恐竜研究VTuber古知累すすむさんが、恐竜の消化戦略の進化に関する新説を米国の学術雑誌Paleobiologyで発表しました。
古知累すすむさんは、として活動する岡山理科大学助教・高崎竜司さんがVTuberとして活動する際の姿です。YouTubeやXで恐竜を中心とした古生物学の最新研究を一般向けに解説しており、2026年7月現在のYouTubeチャンネル登録者数は1.7万人、Xのフォロワー数は9,200人に上ります。
恐竜の胃などの内臓は化石として残りにくく、消化の仕組みの解明はこれまで困難とされてきました。今回の研究では、化石とともに見つかる「胃石」の形に着目。鳥類とワニ類の計46種・104個体を対象に、胃石の形状・食性・胃の筋量を分析しました。その結果、丸い胃石を持つ個体は筋量の多い胃を持ち植物食性の傾向がある一方、角張った胃石を持つ個体は筋量が少なく肉食性の傾向があることが判明。胃石の形状が食性を約70%の精度で特定できることも示されました。
この手法を恐竜の化石記録に応用したところ、歯を失った獣脚類(鳥類につながるグループ)の多くが丸い胃石を持つことがわかりました。現代の鳥類が「砂肝」で食物をすり潰すしくみと同様に、筋肉質な胃で消化していた可能性が浮かび上がっています。一方、トリケラトプスの遠縁にあたるプシッタコサウルスや竜脚類など他の植物食性恐竜では角張った胃石が多く、歯や顎、あるいは腸内での発酵といった異なる消化戦略を持っていた可能性があるとのこと。
研究の詳細を解説する動画は7月24日にYouTubeで公開予定です。翌25日には論文発表記念の配信も予定されています。
参考
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000169782.html



