血芸人成長物語を見せて欲しい。

ところで彼女、ハナコ・四千頭身どちらに対しても、切り返しとしてバーチャルなボケを繰り出しています。髪型を変えるのに美容院に行けず50万円かかるとか、部屋はグリーンバックじゃなくてピンクだとか。こっちの方がVTuberにしかできないコントだし、キレが断然よくて笑いも取っているのですが、果たして…?

高評価ボタンの使い方で分かる幸せへの第一歩

(10月5日)

浜千波は、動画の中でメタ的にVTuberになるなど、ちょっと変わった切り口で少女の物語を綴っていくVTuber。今回は「YouTubeの高評価ボタンを押せば幸せになれる」という、状況だけ切り取るとインチキのような内容。しかし話が進むにつれて、どうもギャグではない様子が漂い始めます。

人はなぜ高評価ボタンを押すのか、という問題に切り込んだ、かなり鋭い内容の作品です。例えばその日の気分で、押さなくていい低評価ボタンを押すこともある。人間の心理と「高評価ボタン」という現実に何かが変わるわけではないもの、そこから見える「幸福」について描かれています。
浜千波の動画は、ユーモアとペーソスを序盤に入れながら、最終的にバーチャルな思想と人生を語っていく内容が多め。見終わった後には、じっくりと余韻が味わえます。

【要塞】無人島猿島!へ出兵!

(10月3日)

しあレコードは、ここしばらくの間ありとあらゆる場所に旅行にでかけ、自分の手で収録した映像を案内しています。奈良の大峰山洞川温泉郷栃木県佐野採石場跡秩父、そしてバリと、一つの動画に対してのコストのかけかたとフットワークの軽さが尋常じゃない。
彼女がでかけたのは、神奈川県横須賀市の猿島。観光地ではありつつも、不便の多い無人島です。

旅ならではのワクワクやしょんぼりをネタに入れながら、猿島の様子を紹介。特に後半の砲台地下施設の様子は、一緒に旅行をしているかのようで、見ごたえがあります。
他にも楽器演奏やミニ四駆、グッピーの飼育など、多岐にわたって趣味を撮影している実写系VTuberです。

【入門】vtuberが教えるプログラミング講座①【プログラミングとは?】

(10月1日)

KAGAYAKI STARS所属のバーチャルSEアイドル琴みゆり。「100万回の愛してるなんかよりも一行のfor文ですよ」などの名言を残す、プログラミング系VTuberです。彼女が今回行ったプログラミング講座は、これからプログラミングを始めたい人や、全く興味がなかった人向けの、超入り口動画。完全にゼロからでもわかる解説になっています。

なぜプログラミングが必要なのか、という解説から、機械学習、AIの話まで。夢の広がる内容を、難しい言葉を使わず噛み砕いてわかりやすく紹介してくれます。
今回は概要までなので、これから具体的にプログラミングを教えてくれるのも期待したいところ。バーチャルSEアイドル、需要あると思います。

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