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話題 2022.07.07

【Steam月例調査】Meta Quest 2が依然としてシェアトップ HTC VIVEのシェア率は微減

2022年6月版のSteamハードウェア利用状況調査が公開されました。5月に急上昇(3.24%)したVRユーザーの割合が、1.87%に落ち着いたことが確認されています。

SteamのVRユーザーの割合は、過去数ヶ月間、2%前後を推移していました。それが5月、突然3.24%に上昇。Valveは、この急上昇の理由を説明していませんが、米メディアUploadVRは、簡体字中国語のユーザー数の急減(現在は4月時点の数値に戻っている)が原因であった可能性を指摘しています。

ヘッドセット別のシェア率としては、Meta Quest 2が依然として首位をキープ(49.02%)。そこにVALVE INDEXが続く(15.57%)形となっています。Oculus Rift S、初代Questのシェア率は共に減少。HTC製のデバイスについては、VIVE Proのシェア率が+0.06%(1.67%)と微増しましたが、HTC VIVEのシェア率は下がりました。

PC向けVRゲーム市場では、「Half-Life: Alyx」のリリース以降、“大型”と言える作品はほとんど登場していません。ただ現在開発が行われていると思われる、PlayStation VR2向けの各作品が、PC(Steam)側に移植される可能性は十分に考えられるでしょう。そういったゲームが登場した時が、PCVRゲーム市場に動きが発生するタイミングかもしれません。

ハードウェア利用状況調査について

Steamによる月例のハードウェア利用状況調査は、ユーザーへの調査に基づく、ゲームを遊んでいるPCのグラフィックボードなどのハードウェア、またOSなどのソフトウェアに関する統計です。

本調査は、調査月にPCに”接続された”デバイスを示すもの。機器が実際に利用されているのか、またいつ購入したものかは不明です。さらに調査はSteamでの利用に限るもので、任意参加となっています。他プラットフォームの公式ストアにおける利用数は含まれていないため、市場全体のシェア率を直接推定するには不十分なことに注意が必要です。

(参考)UploadVR

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