5月第3週はMeta Quest 2（メタクエスト2）向けに有料アプリ1個がリリースされました。
今週のピックアップ
「Rube Goldberg Workshop」
アメリカの漫画家ルーブ・ゴールドバーグが発案し、日本国内ではNHK Eテレの教養番組「ピタゴラスイッチ」の「ピタゴラ装置」の名で知られている「ルーブ・ゴールドバーグ・マシン」を作って楽しむクリエイティブアプリ。全部で80種類に及ぶパーツを用いて、自分だけの「ルーブ・ゴールドバーグ・マシン」（ピタゴラ装置）を作り上げていきます。
同様に「ピタゴラ装置」を作って楽しむVRゲームでは、Questのほか、PCVR、PlayStation VR（PSVR）向けにも販売中の「ピタマスター（Gadgeteer）」がありますが、本作最大の特色は複合現実（MR）専用であること。Quest 2およびQuest Proのパススルー機能による現実世界側の映像をバックにマシンを作って、それを動かした時の様子を眺めて楽しめるようになっています。
マシンを作る前に現在いる部屋の壁や天井、家具の位置などがスキャンされるため、各種パーツもそれを元に判定。テーブルの上にパーツを置けば、ちゃんとテーブルの上に乗った状態で配置され、動かせばそれに基づいてパーツが反応するなど、文字通り現実側と仮想側が複合する様子が楽しめます。
操作はハンドトラッキングにも対応。Touchコントローラでもプレイ可能で、ストアページいわく、直感的な装置作りを楽しめるよう、高度な調整が図られているとのことです。
作成した装置とその動作の様子は録画し、不特定多数のプレイヤーに向けた公開も可能。MR専用の関係で、現実側の背景が表示されてしまいますが、一切映したくないプレイヤーに配慮して、非表示にするオプションも備えられています。
内容的には装置作りに焦点を当てている関係で、いわゆるゲーム的なモードは収録されていません。しかし、現実側でやれば完成後の後片付けが大変になること不可避な「ピタゴラ装置」を自由気ままに作れるという点で突出した売りを持つアプリ。一連の仕組みに興味を抱いた方はお試しを。
新作一覧
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「Rube Goldberg Workshop」 |
※評価は執筆時点のOculus Storeでの評価です。
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