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AR/MR 2019.05.26

どこにでも自由の女神が出現するARアプリ


米ニューヨークの代表的な観光名所として有名な自由の女神像を、部屋の中からでも観光することができるiOS向けARアプリ「Statue of Liberty」がリリースされました。ダウンロードは無料で、対応言語は英語です。(日本語非対応)

自由の女神像が立つリバティー島で、2019年5月16日に自由の女神新博物館がオープンすることに伴い、本アプリは配信されました。自由の女神像は、1886年にアメリカの独立100周年を記念してフランス市民からの寄付によって贈呈されて以来アメリカの観光名所となり多くの観光客が訪れています。

公開禁止された展望からの景色

希望の象徴として、自由の女神が持つ松明(たいまつ)部分の展望からはニューヨークの海岸を一望することができましたが、1916年には、老朽化のためたいまつ部分からの展望の公開が禁止となり、アクセスができなくなっていました。今回リリースされたARアプリ「Statue of Liberty」では、100年間公開禁止していた松明部分からの展望をARで体験することが可能となっています。

自由の女神を知り尽くすコンテンツ

本アプリで体験できるARコンテンツは2019年5月26日現在4つが公開されています。

「A Vision for Liberty」では、たいまつ部分からの展望にアクセスすることができます。アプリを開き、「View in AR」をタッチ、床などの平面にカメラを向けると松明が現れます。その後画面をタップすると画面上に自由の女神像、リバティー島を取り囲む港、海岸の向こうにはマンハッタンの街並みが現れ、周りからは船の汽笛や鳥の声が聞こえてきます。

また、設定時間は日中の景色が見れる「Daytime」だけでなく朝日の昇る「Sunrise」や、夕焼けの見える「Sunset」、マンハッタンの夜景を眺める「Twilight」、自由の女神が静かに灯る真夜中「Night」など切り替えることができます。

他にも自由の女神像がどのように建築されたかについて解説している「How Liberty Was Made」では、女神像の骨組みや、建築当初から現在までの塗装の移り変わりなどをARで体験可能です。

また、「Liberty and the People」では、1800年から2019年までのニューヨークの街の移り変わりや船の行き来などを180度のタイムプラス動画で視聴することができます。「A New Liberty Experience」では、自由の女神の実物大の左足を目の前に映し出すことが可能です。

本アプリはApp Storeから無料でダウンロードが可能です。
App Store『Statue of Liberty

(参考)9TO5Mac


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