テクノロジーアナリストのベネディクト・エヴァンズによれば、今年のクリスマス直後、Apple StoreでMeta Questアプリがインストールランキング無料アプリ部門1位になりました。それだけQuest 2本体をクリスマスプレゼントとして手に入れた人が多いということでしょう。
そこで本記事では、ソーシャルVR「VRChat」のワールドのうち「Meta Quest 2単体で行ける（ハイスペックPC不要）」「2022年に公開された」「非日常体験が味わえる」ところを挙げました。穴場を交ぜつつ、今年オススメのワールドを一挙にご紹介します。
目次
Geopository by Juice․․․
e-Lanes Galactic Bowling by spookyghostboo
The Firmament by JR Oppenheimer
Comfy Ship by Nerd Koopa
Outrun Lounge by MyroP
Tunnel Vision by QuarT0niX
Solar Cabins ˸˸˸ ソーラーキャビン by Artsy Glitch
Furality Aqua˸ The Oceans of Luma by Furality
BI0ME Conservatory by astackofpaper
Oxymore Official World by VRrOOm
Geopository by Juice․․․
「Geopository」は野菜の室内栽培所や、居住スペース、大型水槽などがそろったシェルターのようなワールドです。ただ見て回るだけでも面白いですが、あちこちに置いてあるエネルギーが込められた棒を拾い集めると得られるものを某所にセットすると、外への出入口が開放されます。
地下の秘密のボイラールームや、野外の建物の痕跡がいろいろと世界観に対する想像をかきたててくれます。
ワールドのアクセスは以下から。
https://vrchat.com/home/launch?worldId=wrld_1a642b8e-f2d4-468a-bf29-0cbedc04b876
e-Lanes Galactic Bowling by spookyghostboo
「e-Lanes Galactic Bowling」はその名のとおり、宇宙をテーマにした内装のボーリング場です。実際に球を投げて複数人で遊ぶことができます。スコアが自動で計算されますし、ストライクを出せるとファンファーレが鳴って爽快です。
軽食コーナーもあるので、友達のプレイを観戦するために来てのんびりくつろぐことも可能ですね。
ワールドのアクセスは以下から。
https://vrchat.com/home/launch?worldId=wrld_506c5a27-3033-47d8-80d3-dfce06e455fc
The Firmament by JR Oppenheimer
「The Firmament」は独特の暗い雰囲気をもったワールドです。ホラー要素やびっくりするような表現はありませんが、無人の広大な人工物をさまよう羽目になるので、こわがりな方はお友達と行ったほうがいいかもしれません。
探索を進めると、自動的にワープポイントがリスポーン地点に追加されていきます（全4箇所）。序盤は、うっかり落下して振り出しに戻りやすいので注意が必要です。
部屋の片隅に次の場所への入り口があったり、次の場所に到達するまでかなり長いこと走る場面があったりと、探索を極めるのはなかなか大変です。オチも明快ではなく、プレイヤーの想像に解釈がゆだねられます。しかし、世界の広さや上下の奥行きを感じられる体験は貴重です。
ワールドのアクセスは以下から。
https://vrchat.com/home/launch?worldId=wrld_21c273e3-11eb-4ea0-8cc0-9bc1ef907c2e
Comfy Ship by Nerd Koopa
「Comfy Ship」は1950年代風の宇宙船をイメージしたというワールドで、いくつかの小部屋と、上下の部屋から構成されています。SF風のワールドは数多くありますが、ここは色調や内装もヴィンテージな雰囲気たっぷりです。
操縦席に座ってパイロット気分を味わうのも良さそうです。談話するためのくつろぎ場所に使うのもよさそうです。
ワールドのアクセスは以下から。
https://vrchat.com/home/launch?worldId=wrld_1fe147e9-c3e4-4606-b8f4-fa0a07298fb6
Outrun Lounge by MyroP
Retrowave（1980年代のイメージで巨大なオレンジの太陽やヤシの木、ネオンのモチーフが多用される。Synthwaveとも呼ばれる）な雰囲気のワールドです。
高層ビルが立ち並び、自動車が行き交う音がする前庭には、きれいな噴水も接地されています。庭と邸宅のほかに、庭の奥（邸宅の裏）の片側にプール、反対側に焼肉用の設備があり、行楽にも適しています。
室内はバーもあります。随所にあるミケランジェロのダヴィデ像の一部は、ミラーのスイッチになっています。
ワールドのアクセスは以下から。
https://vrchat.com/home/launch?worldId=wrld_1135aec3-712c-43a2-8cf6-d6fee6c3cb78
Tunnel Vision by QuarT0niX
「Tunnel Vision」はとても軽いワールドで、歩ける場所はほとんどありません。
できることといったら巨大なトンネルを眺めるだけ。
しかしこれがなかなか壮大で崇高な体験なのです。
ワールドのアクセスは以下から。
https://vrchat.com/home/launch?worldId=wrld_92af9be9-120e-4a2b-b9b3-e9855c727233
Solar Cabins ˸˸˸ ソーラーキャビン by Artsy Glitch
「Solar Cabins ˸˸˸ ソーラーキャビン」はオレンジと緑が基調の、作りこまれた室内ワールドです。「カワイイ」と書かれた看板、岐阜県飛騨市の天気予報の看板、禁煙や非常口のサインなど散りばめられた日本要素。エアコンやコンセント差込口の存在も、どこかビジネスホテルを連想させます。
ひとりや少人数での団らんに適しています。物や要素がたくさん盛りこまれているにも関わらず、統一感がある人気ワールドです。
ワールドのアクセスは以下から。
https://vrchat.com/home/launch?worldId=wrld_87701b58-ee11-4ac1-80a6-6663ea1ca9c8
Furality Aqua˸ The Oceans of Luma by Furality
「Furality Aqua˸ The Oceans of Luma」は美麗な異星の自然を味わえるワールドです。リスポーン地点から先に進む際のオープニング演出も、訪問者を没入と感動に誘います。
ワールド内に棲息する魚のような生物の設定資料も展示されています。200MBほどあり、少し重いのでご注意ください。
ワールドのアクセスは以下から。
https://vrchat.com/home/launch?worldId=wrld_f5dd279b-72fa-4b4b-abb8-b46e4b0e1d78
BI0ME Conservatory by astackofpaper
「BI0ME Conservatory」はバーチャル植物園です。植物の絵を公募しており、投稿された植物を追加するという面白い試みが行なわれています。
いくつかのドームから成る構造も美しく、中央ドームは上のほうまで歩いて昇ることもできます。
ワールドのアクセスは以下から。
https://vrchat.com/home/launch?worldId=wrld_961d64fc-e771-42ad-873a-9d8e3773d49b
Oxymore Official World by VRrOOm
「Oxymore Official World」はフランスの音楽家ジャン・ミッシェル・ジャールの最新アルバムのリリースに合わせて公開された、公式ライブワールドです。各曲ごとに強制テレポートされ、場面が切り替わっていきます。
スクリーンショットではお伝えできないのが残念ですが、ロボットのような存在たちの動きがたいへん活き活きしており、ヘッドマウントディスプレイで体験すると没入感が著しいです。一緒に身体を動かしたくなることまちがいありません。
毎時00分から1曲目が始まるので、ぜひタイミングを合わせて行ってみてください。
ワールドのアクセスは以下から。
https://vrchat.com/home/launch?worldId=wrld_52d5dd9e-3b33-4cf2-a41b-cfd1a71640c8
今回はレトロと未来が入り交ざったワールドを中心にご紹介しました。
冬休み中にお楽しみいただければ幸いです！
ライター：橋本輝幸
