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VR動画 2019.01.29

シェイクスピアをVRで「ハムレット」1時間超の長編VR作品公開

中世イギリスの演劇作家、ウィリアム・シェイクスピアの作品「ハムレット」を題材としたVR映像作品が公開されました。「Hamlet 360: Thy Father’s Spirit」と命名された本作品は、アメリカの劇団Commonwealth Shakespeare CompanとGoogleが共同で制作を手がけました。

YouTubeにて公開されているため、対応VRヘッドセットはスマートフォン用のGoogle Daydream、一体型VRヘッドセットLenovo Mirage SoloやOculus Go、スマートフォン向けVRゴーグルなどの各種デバイスで体験することができます。

ハムレットの父としてVR体験

演劇「ハムレット」は、シェイクスピアが執筆した作品の中でも4大悲劇として分類される作品の1つです。物語は、デンマーク王国の王子、主人公ハムレットが、父を殺害し王位を簒奪した叔父を討ち復讐を果たすという筋書きです。

「Hamlet 360: Thy Father’s Spirit」は、演劇「ハムレット」をアレンジした現代劇です。本作の体験者は、物語の冒頭で死亡し、その後ハムレットの前に亡霊として現れるハムレットの父親として物語を体験します。「Hamlet 360: Thy Father’s Spirit」の上映時間は約1時間です。

Hamlet 360: Thy Father’s Spirit本編映像

シェイクスピアを題材としたVR/AR作品は他にも

2019年1月現在、シェイクスピアの演劇を題材としたVR/AR(MR)作品は複数制作が行われています。その中でも代表的な作品が、イギリスの劇団Royal Shakespeare Company(以下RSC)とMRデバイス開発企業Magic Leapが共同で制作した「The Seven Ages of Man」 です。MRデバイスMagic Leap Oneを活用したMR演出と、RSCの役者が演じる舞台の融合が、本作の特徴です。

「The Seven Ages of Man」は、ユタ州で2019年1月24日から2019年2月3日まで開催されるサンダンス映画祭で上演されます。

(参考)UploadVR


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