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Mogura VR Job 2023.07.03

グローバル企業と連携しXR技術を世の中へ!日々挑戦するチームを率いる デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 マネジャー 甲斐田さん

ーーデロイト トーマツ コンサルティングにはいつ入社されたのでしょうか?
甲斐田さん(以下、甲斐田):
2021年の5月1日に入社しました。その前も同じく総合コンサルティングの会社に勤めていました。前職から、ずっとXR関連の仕事に携わっています。

ーー貴社のXRチームが大切にしていることは?
甲斐田:
我々のチームには「コ・チャレンジャー」というミッションがあります。お客様を支援するだけでなく、お客様と一緒に共同でチャレンジをしていく姿勢を大事にしています。まだ実用化されていない研究段階の技術をビジネスとしてどう活用させていくか日々考えていて、お客様も我々も実現したことがないものに一緒に取り組んでいます。

こういったテクノロジーの分野で特に盛り上がりを見せているのがXRなので、今はXRに注力してプロジェクトを進めていますが、将来はXR技術に閉じず、他の先端技術(Emerging Tech)も活用していきたいと思っています。

ーー貴社の強みは何でしょうか?
甲斐田:
2つあります。まず、1つ目は、MDM(Multi-Disciplinary Model)という多岐にわたる知見やサービスを融合させる取り組みです。そもそもデロイト トーマツはコンサルティング以外にも、リスクアドバイザリー、ファイナンシャルアドバイザリー、監査・保証業務、税務・法務などを提供する総合プロフェッショナルファームです。だからこそ、お客様からすると、「デロイト トーマツにお願いすると何でもやってくれる」という関係性を築けているのではないかと思います。当社グループ内で相互補完しながら、お客様にサービスを提供できるのが強みですね。

2つ目は、グローバルでのサービス提供です。北米に拠点を置くデロイト グループは、NVIDIAやMagicLeapなどの海外の会社とアライアンスを結んでいます。その結果、提携先のサービスをいち早く活用させていただきながら、お客様の課題を解決できるところも特徴です。

ーーチームの構成を教えていただけますか?
甲斐田:
R&TT(Research & Technology Transformation)というUnitに所属しているのですが、R&TT全体で約40名のうち、8名がXR領域を専業でやっているメンバーですね。

ただ、DTCならびにデロイト トーマツ グループには他にも様々な組織があり、一緒に先端技術系のプロジェクトを推進しているメンバーがいます。そのメンバーを加えると、もう少し増えて数十人レベルになります。

ーー仕事とプライベートを分けている人が多いですか?
甲斐田:
結構プライベートでも繋がりは強いと思います。例えば新しいデバイスやゲームが発売されたときには、メンバー全員感度が高いので、情報を共有し合ったり、一緒に遊んだりします。

「今度イベントあるみたいだけど誰か一緒に行きませんか」など、何かお互いが見つけてきた面白いものとか、感度がいいものをシェアして、みんながそれを体感して、自分たちの知見を深めていく文化はあると思います。


ーーどんなところが働きやすいでしょうか?
甲斐田:
本当に風通しがいいチームだと思います。お互いが自分でやりたいことを考えて、チーム内で発言し、実行に移せる環境だなと感じています。私はマネジャーとして、収益性やクライアントに対しての最終的なサービス品質は確認しますが、普段のプロジェクトではメンバーの姿勢を重んじて進めてもらっているので、メンバーがやりたいキャリアを実現できると思いますし、個人の持つビジョンを達成できると思います。

ーー普段どんなスキルを磨いていらっしゃいますか?
甲斐田:
私は様々なスキルを磨いていかないといけないなと思っていますが、語学スキルの向上や最新のテクノロジーを勉強しています。また、最近の流行りを抑えないといけないので、新聞やビジネス書だけでなくXR界隈やWeb3界隈のニュースには積極的に目を通すようにはしていますね。

ーー最近読まれたおすすめの本はありますか?
甲斐田:
社内外のイベントをやることが多いので『最高の集い方 記憶に残る体験をデザインする』を読みましたが、面白かったです。どうすれば人がイベントに来てくれるのかを学術的に研究した人がいて、行動原理的にこうやったら人が集まるといった示唆を与えてくれます。プライベートでも活かせますよ。

ーーこれまでの失敗は何ですか?
甲斐田:
XRって魔法みたいに見えるんですよね。 実際投資をしていただいて、「プロダクトを作りましょう」と話が進んで急に現実味を帯びてきたときに、「本当にそれできるのだろうか」と話が行き詰まることがありました。そこで、我々が夢を描くだけではなく、実際に作れるということをアピールしなくてはいけないと思い、エンジニアのメンバーと事前に最低限のものを制作して、「夢じゃないです!作れますよ!」とお見せした上で、お客様に提案するようになりました。こういうやり方に変えて、より次のステップへ進みやすくなったところがあるのかなと思います。

ーーどんな人に応募してほしいですか?
甲斐田:
世の中のために何かチャレンジしたいと思っている方にはぜひ応募してほしいです。自分一人でやりたいことはなくとも、お客さんやチームと一緒に新領域のチャレンジをしたいというパワーを持っていらっしゃる方はウェルカムですね。コンサル経験がなく、自分の専門領域以外の業界に携わったことがない方もいらっしゃるかもしれませんが、逆に言うとそれがチームの中で生きてくると思います。いろんなバックグラウンドを持っている人と一緒にチームでチャレンジしていこうという思いがある方はぜひ門を叩いてほしいです。

インタビューに答えてくださった方

甲斐田(かいだ)さん

▼所属
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
R&TT(Research & Technology Transformation) Unit XR team マネジャー

▼プロフィール
国内総合コンサルティングファームを経て2021年より現職。XR(VR/AR/MR)、メタバースやWeb3を活用した実証実験(PoC)の推進やサービス・ソリューション開発、新規事業創出に従事。様々なXR/デジタル案件の経験からデジタル活用の構想策定、プロジェクトマネジメントに強みを持つ。