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VRChat 2026.11.02

【連載 映えるVRChatワールド】この平穏な世界はすべて偽装されている「E S C A P I S M」

「VRChat」では、友人と遊べるゲームワールドから、ゆっくりするのに最適な風景系ワールドまで、様々なコンテンツが日夜公開されています。本連載では、膨大なワールドの中から、特に“映える”ワールドをピックアップしてお伝えします。

今回紹介するのは、自宅系チル空間……のようで“裏”が見え隠れする不穏なワールド「E S C A P I S M」です。

「E S C A P I S M」は海外クリエイターのb e c a u s eさんが制作したワールドです。舞台となるのは、広々とした草原の中心に建つ邸宅。見上げると青空が広がっており、とてものどかな雰囲気です。

邸宅は、2つの一軒家と少し離れて離れがあるという作り。建物自体は近代的な様式ですが、灯篭や竹藪、置かれている一部の家具などには和のテイストも散りばめられています。室内は、動画プレイヤーを見ながらリラックスできるリビングや映画室、ビリヤードが楽しめる遊戯室など充実した構成。複数人での休憩に使えそうな寝室も用意されています。

ところで本ワールドに初めて入ると、この空間の管理者AIという設定の「アルタイル」からメニューの使い方などが説明されます。このメニューではワールドへの入室情報や、今いる人の情報などが確認できるほか、空の時間帯や天気、オーロラの有無などを変更することができます。では早速、空模様を変えてみましょう。


(空に一斉に“処理”が走り)


(完全な夜へと変化しました)

そう、この場所は半球型スクリーンに囲まれたシミュレーションだったのです。よく見てみると、整えられた邸宅の奥には、廃墟となったビルやアパートらしき建物もあり、過去に何らかの異変があったことが伺えます。

ワールドの“端”に行ってみると、空がハニカム構造のパネルで組まれていることが判明します。また邸宅の2階にはPC室のような場所もあり、そこでは何らかの制御や工作などが行われる模様。明るいライティングのほかの部屋と比べても明らかに異質です。


(ワールドの端に行くと、壁もスクリーンになっているのが分かります)

この状況から進んで、本ワールドの謎を解くためには、例のメニューを開く必要があります。天気の欄にある「シミュレーションを同期」を押すと、なんと空が真っ暗になってワールドがリセット。アルタイル曰く「すべての物が元の場所に戻った」そうです。

改めて邸宅を散策すると、これまでは無かった手紙(手記)を家のあちこちで発見できるようになります。書き手の正体は不明ながら、どうやらこのシミュレーションに閉じ込められて調査している様子。手記と、そこから辿り着く謎を乗り越えた先にあるものは……ぜひ自分の目で確かめてみてください。


(“同期”のため真っ暗になったワールド)

「E S C A P I S M」は、のんびりとした場所に“偽装”されたSF散策ワールドです。謎解きギミックを起動しなければ普通の邸宅としても使えるので、ホームワールドに設定するといった使い方も面白いかもしれません。なお謎解きの最後にあるb e c a u s eさんのメッセージによると、現在続きの物語を制作中とのこと。今後のアップデートやワールド公開で、「E S C A P I S M」のその後が語られるかもしれません。

謎を解き、「E S C A P I S M」の裏側を覗いてみませんか?

「E S C A P I S M」へのアクセスはこちら

執筆:井文


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