学校法人 角川ドワンゴ学園 N高等学校(以下、N高)、S高等学校(同S高)が、2月24日(木)から3月10日(木)にかけて、バーチャル技術を活用した修学旅行プログラムを実施します。
修学旅行プログラムに用いるのは、VRヘッドセットMeta Quest 2とQuest対応アプリ「Wander」です。「Wander」は360度視点でGoogleストリートビューを閲覧できるVRアプリで、あたかもその場所にいるような感覚を味わえます。これらを活用すれば、生徒たちは自宅にいながら、世界各国を巡る修学旅行に参加できるそうです。
今回実施されるバーチャル修学旅行では、生徒は3つのコースから選択が可能です(各コース90分)。それぞれのコースは以下のとおりです。
【Aコース】名作マンガと名所をめぐる ー古代から現代への視点でー
名作マンガを題材に、作品の舞台となった場所や施設を巡ります。
古代から現代までさまざまな作品を扱うことで、歴史や地理についても学びます。
【Bコース】なんでこんなにデカく作った?巨大文化遺跡探検
世界各地にある巨大な文化遺跡を巡ります。
モアイ像やナスカの地上絵、ピラミッドなどの世界遺産を通じて、それぞれの国の歴史や文化に触れていきます。
【Cコース】世界の歴史は宗教の歴史でもある! キリスト教、イスラム教、仏教の誕生地とキリスト、ムハンマド、釈迦の生誕祭ツアー
世界三大宗教であるキリスト教、イスラム教、仏教をテーマに、それぞれの宗教にまつわる土地を巡ります。各地の風土にも触れながら、宗教が生まれた背景を探ります。
今回のバーチャル修学旅行は「コロナ禍で特に海外に出かけるのが難しい昨今、生徒たちが新しいものに出会い、またほかの生徒たちと交流して思い出を作れるように」という想いから企画されたとのことです。
N高とS高では、VRを活用した授業や英会話トレーニングなどを実施しており、直近ではアバターとバーチャル空間を活用した面接トレーニングプログラムも開始しています。こうした教育への活用にとどまらず、生徒たちの思い出づくりにもVRが活用される動きに注目です。
(参考)プレスリリース