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3Dモデルの権利トラブルを未然に防ぐ 利用規約テンプレート「VN3ライセンス」とは?

2月5日(金)、3Dモデルの権利者向けに最適化された利用規約テンプレート「VN3ライセンス」のバージョン1.00が公開されました。合わせて利用規約を選択式で作成できるジェネレータも利用できます。

そもそも、VN3ライセンスとは?

VN3ライセンス(Virtual Native 3D-Model License)とは、3Dモデル開発者やユーザーのバーチャル活動のサポートを目的に、有志が制作した利用規約のテンプレートです。

モデルの権利者(モデラー等)の意向が反映されるよう設計されているのが特徴で、ユーザー側の免責規定や反社会的勢力の排除など、権利者を保護するための条項が記載されています。

権利者は、BOOTHなどで3Dモデルを頒布する際、テンプレートを掲載することで利用規約をユーザー側に伝えることができます。

一般的に3Dモデルの頒布に際しては、「3Dモデルの商用利用はどの程度可能か?」「どこまでモデルのパーツを変更しても良いのか?」といった点が問題になりますが、その多くが口頭でのやりとりでされており、あいまいになりがちでした。VN3ライセンスは、約束事を文書ではっきりと説明でき、トラブルを未然に防ぐことを目的に作られています。

これまで、YOYOGIMORI氏作成の「【VRC / VRM 対応3Dモデル】imiut ver2.03」やポンデロニウム研究所氏の「オリジナル3Dモデル・メリノ」などの販売に、VN3ライセンスが利用されています。

利用規約の本文は、3DCG関連企業で法務経験もあるあしやまひろこ氏が作成。内閣府知的財産戦略推進事務局に出向し、参事官補佐を務める弁護士の出井甫氏がリーガルチェックを担当しています。

利用規約ジェネータで簡単作成が可能

モデル権利者が実際にテンプレートを使用する際は、利用規約ジェネレータを活用できます。これにより、自分自身で内容をいちから記述したり他者の規約をコピペしたりせずに、利用規約をそのままダウンロードできます。

作成された利用規約は自分自身の規約として利用可能。選択式と自由記述を組み合わせて、あらゆる規定を権利者の意思で個別に設定できます。

許可の範囲等を示すピクトグラムは、VRメディアクリエイターろーてく氏が担当。ジェネレータシステムはエンジニアのen.129氏が制作しました。

「バージョン1.00」の変更点は?

「VN3ライセンス」のバージョン1.00では、英語の記述に対応しています。これにより、海外ユーザーは日本語で書かれた規約を翻訳せずとも、モデルの利用規約を確認できます。

英訳については、コンテンツプロデュースや翻訳等を行う清水ユキ氏と、法律事務所勤務経験のあるLewis氏がリーガルチェックを実施しています。なお、VN3ライセンス本文の作成過程は公開されており、いつでも改善提案を行えるとのこと。詳細は公式ページを確認ください。

ライセンスはどんな問題を解決するか? 担当者メールインタビュー

このVN3ライセンスを利用することで、具体的にどのような問題が解決すると期待できるのでしょうか。MoguLive編集部ではVN3ライセンス担当者のあしやまひろこ氏にメールインタビューし、ライセンスの意義についてお聞きしました。

――そもそも、権利者の管理する3Dモデルになぜライセンスが必要なのでしょうか?

3Dモデルに限らず、世の中のほとんどの取引で一番怖いのは「言った言わない」で後から揉めることです。まず、創作物の権利はその著作者が権利を持っています。したがって、誰がどのように使ったらよいかは、基本的に著作権者が自由に定めることができます。ですが、もしもライセンスを掲示せずに公開した場合、どのように使うのがOKでNGなのかがわからないことになってしまいます。

現在のVRSNSで用いられるアバターの多くは、個人や小規模な企業が作成したものが、BOOTH等で自由に売買されている状態ですが、もしちゃんとしたライセンスを提示していないと、後から「言った言わない」のトラブルが発生したり、購入者からの問い合わせが頻発して、特にクリエイターさんが困ることが考えられます。また、英語での権利表示ができないと、海外のユーザー対応に手間取ることが考えられます。

――VN3ライセンスがバーチャル世界で広く利用されることで、期待できる効果はどういったものでしょうか?

「言語化のサポート」、「法律相談コストの削減とクリエイションへの貢献」、「困った人を助ける」という3つの観点があると考えています。

まず「言語化のサポート」について。何かの契約や取引を文書に落とし込むときに、最も大事なことは、何をどうしたいのかを言語化することです。

VN3ライセンスは、3DモデルのクリエイターやVR関連の技術者等にヒアリングを行い、またすでに市販されていたアバターの利用規約を数多く参照し、アバター取引で重要だと思われる観点をカテゴリ化しました。そして、それぞれの観点についてどうしたいかを選択式で答えることで、簡単に行いたい取引を言語化できるようにしました。

次に「法律相談コストの削減とクリエイションへの貢献」について。現在、多くのアバターが個々人の手によって作られ、自由に売買されている状況です。ですが、もしも個々人のクリエイターや中小企業が、自身の手でライセンスを作ろうとすると結構大変だと思います。

もしそれぞれが個別に規約を作ろうとした場合、自分自身で法律知識を勉強して作るか、もしくは弁護士や行政書士等の有資格者に依頼することになると思われ、時間的、金銭的コストが多く発生することになると思われます。

VN3ライセンスは、だれでも規約文面を作成できるジェネレータを公開することで、そのような作成の手間を減らすことで、クリエイターさんが本当にやりたいことに注力できることに貢献できると考えます。

そして「困った人を助ける」について。そもそも、3DモデルやVR、アバター文化、あるいはコンピュータに全般に精通していてなおかつ法律知識や文書作成に長けている人材も限られていると考えるため、規約作成を誰に相談したらよいかわからないケースもあったと思います。

そういう方にむけて、無料で利用できるツールを公開して、手助けできたのならば嬉しく思います。世の中助け合いが大事ですから、VRやクリエイションが好きでなおかつ、法律知識や外国語や文書作成が得意な集団として、その得意分野で貢献することにより、世の中がもっと楽しくなることを期待しています。

VN3ライセンスは、あくまでもアバター等の販売者と、購入者間で交わされるライセンスの作成を補助するツールです。したがって、VN3ライセンスのチームは取引に介入することはないですし、ライセンスのテンプレートを改変して使うことも認めています。

――VN3ライセンスは継続的にバージョンアップされる予定ですか? 今後の予定などが決まっていればお聞かせください。

修正提案などがあり、合理的に必要な場合は、チーム内で検討のうえ対応する予定です。

また、バージョン0.10を作成した当時には考え付かなかったような新たな形態のサービスも登場しており、遠くない将来にまたバージョンアップを作る可能性があります。ですが、出来る限り、リリースする際は、汎用的で末永く使える形式にしたいと考えています。

――ありがとうございました。

(参考)プレスリリース


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