5月19日にオープンした新たなプラットフォーム「バーチャル渋谷」。現実の渋谷を模したバーチャル空間で、自宅から一歩も外へ出ずに散策したりイベント参加したりできます。オープニングイベントでは、さまざまな著名人が参加し、5万人以上の来場者が訪れるなど賑わいを見せています。
本記事では「バーチャル渋谷とは何か?」という企画の概要から、オープニングイベントの様子、アクセスの方法、何が見られるかなど5月26日時点での紹介します。
目次
1.バーチャル渋谷とは?
2.オープニングイベントの反響
3.アクセス方法や必要デバイス
4.何が見られる?
バーチャル渋谷とは?
バーチャル渋谷は、アーティストのライブやアート展示、トークイベントなど“渋谷らしい”コンテンツを発信・体験するプラットフォームです。運営は渋谷区公認で、リアルな渋谷の街と連携し同一コンテンツを表現するデジタルツイン(ミラーワールド)を提供するそうです。
執筆時点では「攻殻機動隊 sac_2045」とのコラボレーション企画が実施されており、アニメの世界観を表現した世界観を体験できます。タチコマやアニメの設定資料集、AR広告演出などを見て回れます。
本プロジェクトは、KDDI株式会社、一般社団法人渋谷未来デザイン、一般財団法人渋谷区観光協会を中心とする参画企業50社で組成する「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」の一環です。新型コロナウイルス感染症の影響拡大にともない、エンターテイメントの活動を止めることなく自宅からさまざまなイベントの開催/参加が可能な場を目指しているそうです。
オープニングイベントの反響は?
5月19日に開催されたオープニングイベント「#渋谷攻殻NIGHT by au 5G」では、参加ユーザーが延べ5万人以上を記録する盛り上がりを見せました。
当日は「攻殻機動隊」シリーズのファンである、若槻千夏さんやSEKAI NO OWARIのDJ LOVEさん、にじさんじ所属のアンジュ・カトリーナさん、S/U/P/E/R DOMMUNE代表・宇川直宏さんがアバターで登場。イベント後半には「攻殻機動隊 SAC_2045」の世界と融合したような大量のAR広告が出現し、来場者たちは大興奮。出演者たちは作品の魅力を語り合ったり、街中を歩き回ったりして、特別な空間を楽しんでいました。
https://www.youtube.com/watch?v=yPqrfsHM5rg
バーチャル渋谷へのアクセス方法は?
バーチャル渋谷へは、「cluster」または「STYLY」からアクセスできます。STYLYで展開されるバーチャル渋谷を舞台にした企画は後日公開される予定なので、今回は「cluster」からのアクセス方法を紹介します。
「cluster」ではPC(Windows/Mac)やスマートフォン(iOS/Android)からアクセスできます。VRヘッドセット(Oculus Rift S/HTC VIVE等)を持っている人は、より没入感の高い体験が可能です。対応デバイスは以下の通りです。
対応デバイス |
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PC |
Windows 10以上、macOS10.13以上 |
スマートフォン |
iOS:iOS 13以上、iPhone X以上を推奨 |
VRヘッドセット |
Oculus Rift S/HTC VIVE等(別途SteamVR必要) |
まずはclusterにアクセスします。既にアカウントを持っている人はログイン、新規の人はTwitterやFacebook、Googleアカウント、メールアドレスなどから登録できます。次にcluster内にあるバーチャル渋谷のワールドページへ飛び、「遊びに行く」をクリックします。スマホ版はそのままバーチャル渋谷へ移動し、PC版はclusterアプリ起動後に移動できます。(新規の場合はログイン後にアプリが自動インストールされます)
なお現在公開されているバーチャル渋谷は期間限定のワールドです。期間は5月31日までとなっており、6月1日以降のバーチャル渋谷に関しては、こちらで確認できるとのことです。
何が見られる?
バーチャル渋谷で見られる景色を紹介します(※執筆時点の風景)。
渋谷に攻殻機動隊の世界が重なっており、サイバー世界を感じさせる演出が行われています。壁や空にはAR広告も。
渋谷駅前の様子。中央には待ち合わせスポットとして利用される緑の電車(通称:青ガエル)、右奥にはハチ公も確認できます。
巨大パネルで「攻殻機動隊」の作品設定資料を見られます。直ぐ側にはタチコマの姿も。
実在の店舗をオマージュした店も発見! 実際に渋谷に訪れたことがある人であればピンとくるスポットがあちこちに見られます。
バーチャル渋谷では、現実の渋谷を再現しながらサイバー世界が融合したようなもうひとつの渋谷が表現されていました。今後どういったイベントやコラボが展開されるのか、今から期待が高まります。MoguLiveでは、引き続きバーチャル渋谷に関するニュースやイベントなどを掲載していきます。
執筆:みたらし