Oculusが運営するVRコンテンツ配信プラットフォームOculus Storeは、VRコンテンツの返金をリクエストできる機能を開始しました。Oculus Storeは、Gear VRとOculus Rift向けのストアです。返金機能があることで、ユーザーがより安心して購入できるストアを目指します。
購入者の不安を払拭するシステム
VRコンテンツはゲーム・アプリともに購入してみないとわからないことが多くあります。高額なコンテンツを購入した後、酔いなどの問題が発生したなどの理由で手をつけなくなってしまうこともこれまではありました。
この返金機能では購入者の不安を払拭することが狙いであるとOculus Storeのチームは述べています。
もともと返金機能は2017年6月にイギリスでPC向けVRヘッドセットOculus Rift、モバイルVRヘッドセットGear VRを対象に一部のユーザーでテストを行なっていました。今回は、テスト結果に基づいて対象ユーザーを全ユーザーに拡大することを決定したとの事です。
Oculus Storeのユーザーは、すでに返金リクエストを開始することができますが、いくつか条件があります。下の表に記載されている期間内であれば払い戻しの対象になります。Oculus RiftとGear VRで返金条件が異なるため注意が必要です。
HMD |
対象期間 |
対象プレイ時間 |
Gear VR |
3日以内 |
30分以内 |
Oculus Rift |
14日以内 |
2時間未満 |
払い戻しの方法についてはGear VRのOculusアプリもしくはOculus Rift用のデスクトップアプリにある「購入履歴」という欄から払い戻しをリクエストすることができます。
ただし、上記期間内であっても映画コンテンツや、アプリの追加DLCなどは返金の対象外になります。また、返金には最大で5日ほどかかるとのことです。
(参考)
Oculus Store Gear VR 公式サイト
https://www.oculus.com/experiences/gear-vr/
Oculus Store Rift 公式サイト
https://www.oculus.com/experiences/rift/