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VRゲーム・アプリ 2023.04.02

「インディー・ジョーンズ」に影響を受けたルームスケール型VRアクションのQuest 2版が発表―今週の気になるVRゲームニュースまとめ(3月27日~4月1日)

「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は3月27日~4月1日の関連ニュースが対象です。

目次

1. ルームスケール型VRアクション「Eye of the Temple」Quest 2版が発売決定
2. VRMMORPG「Zenith: The Last City」初代Quest、初代PSVR版のサポート終了が告知
3. VRステルスアクション「Espire 2」13のミッションを追加する無料アプデ実施
4. 闇に覆われた香港のスラム街が舞台のVRアドベンチャー「Hong Kong Obscure」発表
5. 最後の労働者の奮闘を描くVR対応アドベンチャー「The Last Worker」発売

ルームスケール型VRアクション「Eye of the Temple」Quest 2版が発売決定

2021年10月よりSteamで販売中のVRアクションゲーム「Eye of the Temple」のMeta Quest 2(Quest Pro)版が発表されました。本稿執筆時点で具体的な発売日は不明ですが、近日中を予定しているとのことです。

「Eye of the Temple」は映画・小説などで知られる名作冒険活劇「インディー・ジョーンズ」シリーズに着想を得たVRアクションゲーム。プレイヤーはトレジャーハンターの主人公になり、危険な罠をかい潜り、襲い来る敵たちを手にした鞭で振り払いながら古代寺院の最深部を目指します。

個人開発者のRune Skovbo Johansen氏が5年の歳月を費やして完成させた作品で、最低2m×2mのスペース確保が必須となる、ルームスケール形式のプレイスタイルが最大の特徴。罠の回避、地形移動、攻撃のすべてをプレイヤー当人が直接動いて実施する作りとなっています。

今回発表されたQuest 2版も最低2m×2mのスペース確保が必須になるとのこと。基本的なゲーム内容はオリジナルのPCVR版と変わりないですが、グラフィック全般はQuest 2向けに新規に作り直されているようです。

(参考)UploadVR

VRMMORPG「Zenith: The Last City」初代Quest、初代PSVR版のサポート終了が告知

SteamMeta Quest StorePlayStation Storeにて販売中のVRMMORPG「Zenith: The Last City」の初代Meta Quest、初代PlayStation VR(PSVR)版(※海外専売)のサポート終了が発表されました。

「Zenith: The Last City」は日本のRPGやアニメなどに影響を受けた世界を舞台にしたVRMMORPG。リズムアクションゲーム風の戦闘システム、100時間強の膨大なコンテンツを特徴としています。

発表によれば、サポート終了は9月15日を予定。PSVR版は「Ver 1.2.2」以降のアップデートが不可能となり、今後のアップデートで追加されるコンテンツが楽しめなくなります。Quest版に関しては、ゲームアプリそのものの起動が不可能になるとのことです。他のPCVR、PSVR2、Quest 2(Quest Pro)版は今後も引き続きプレイ可能となります。

(参考)UploadVR

VRステルスアクション「Espire 2」13のミッションを追加する無料アプデ実施

Meta Quest Storeにて販売中のVRステルスアクションゲーム「Espire 2」の最新無料アップデートが配信されました。このアップデート適用で、「Espire Ops」と称された新たな13のミッションが追加されます。

「Espire Ops」は前作「Espire 1: VR Operative」と本作「Espire 2」の狭間を舞台にした設定で、開発のDigital Lodeによれば、ストーリーをさらに掘り下げる内容になっているとのこと。また、用意されたミッションは3種に分別されていて、それぞれで異なる戦術が試される作りになっているようです。3種の詳細は以下の通りになります。

◇「Sneaking Ops」
アラームを鳴らすことなく、目的地への到達を目指すミッション。

◇「Take Down Ops」
フィールド上を徘徊する警備員を全員、気づかれることなく無力化させるミッション。

◇「Elimination Ops」
隠密行動関係なしにあらゆる手段を駆使して任務遂行を目指すミッション。

このほかにも今回のアップデートではオンラインマルチプレイのマッチメイキング仕様の改訂、エイムアシスト機能の再調整なども実施されています。詳細はMeta Quest Storeの「Developer Post」掲載のパッチノートを参照ください。

(参考)UploadVRMeta Quest Store(Developer Post)

闇に覆われた香港のスラム街が舞台のVRアドベンチャー「Hong Kong Obscure」発表

新作VRゲーム「Hong Kong Obscure」が発表されました。発売日は本稿執筆時点で不明。Steamのストアページによれば、販売形態は早期アクセス版になるようです。また、日本語には未対応となります。

「Hong Kong Obscure」は闇に覆われ、怪奇現象が生じている香港のスラム街を舞台にしたVR探索型アドベンチャーゲーム。プレイヤーはこのスラム街に迷い込んだ主人公となり、謎の見えない敵に対処しつつ、怪奇現象の謎解明に挑みます。

最新の「Unreal Engine 5」によって細部まで緻密かつリアルに表現された街並み、不思議な装備を活用するゲームプレイが特徴。装備は懐中電灯、フリスビー、銃火器の3種があり、いずれも使うことで周囲の風景が変化するようになっています。見えない敵への対処にも3種の装備は必要で、基本的に肉眼で視認できるようにしたのち、銃火器で撃退するという手順を踏むことになるようです。

ストアページによれば、早期アクセス期間は半年から1年を予定。価格は製品版発売後の値上げはなく、早期アクセス時点での価格が維持されるとのことです。

(参考)Steam

最後の労働者の奮闘を描くVR対応アドベンチャー「The Last Worker」発売

新作VR対応アドベンチャーゲーム「The Last Worker」がSteamEpic Games StoreMeta Quest StorePlayStation Storeにて3月31日より販売開始となりました。

価格はSteamとEpic Games Storeが税込2,300円、Meta Quest Storeが税込2,208円、PlayStation Storeが税込3,080円です。また、SteamのPCVR版、PlayStation StoreのPlayStation VR2(PSVR2)版はそれぞれ、非VRによるプレイにも対応しています。
また、VR非対応となりますが、Xbox Series X|S版もMicrosoft Storeで販売を開始しています。さらにいずれのプラットフォームでも日本語に対応しています。

「The Last Worker」は機械による職場環境の自動化が進み、人間が用済みになりつつある暗黒の未来を舞台にしたアドベンチャーゲーム。プレイヤーは主人公こと最後の労働者(The Last Worker)「カート」になり、相棒のロボット「スキュー」と協力しながら、勤務先の流通センターの闇を暴くため、破壊任務を遂行していきます。

物資を見分けて処理する業務シミュレーション、敵に発見されずに破壊工作をこなすステルスアクション要素が入り混じったゲームシステムと、それを活かしたイベントが特徴。プレイヤーの取った行動次第で最終的な結末が変わるマルチエンディング制も採用されるなど、一筋縄ではいかない複雑なストーリー構成も見所のひとつになっています。

ソフトウェア概要

タイトル

The Last Worker

発売・開発元

Wired Productions、Oiffy、Wolf & Wood Interactive Ltd

プレイ人数

1人

価格(税込)

2,300円(SteamEpic Games Store)、2,208円(Meta Quest Store)、
3,080円(PlayStation Store

備考

VR非対応のXbox Series X|S版は税込2,350円

(参考)Steam、Epic Games Store、Meta Quest Store、PlayStation Store、Microsoft Store


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