Meta Questシリーズのソフトウェアが大規模アップデート（v71） OSのデザインが大幅変更、Quest Link機能の拡張

VR/MRヘッドセット「Meta Quest」シリーズのソフトウェアがv71にアップデートされました。Meta Horizon OSのデザインの変更や、Link機能に接続しやすくなるなど、重要な変更が行われています。

OSデザインの変更

V71では、Horizon OSのデザインが調整されました。ディスプレイテーマの「ダークテーマ」と「ライトテーマ」の両方が、視認性と読みやすさを考慮して最適化されています。また、パネルの見え方や動作、コントロールバーの位置、UI各所の色などが変更されました。

設定メニューのデザインとレイアウトも変更され、より直感的に操作できるよう整理されました。設定内の検索機能も改善し、探しているものを正確にすばやく見つけられるようになります。まだ改善の余地があるため、今後も変更される予定とのこと。

列車でのトラベルモード

トラベルモードのサポートが拡張され、列車内でもMeta Quest 2、3、3Sを利用できるようになりました。ベルニナ・エクスプレスや新幹線はもちろん、様々な列車で利用できるとのこと。

「シアターモード」でくつろぎながら映画鑑賞を楽しんだり、Spotifyで音楽を聴いたり、プライバシーを確保しながらちょっとした仕事を片付けたりすることができます。利用するには、Questのクイック設定メニューからトラベルモードを選んでください。

「Link」機能のアップグレード

Meta QuestとPCを接続する「Link」機能では、機能をデフォルトで有効にすることで、Questと互換性のあるPCに接続しやすくなりました。これまで通りMeta Questの「リモートデスクトップ」アプリを起動してPCデスクトップにアクセスできますが、PC上のMeta Quest Linkアプリからも直接行うことが可能になりました。これにより、PCVRゲームをプレイするまでのプロセスが簡単になります。

また、「リモートデスクトップ」をQuestのクイック設定に移動したことで、必要なときにいつでもすぐに利用できるようになります。さらに、ヘッドセットからPCへの高画質な映像のキャストが可能になります。

カレンダーの連携

新たに「カレンダー」のアプリを導入。これにより、Meta Questで仕事をしながら、スケジュールを簡単に把握できるようになります。GoogleカレンダーやOutlookカレンダーと連携も可能です。

また、「Meta Horizon Worlds」で登録してるイベントや、招待された「Meta Horizon Workrooms」のミーティングの予定も含まれているため、カレンダーから次のバーチャル上での予定に簡単に移動できます。

動画の共有が簡単に

これまでは、空間ビデオをヘッドセットにアップロードするには、Meta Horizonモバイルアプリを利用する必要がありましたが、v71では、「Horizonチャット」内で空間ビデオを含め、動画を簡単に共有できるようになりました。Meta Horizonモバイルアプリから簡単に動画を友達のヘッドセットに送信して再生したり、ヘッドセットからモバイルアプリに送信したりすることも可能です。

これにより、チャット中に面白い動画を共有したり、空間ビデオを友達に送信したりが、これまで以上に簡単になります。