Home » キューブ型デバイス「Merge Cube」、フェイスブックやインスタのフィルターに対応


AR/MR 2020.12.02

キューブ型デバイス「Merge Cube」、フェイスブックやインスタのフィルターに対応

ARを活用したキューブ型教育ツールMerge Cubeが、フェイスブックの「Spark AR」に対応しました。Facebookとインスタグラムでカメラを起動し、このキューブ型デバイスをかざすと色々なARを体験可能になります。

スマホやタブレットと組み合わせて使用、教育向けに

「Merge Cube」は、スマートフォンやタブレットに専用アプリをダウンロードし、キューブを“見る”ことで、各種ARコンテンツを体験できます。同社のスマートフォン向けVRヘッドセット「Merge VR」にも対応。価格は20ドル(約2,000円)、紙に印刷して使える無料版も配信されています。

2020年11月現在、「Merge Cube」は教育機関で使用されています。今回のARフィルター対応は、使用できるコンテンツの“幅”を大きく広げることになります。米メディアVRScoutは、「『Spark AR』を使用したコンテンツは世界各国で作られていることから、教育セクターにとっては魅力的」と解説しています。

「Merge Cube」の制作チームは「Spark AR」の開発チームと緊密に連携。「Merge Cube」で使用できる、フェイスブックとインスタグラムのARコンテンツが、面白くなおかつ教育的になることに注力しているとのこと。

現時点で、「Merge Cube」で使用できるARフィルター(インスタグラム)は以下の通り。今後、体験できるフィルターを増やす予定です。

・Human Body :脈打つ心臓や頭蓋骨、脳、肺を、手のひらで持つことができるARフィルター。
・Cells :植物細胞、動物細胞、真菌細胞や、ニューロンを間近で見ることができるARフィルター。
・Viruses : COVID-19(新型コロナウイルス)のようなウイルスを“持ち”、学ぶことができるARフィルター。
・The Solar System :太陽系をARで表示できるフィルター。地球と月の赤道傾斜角や自転、公転について学ぶことができます。

Merge Cubeを提供しているMerge Labsの創業者Franklin Lyons氏は、今回のアップデートについて以下のようにコメントしています。

我々の、インスタグラムやフェイスブック上に存在する世界的な教育者のコミュニティーは、生徒や聴衆に対して提供できる、新たなリソースを手にしました。「Merge Cube」をインスタグラムと使うことで、学習や発見、エンゲージメントのための素晴らしい可能性が開けます。

(参考)VRScout


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード