10月15日(火)に発売される新型VR/MRヘッドセットMeta Quest 3S。MoguLive編集部ではMeta社よりデバイスをレンタルし、さっそく開封動画を撮影していました。すると、“地味に嬉しい”工夫を発見したので、ご紹介します。
まずは開封動画をご覧ください。
お気づきでしょうか? なんと、今回のMeta Quest 3Sは……
簡単に箱をたためるんです!!
しかも……
箱の内側部分が分離して、そのままデバイス置きとして使えます!!!
これは革新的な進歩と言わざるを得ません。どういうことかと言えば、これまでのVRヘッドセットを梱包している箱は(中身を傷つけないための配慮なのか)とても頑丈に作られていました。もちろん、折りたたんだり、両手で破ったりも簡単にはできず、段ボールのはずなのに、箱の処分がとても難しいものだったのです。この「空き箱の処分難しい問題」はMeta Quest シリーズだけではなく、ほぼ全てのVRヘッドセットに言えたことでした(それゆえ、複数台のVRヘッドセットを保有しているMoguLive編集部では、いつも箱の片づけに苦労していました)。
(左がMeta Quest 3S、右がMeta Quest 3の箱。Quest 3の箱は分解が難しい構造となっている)
また、開封した後のVRヘッドセットをどこにどのように置くのかも、地味に悩ましい問題でした。Meta Quest 3等の人気デバイスであれば、専用の充電ドッグなどがアクセサリーとして販売されていますが、基本的には広めの机や収納スペースに置くことになります。しかし、形状が独特のため、どのように置くべきかが悩ましいところ。特にコントローラーは、その形状が独特なものなので、気が付くとコロコロと別の場所に転がってしまう……なんてこともよくありました。今回、内側部分をそのまま収納場所のように使えるので、安心して使えます。
分離した箱の裏側をみると、平面に置きやすいように固めの素材が使われています。このことから、今回の箱の梱包の工夫は、おそらくMeta社側の意図したものだと思います。近年では、資源の無駄遣いを抑制するために、梱包方法をよりシンプルにしようと工夫するデバイス開発企業の動きが多く見られますが、Meta社もその一環として、今回のような梱包方法を採用したのかもしれません。
もちろん、Meta Quest 3Sの箱自体は、折りたたみやすくなっただけで、硬めの段ボールが使われているため、耐久性の心配はなさそうです。今後、Meta社の例にならって、各VRデバイス会社が、梱包に対しても工夫してくれるようになるのか、地味に期待したいところです。