「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は10月3日~10月9日の関連ニュースが対象です。
目次
1. PSVR版「Song in the Smoke」が予期せぬ問題により延期、新たな発売日は不明
2. クトゥルフ神話を題材にしたVRホラー「WATOS」発表
3. VRステルスアクション「Espire 1: VR Operative」Quest版対象の最新アプデ実施
4. 銃火器と魔法で戦うVRアクション「Outlier」Quest版の発売が決定
5. PSVR「嵐: 罪の城」戦闘と攻撃判定の改善を行う大型アプデ実施
PSVR版「Song in the Smoke」予期せぬ問題により延期、新たな発売日は不明
2021年10月8日、Oculus Storeで発売されたVRサバイバルアドベンチャー「Song in the Smoke」。当初はPlayStation VR(PSVR)版も同日に発売予定でしたが、開発の17-BITより延期となったことが発表されました。
予期せぬ問題により、日本向けPSVR版Song in the Smokeは、若干配信開始日が遅れる見込みとなりました。海外ストア向けPSVR版、及びOculus版は予定通り、10月7日に配信開始いたします。日本向けPSVR版の新たな配信日は、確定次第お知らせいたしますので、もう少々お待ちください!
— 17-BIT (@17_BIT) October 4, 2021
延期の理由は「予期せぬ問題」で、新たな発売日については執筆時点でも不明。しかしながら、「若干配信日が遅れる見込みとなりました」と綴られているため、それほど長く待たされることはないものと推測されます。
なお、海外PSVR版は当初の予定と変わらず、10月8日(※日本時間)より配信開始となっています。PlayStation Storeの商品ページによれば、海外版は日本語にも対応しているとのことです。
「Song in the Smoke」は神秘的な先史時代を舞台に、狩りや採集、戦いに身を投じていくVRサバイバルアドベンチャーゲーム。五感を駆使する本格的なサバイバル要素、VR特有の直感的な操作スタイルによる攻撃アクションなどを売りとしています。
(参考)17-BIT公式Twitter
クトゥルフ神話を題材にしたVRホラー「WATOS」発表
株式会社アストネスより、新作VRゲーム「WATOS」が発表されました。2021年10月8日からスイス・バーゼルで開催されるイベント「Fantasy Basel」にて、体験版が出展されるとのこと。また、本作のゲームコンセプトを紹介する映像も公開されています。
「WATOS」はH.P.ラヴクラフトの「クトゥルフ神話」を題材にしたVRホラーゲーム。執筆時点でゲームシステムの詳細などは明かされていませんが、映像ではいかにもクトゥルフ神話らしい異形の怪物が登場し、プレイヤーの脅威として立ちはだかることが示唆されています。また、1人称視点でランタンを手に持ち、館と思しき場所を探索している様子も紹介されています。
対応するVRヘッドセット、発売予定時期も執筆時点では未発表。ゲームシステム、ストーリーの詳細も含め、今後の情報公開が待たれるところです。
(参考)プレスリリース
VRステルスアクション「Espire 1: VR Operative」Quest版対象の最新アプデ実施
VRステルスアクションゲーム「Espire 1: VR Operative」のOculus Quest(Quest 2)版を対象とした最新アップデートが2021年10月7日より、配信開始となりました。
このアップデート適用により、「Oculus Challenges」機能が新たに追加。開発チームが毎週提供するチャレンジに挑めるようになりました。チャレンジのスコアはオンラインの専用リーダーボード上に記録され、他のプレイヤー同士との競い合いが楽しめます。また、Oculusモバイルアプリと連携すれば、フレンドを招待してスコア争いを楽しむといったことも可能です。なお、今回のアップデート配信と同時に始まったチャレンジは新マップが舞台。人質救出、潜入、破壊工作の3つのミッションが用意されています。
他のトピックとして快適性周りの改善が図られており、メニュー画面のデザイン刷新、リーダーボードなどのインターフェース周りの若干の変更も凝らされています。さらに軽微なものとして本編キャンペーンのカットシーンにおけるバグの修正、一部マップで問題を引き起こしていた要素の削除、差し替えも実施されているとのことです。
「Espire 1: VR Operative」は、潜入型アンドロイド「Espire Model 1 Operative」を操作して、敵の目を掻い潜り、時に暗殺を仕掛けながら任務を遂行していくVRステルスゲーム。2019年にSteam、Oculus Store(Quest / Rift)、そして海外のみとなりますがPlayStation VR(PSVR)向けに発売されました。
(参考)UploadVR
銃火器と魔法で戦うVRアクション「Outlier」Quest版の発売が決定
VRパルクール「STRIDE」を開発中のディベロッパーJoyWayの新作VRゲーム「Outlier」。SteamでPCVR版が2021年後半に発売予定となっている本作ですが、新たにOculus StoreにてOculus Quest(Quest 2)版も発売されることが発表されました。
「Outlier」は人類最後の生存者のひとりとなり、未開の太陽系惑星に蔓延るエイリアンたちに銃火器と魔法で立ち向かうVRアクションシューティングゲーム。遊ぶたびランダムで自動生成されるフィールドに武器など、ローグライク要素を取り入れた作りで、僅かな油断も許されないスリリングな戦闘シーンを特色としています。
米メディアUploadVRがJoyWayにメールで問い合わせたところによれば、Quest版は「App Lab」経由ではなく、公式アプリとして発売されるとのこと。発売日はPCVR版の後、2022年内を予定しているようです。
(参考)UploadVR
PSVR「嵐: 罪の城」戦闘と攻撃判定の改善を行う大型アプデ実施
PlayStation VR(PSVR)専用タイトル「嵐: 罪の城」の大型アップデートが配信開始となりました。主にプレイヤーから意見が寄せられていた問題点の改善と、変更に焦点を当てたものになっています。
— Arashi: Castles of Sin (@EndeavorOneInc) October 8, 2021
特に大きなものは近接戦闘時の刀の判定、敵の挙動の2つで、前者は命中するまでのタイミングが大きく見直され、敵の攻撃を打ち返しやすくなったとのこと。敵もプレイヤー側に接近しすぎてしまうことがなくなり、自然に剣戟が展開されるようになった模様です。ボスの動きも、今までよりも滑らかなものに改められているとのこと。
また、相棒の狼「ハル」がプレイヤーの前を歩いていると敵が察知するようになったほか、刀が対象に命中した際にPlayStation Moveモーションコントローラがガタガタと振動するようになる、プレイヤーの基礎体力上昇といった変更も加えられています。アップデートのさらなる詳細につきましては、本作の公式Twitterを参照ください。
「嵐: 罪の城」は封建時代の日本を舞台にしたVRステルスアクションゲーム。由緒ある「嵐家」の末裔で、エリート忍者の「筧志郎」を操作し、悪の浪人軍団「伊賀の六鬼衆」に占拠された城の奪還に挑みます。