「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は2月19日～2月25日の関連ニュースが対象です。
目次
1. VRTRPG「デメオ: ダンジョン アドベンチャー」全プラットフォーム版がクロスプレイに対応
2. 「Moss」に影響を受けたVRアクションアドベンチャー「Mixture」発売
3. VRハイブリッドシューター「Guardians Frontline」発売日が3月10日に決定
4. 「時空の檻」からの脱出に挑むVRローグライクアクション「Timeless Heart VR」発表
5. 超常現象発生中の屋敷の調査に挑むVRホラー「Shizue: Innocent curse」発表
6. クモ撃退アクションゲーム「Kill It With Fire」のVR版が発売決定
VRTRPG「デメオ: ダンジョン アドベンチャー」全プラットフォーム版がクロスプレイに対応
VRテーブルトークRPG「DEMEO」（デメオ: ダンジョン アドベンチャー）のPICOプラットフォーム版のクロスプレイ対応アップデートが配信されました。2月22日に発売されたPlayStation 5、PlayStation VR2（PSVR2）版のプレイヤーとのマルチプレイも可能とのことです。
PICOプラットフォーム版の「デメオ: ダンジョン アドベンチャー」は2022年に発売。当初は先行発売済みのPC（Steam）、Meta Questプラットフォーム版、そして非VR版（Demeo: PC Edition）とのクロスプレイはできない仕様となっていました。今回のアップデートにより、全プラットフォームおよび非VR版も含む「デメオ: ダンジョン アドベンチャー」がクロスプレイに対応した形となります。
並行して、38の新しい実績を追加するアップデートも全プラットフォーム版にて配信（Epic Games Storeで販売中のPC版は後日実施）。これはPS5、PSVR2版の発売に合わせたものとのこと。また、細かなもので一部モンスターの3Dモデル、地下室のビジュアルといったグラフィック周りの細かな改善も実施されています。
「Moss」に影響を受けたVRアクションアドベンチャー「Mixture」発売
Meta Quest 2（Quest Pro）向け新作VRゲーム「Mixture」が2月24日、販売開始となりました。価格は税込2,490円。日本語に対応しています。
「Mixture」は人気VRゲーム「Moss」に影響を受けた、3人称視点のVRアクションアドベンチャーゲーム。錬金術師「セファイロス」、騎士「ソーラ」の2人のキャラクターに扮し、荒廃した世界を旅していきます。
鎌を使った軽快で派手なアクションを得意とするソーラ、その行く先を阻む障害物を取り除いたり、呪文によるサポートを得意とするセファイロスを連携させながら、様々な困難を乗り越えていくゲームプレイが特徴。「Moss」の影響を受けた作品らしい、2人それぞれ異なる視点構成もそのひとつです。
また、ソーラのアクションは全体的に派手で、それに応じてカメラも揺れ動くなど、「デビル・メイ・クライ」シリーズを思い起こさせる表現も盛り込まれています。
ソフトウェア概要
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タイトル |
Mixture |
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発売・開発元 |
Beyond Frames Entertainment、Played With Fire |
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対応ヘッドセット |
Meta Quest 2、Meta Quest Pro（※初代Meta Questには非対応） |
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プレイ人数 |
1人 |
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価格（税込） |
2,490円（Meta Quest Store） |
（参考）Meta Quest Store
VRハイブリッドシューター「Guardians Frontline」発売日が3月10日に決定
VRハイブリッドシューター「Guardians Frontline」の発売日が3月9日（※日本時間3月10日）に決定しました。既報通りPC（Steam）、Meta Questプラットフォーム（初代含む）向けに展開されます。
「Guardians Frontline」はリアルタイムストラテジー、FPSの要素を融合させたゲームシステムを特徴とするVRシューター。謎のエネルギー源の抽出を試みつつ、拠点に迫りくる敵の進軍を銃火器、宇宙船、メック（ロボット）などで食い止めていきます。
元々は「Guardians」（Guardians VR）の名で、2021年より早期アクセス版が発売中のタイトル。VRゲーム「Apex Construct」を手がけたゲームスタジオFast Travel Gamesにゲームシステムの独自性を評価され、製品版は同スタジオが販売担当の形で発売される形となりました。製品版は最大8人参加可能なマルチプレイのほか、レベルエディターの追加が予定されています。
（参考）UploadVR
「時空の檻」からの脱出に挑むVRローグライクアクション「Timeless Heart VR」発表
新作VRゲーム「Timeless Heart VR（タイムレスハートVR）」がSteamで発売予定です。本稿執筆時点で発売時期は未定。ゲーム内言語は日本語を含む4言語に対応しています。
「タイムレスハートVR」は謎の空間「時空の檻」を舞台に繰り広げられるVRローグライクアクションゲーム。プレイヤーは「時空の檻」に迷い込んだ旅人となり、空間内からの脱出と隠された秘密を求め、仲間の「レケーンリア」と共に戦いを繰り広げていきます。
2020年3月にSteamで発売された「Timeless Paradox VR（タイムレスパラドックスVR）」の流れを組む新作で、同作にて好評を博したスピーディな剣戟アクションはそのままに、属性相関、ランダム強化を始めとする新要素を追加。
また、ジャンルが前述の通りローグライク要素を持ったアクションゲームとなり、トライ＆エラーによる繰り返しプレイを前提とした作りに一新されています。
（参考）Steam
超常現象発生中の屋敷の調査に挑むVRホラー「Shizue: Innocent curse」発表
新作VRゲーム「Shizue: Innocent curse」がSteamで発売予定です。本稿執筆時点で発売時期は未定。字幕、音声ともに日本語に対応しています。
「Shizue: Innocent curse」はVRゲーム「カウンターファイト」シリーズを代表作とする株式会社トリコル開発のVRホラーアドベンチャーゲーム。しがない探偵業をしている主人公に扮して、母親からの依頼で祖母の様子を確かめるため、彼女が住まう屋敷の調査に挑みます。
屋敷の内部では、なぜか数々の超常現象が発生しており、プレイヤーへと襲い掛かってきます。それらの謎と真実を解き明かしつつ、目的の遂行に挑むというスリリングな構成を特徴としています。真夜中の古びた一軒家の内部を忠実に再現したグラフィック、遠方の様子がほとんど見えない（ある種、意図的と思われる）視界の悪さも見所です。
（参考）Steam
クモ撃退アクションゲーム「Kill It With Fire」のVR版が発売決定
PC（Steam）、スマートフォン、家庭用ゲーム機向けに発売中のクモ撃退アクションゲーム「Kill It With Fire」のVR版が発表されました。PC（Steam）、Meta Quest 2（Quest Pro）、PlayStation VR2（PSVR2）向けに2023年内発売予定とのことです。
（オリジナル版「Kill It With Fire」のトレイラー）
オリジナルの「Kill It With Fire」は、部屋のどこかに潜むクモの撃退に挑む1人称視点のアクションゲーム。（なぜか）クモを探知するレーダーを頼りに本棚、デスクに置かれた物を動かして彼らを見つけ出し、手持ちの武器を使って撃退していきます。
物理演算を活かしたリアルな挙動、銃火器にダイナマイト、果ては火炎放射器まで総動員してクモを根絶やしにするという、ハチャメチャなプレイスタイルで好評を博したタイトルです。
（VTuberキズナアイさんによるプレイ動画）
VR版こと「Kill It With Fire VR」では、この一連のクモ退治をVR特有の直感的な操作で楽しめるようにアレンジ。クモたちも間近でその姿を視認できるようになって、生理的嫌悪感が（いろんな意味で）グレードアップしているようです。
（参考）UploadVR、Steam
