VRアート作品を展示、体験できるアートミュージアム「Meuseum of Other Realities」(以下、MOR)の早期アクセス版が、ゲーム配信プラットフォームSteamより2019年6月28日に配信開始しました。対応言語は英語で、価格は2,050円(税込み)です。対応ヘッドセットは、HTC Vive、Oculus Rift、Valve Index。
コミュニティが重要な役割をもつミュージアム
MORは、現実世界の美術館のように、館内に作品が展示されます。作品を鑑賞するだけでなく、友人と一緒にアート作品を体験して楽しむことができます。また、MORではプラットフォームのコミュニティの活性化を図る定期的なイベントが開催される予定です。なお、ミュージアムにて特別展示を行うアーティストには報酬が支払われるとのこと。
展示される作品には、青空の下にそびえ立つマーブル模様のモニュメントや、入り込むことのできる箱庭、カラフルな恐竜、宇宙空間のようなものまで様々です。
友人同士でインタラクティブに楽しむことができる作品も展示されています。
作品の横には説明文が書かれているので、作品についての詳細を知ることができ、アート作品を撮影することも可能です。
MORの開発者であるColin Northway氏は、アート作品を一人だけでなく複数人で一緒に体験することで、楽しさが広がると主張しています。MORは、このような新しいVRアートの展示方法を模索しており、今回早期アクセス版をリリースするに至るまで2年ほど制作期間に費やしたことを明かしています。
MORは早期アクセス版でのフィードバックを基に、ミュージアムの規模を拡大していく計画とのことです。
(参考)UploadVR