――何をきっかけに入社されましたか?
溝井さん(以下、溝井):
大学の先輩が博報堂プロダクツに入って活躍されていたのですが、その方から話を聞くうちに仕事に興味を持ちました。そもそも、僕が通っていた大学は、東京工芸大学のインタラクティブメディア学科というところで、メディアアートを作るようなコースだったんです。在学時にプログラミングやデザインなどを幅広く学んでいたので、卒業後は先輩のようにエンジニアやデザイナーとリレーションを築きながら仕事をやりたいと思い入社しました。
――次に現在の職種を教えていただけますか?
溝井:
テクニカルディレクターないしはプロジェクトマネージャーとして働いています。基本的にはTD(テクニカルディレクター)兼XRディレクターという肩書きで、エンジニアからデザイナーまで様々な職種の方と一緒に、XR領域や、システム構築領域などの仕事をしています。
――どんな案件を担当していますか?
溝井:
自分自身は割と手広く担当しています。例えば、VRあるいはARコンテンツのメインディレクターとして、絵コンテを描いてディレクションをやることもあります。個人的にオーディオをいじるのが好きなので音源を作ってVRコンテンツにBGMや効果音をつけたりもします。
最近では、CM制作をしている3DCGのプロフェッショナルが集まるREDHILL事業本部と共に自動車業界のVRコンテンツを開発しました。ライド装置込みのVRコンテンツとして、3DCG制作はREDHILL事業本部のチームが担当して、僕たちのチームはUnityでその3DCGをどのように動かすか?といったシステムの開発をしました。ライド装置と連動させるためには、どのような形で情報を渡すと効率が良いかなとも考えました。要件定義や仕様策定を同じ事業本部のXRチームの面々と議論しながら、同時にUIUXについては別の事業本部の統合クリエイティブ事業本部のアートディレクターやデザイナーと一緒に検討しました。音響に関して、BGMやSEは自分自身で制作も行えたので、満足度が高かったです。
――どんなチームで働いていますか?
溝井:
テクニカルディレクターチームという10人程度のチームにいます。今のチームはテクニカルディレクターやプロジェクトマネージャー(PM)が集まっていて、僕のような仕事をやっている人もいれば、イベント会場で現場の仕切りをやる人もいます。
溝井:
個人が業務をコントロールできるので、休憩の時間も臨機応変に調整できますし、夜遅くまで働いたら翌朝は遅めに出社するなど、フレキシブルに勤務できます。あと、チームや事業本部を越えてコミュニケーションが取りやすい環境だと思います。定期的に事業本部内の交流会が実施されてオープンな環境で年次関係なく色んな方とコミュニケーション取れるのは楽しいです。
――デジタルプロモーション事業本部(通称デジプロ)を一言で表すと?
溝井:
型にとらわれない事業本部だと思います。既存の技術や価値観にとらわれず、新しいクリエイティブを作り出せます。周りを巻き込みながらものづくりができる刺激的な場所です。
――将来的なビジョンや実現したいことは?
溝井:
様々な領域でテクニカルディレクターあるいはプロジェクトマネージャーという職種の需要が高まっているように感じるので、人材を育成していきたいと個人的には思っています。
――貴社の強みは?
溝井:
いろんな領域のプロフェッショナルが同じ会社の中にいるので、スケールの大きなことを協力し合いながらやっていける環境が揃っていることですね。博報堂プロダクツには12の事業本部があり、それぞれの専門領域のプロフェッショナルがいます。例えば、先ほど説明したCG制作を専門とするREDHILL事業本部や、イベント・スペースプロモーション事業本部というイベントについての専門家の人たちもいます。その他にも、データの分析を行うプロフェッショナルもいますし、12の事業領域の高い「専門性」が多岐に渡っている。そういった人と手を取り合って一緒にものづくりができることが大きな強みになってるんじゃないかなと思ってます。
――どんな人と一緒に働きたいですか?
溝井:
自分が何をやりたいかっていうところをはっきりと言語化できる人と働きたいなと思っています。つまり、自主性がこの会社には求められます。なんとなくで働いてるというよりは、やっぱり「これがやりたい!あれがやりたい!」って声を大にしている人が会社で活躍している印象を持ちますし、そういった人と働きたいです。
インタビューに答えてくださった方
溝井伸太朗さん(みぞい しんたろう)
▼所属株式会社博報堂プロダクツ デジタルプロモーション事業本部
テクニカルディレクター兼XRディレクター
▼プロフィール
2016年から博報堂プロダクツにWebディレクターとして入社。
入社後、Web領域にとらわれずに、様々な体験コンテンツのプロジェクトマネージメントを主軸に立ち回る。2020年より、テクニカルディレクターとしての立ち回りを日夜勉強中。