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AR/MR 2018.12.18

「ポケGO」の社会的影響は?年間レポートが発表

スマートフォン向けARゲームの「ポケモンGO」や「Ingress」等の開発元であるナイアンティック(Niantic)は、2018年に同社のゲーム作品が達成した社会的なインパクトをまとめたレポートを、公式ブログに発表しました。レポートには、Nianticが開催したイベントの回数や、NGOや企業との提携数、チャリティーの詳細などが記載されています。

取り組みは2019年も継続

ナイアンティックは、AR技術を活用したスマートフォン用ゲームの開発で知られています。株式会社ポケモンと共同開発を行い、2017年7月に配信された「ポケモンGO」は、2018年には累計ユーザー数8億人を達成しました。

公開されたレポートの冒頭で、ナイアンティックは自社の取り組みを総括しています。「我々は2016年に専門の部署を設立しました。コミュニティイベントや我々が提供するサービスが、社会にポジティブな影響を与えるよう調整・注力する部署です」「2018年を迎え、そのような思想はナイアンティックの思想の中核を占めるようになりました。(AR等を活用した)我が社の技術やゲームも、世界に良い影響を与えています」。

公開されたレポートによると、ナイアンティックは2018年、全世界でNPOや政府団体と提携し、142回のコミュニティイベントを開催しました。提携した企業、NPO団体、政府団体の数は、計125団体です。

コミュニティイベントの開催にあたり国立公園や河川など、331箇所のロケーションにイベントの参加者が訪れました。参加者が訪れた場所の中には、イエローストーン国立公園やグランドキャニオンなど著名な観光地も含まれます。コミュニティイベント中に参加者が徒歩で移動した距離は、計17,000kmに達します。これは東京-NY間の2往復に相当する距離です。

コミュニティイベントを通して、6.8tに達する食料品が、貧困者向けのシェルターやフードバンクに寄付されました。また計3,900点の物品がシェルターに寄付されました。7tのゴミがコミュニティイベントを通して、回収されました。チャリティーや地元コミュニティの支援に4万人が参加しました。

ナイアンティックによると、コミュニティイベントを通した一連の取り組みは、2019年以降も継続されるとのことです。

(参考)VentureBeat


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