「VRChat」では、友人と遊べるゲームワールドから、ゆっくりするのに最適な風景系ワールドまで、様々なコンテンツが日夜公開されています。本連載では、膨大なワールドの中から、特に“映える”ワールドをピックアップしてお伝えします。
今回紹介するのは、朽ち果てた幻想的な世界を見て回れるワールド「Veiled Dark」です。
「Veiled Dark」は、海外クリエイターのDean`さんが制作しました。朽ち果てた建造物たちと、そこを取り囲むダークファンタジーな景色を楽しみながら観光できるワールドとなっています。ワールドが最初に公開されたのは2025年なのですが、先日から開催されている2026年度のヴェネツィア国際映画祭のXR部門に選出されたことで現在、注目が高まっています。
ワールドの入り口は、切り立った崖の上。目の前に見える街灯からは不思議なオーラが漂っており、周囲には神々しくも形容しがたいモニュメントが立ち並んでいます。空も、夜に近い部分もあれば日光らしきものが差し込んでいる箇所があるなど、とにかく混沌とした雰囲気です。
石柱など人間が作ったと思わしき建造物も散見されますが、どれもボロボロ。どうやら長い間、人の手によるメンテナンスや整備は行われていないようです。
とりあえず道なりに進んでみると、そこには崩壊しかけの建物が。草木に覆われており、この場所がほぼ放棄されてから長い時間が経過していることを感じさせます。
内部も荒れていますが、外側と比べるとマシな状態。暖炉にも火が灯っており、誰かがまだ残っているということを示しているのかもしれません。
建物からは、さらに先に進む道が伸びています。先にあるのは壊れた塔のような場所。中にはいって見上げると、メリハリのあるライティングも相まって、まるでゲームのカットシーンのようです。
「Veiled Dark」は、「ダークソウル」や「エルデンリング」のようなフロムソフトウェアのダークな世界感を思わせるワールドです。ワールドの各所には、意味深な“ディテール”が散りばめられており、その意味合いを考察してみるのも楽しいでしょう。
個人的には、街灯やオブジェなどに散見される金色の光が気になるところ。街灯から漏れ出ているところを鑑みるに、この世界のエネルギー物質的なものなのかもしれません。
不思議で壊れた美しい世界「Veiled Dark」を覗いてみませんか?
執筆:井文













