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中学理科の壁「磁場」を可視化!HoloLensを活用した試みが公開

人にはそれぞれ、好きなものと苦手なものが存在します。それは勉強の分野においても同じことが言えます。例えば、分かりやすいから勉強しやすい科目。目で見ることができなかったり、頭の中でイメージしにくいから苦手といった科目があると思います。

今回、現実世界に映像を重ねることで目の前に可視化させ、映像を手で操作することができるMRデバイス「HoloLens」を使用した、今までとは違う「見え方」を体験できる試みが行われました。


※動画は「磁場」のもの

『HoloMagnet2』は「磁場を可視化」できるアプリとなっています。通常、砂鉄などを用いて表していた磁力線をHoloLensを活用することで可視化させ、机の上で行っていた実験から空中へと移し、360度自由に動かしながら磁場を目で見ることができるアプリです。

本アプリの動画を公開したのは、HoloLensを用いた物理学習アプリの制作を行っている植田氏(@feelphysicsjp)。今回『HoloMagnet2』の制作者である植田氏にお話を伺いました。


植田氏によると『HoloMagnet2』は、一辺30センチの立方形の中に約200個(6×6×6)のコンパスを5センチ間隔で配置しているとのこと。体験者が持つ物体をARマーカーで認識させることで、HoloLensが物体を棒磁石だと解釈して計算する仕組みです。物体を動かすことで、周りのコンパスが棒磁石と同じように反応を示します。

開発の経緯についてお聞きしたところ、植田氏は京都大学を卒業後10年間、中学や高校で理科や物理を教える教師として働いていたそうです。その際に「(磁場や電場といった)理科や物理では、目に見えない概念的なものが多く、途中で諦めていってしまう生徒たちを見るのが辛かった」と感じていたとのこと。

そんな経験を経て、植田氏は教師を辞めて3年前からITを活用した教材の開発に取り掛かっています。開発を進める中、HoloLensを見た瞬間に「電磁気の授業に使える」と思い「ITと教育が分かる自分がやらなければならない」と感じたことが、本アプリの生まれるきっかけになったとのことです。

本アプリは今後、「電流と磁界」の問題に対応したアプリを制作し、2017年11月から、実際に中学校へ導入して効果検証を予定しているとのこと。

従来とは違った新しい学習方法を体験することで、苦手だと感じていたものが楽しいと感じることができれば、勉強に対する姿勢が変わっていくかもしれませんね。

https://www.youtube.com/watch?v=y2oW3Yok69k



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