GoogleがHTC Vive向けに2016年4月に公開したペイントアプリケーション「Tilt Brush」は、3Dに絵を描く新しいアートを生み出すアプリとして注目されています。グーグルは、本ツールに関する新しい試み「Tilt Brush Artist in Residence Program」(AIRプログラム)を実施しました。AIRプログラムは、アーティストたちが1箇所の拠点でTilt Brushを使用した創作活動に取り組むというもの。2016年には60名以上のグラフィックデザイナー、イラストレーター、ダンサーなどさまざまなアーティストが参加しました。
Googleは2016年に60人以上のアーティストとともに、VRでアートを作りました。 Googleによると、この試みの主な目的は、アーティストたちが「新しい技術やツールを使ってスタイルを探求する」ことです。アーティストたちは、グーグルのTilt Brush開発チームにツールそのものへのフィードバックも行いました。
このレジデンスの参加者として選ばれたアーティストの例としては下記の通りです。
- Glen Keane -映画『リトルマーメイド』のアニメーター
- Susan Kare – 最初期のMacのフォントとアイコンを作成
- Jonny Yeo – イギリス系ポートレート画家
- Dustin Yelln – Pioneer Worksの創始者
- Bradley Theodore – 画家
- Peter Chan – コンセプトアーティスト・イラストレーター
- Bob Mankoff – ニューヨーカーの漫画家
- Justin Roiland – アニメ『リック・アンド・モーティ』の制作者
- Scott McCloud – 漫画家
- Alex Hirsch – Gravity Fallsの漫画家
- TitMouse – Chris Prynoski、Antonio Canobbioの制作
詳細なプログラム内容や、今後数週間および数ヶ月にわたって成長しているビジュアルについては、公式サイトから見ることができます。
(参考)
Google VR Announces Tilt Brush Artist in Residence Program
http://vrscout.com/news/google-vr-tilt-brush-artist-residence-program/
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