VTuber(バーチャルユーチューバー)のバーチャル美少女ねむさんは、自身が手がけた小説「仮想美少女シンギュラリティ」をAmazonの電子出版にて販売開始したことを発表しました。価格は480円(税込)です。販売先はこちら。
ねむさんは2017年9月より活動しているVTuberで、仮想通貨の話題やVTuberの技術などの解説についての動画を投稿しています。VTuberブーム初期において、雷鳴がとどろく中で延々と自問自答を繰り返すという異様な雰囲気の動画が、「バーチャルYouTuber界のラスボス」として話題となりました。
今回発売された「仮想美少女シンギュラリティ」はねむさんが執筆した小説で、クラウドファンディングにて資金を調達し、目標金額の400%の額の支援を獲得しました。本作はVTuberをテーマとしており、上記のねむさんが自問自答するシーンを交えた、人類の進化の可能性を描いたSF作品となっています。また、表紙イラストは少年エースで「恋する寄生虫」を連載中の漫画家ホタテユウキさんが手がけています。
「仮想美少女シンギュラリティ」あらすじ
脳と機械を繋ぐ「ブレイン・マシン・インターフェース」(BCI)研究者の「私」は、実験中に意識を失っている間に、自分がバーチャルYouTuberとしてアイドルデビューしたことに気づく。YouTubeに残されていたのは、謎の仮想美少女「ねむ」が「お前は誰だ」と自問自答する奇妙な動画だった。
ねむの目的は何なのか? 人類はついに現実の肉体のくびきから開放され、新人類へと進化するのか? 進化を目前とした人類の葛藤と恐怖を鮮やかに描く黙示録。