日本テレビ放送網株式会社（日本テレビ）は、株式会社博報堂、博報堂DYメディアパートナーズと共同で、MR（複合現実/Mixed Reality）技術を活用した体感型テレビCM「MR CM」のプロトタイプ開発を発表しました。MRを活用し、テレビからCMの登場人物や商品が飛び出すなどの表現を取り入れることで、「楽しく・利便性の高い、未来のテレビCM」を目指します。
また、ARアプリ「mixta ARアプリ」によるプロトタイプの体験や、番組と連動した実証実験も開催されます。アプリ配信先はこちら（iOS）。
日本テレビmixtaチームとhakuhodo-VRARは、MRの技術を活用し“テレビから人やキャラクターや商品が飛び出してくる”という、テレビCMの世界観を拡張するコンテンツを開発。プロトタイプコンテンツとして架空の商品・サービスを設定し、3本のテレビCMサンプル、および連動した拡張コンテンツが制作されました。
MRデバイスを装着しテレビ画面でCMを視聴すると、「画面の中からCMの登場人物が目の前に出てきて一緒に商品を楽しむ」「キャラクターがリビングに現れて、一緒にゲームを遊ぶ」「商品の詳細な説明を一対一で聞く」といった体験ができます。CMを観るだけではなく、さまざまな体験を伴った表現を取り入れることでより楽しく、より利便性の高い未来のテレビCMの実現を目指すとのこと。
ARによるプロトタイプや番組と連動した実証実験も
今回のMRCMは実験環境での体験のため一般公開は行っていませんが、日本テレビの公式ARアプリ「mixta ARアプリ」を利用したスマートフォンやタブレットPCでの体験型コンテンツも開発しており、スマホアプリを利用したAR環境でも実現できるとのこと。mixta ARアプリでは、3月5日～12月31日までの期間、3種類のプロトタイプコンテンツを体験できます。
また、BS日テレの番組「チルテレ」では、番組内のSENSORSコーナーにて放送と連動した実証実験を実施。「チルテレ」の放送と同期したAR視聴体験は3月13日、20日、27日（番組放送時間23：00～23：30）に実施が予定されています。
