2017年はiOSやAndroid向けにARKit、ARCoreといったAR機能が追加されるなどARに関するニュースも多くありました。
大手自動車メーカーであるホンダは、カリフォルニア州のオレンジカウンティの小児病院に入院している子供たちにAR体験を提供するアプリケーションを発表しました。
カスタマイズされたメッセージ
このアプリケーションはiPadを使用してAR体験を行うもので、病院のなかで雪が降り、紙でできた鳥の群れの飛行や、かわいらしい雪だるまなどを体験することができるようになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=nVfCiBPkaW4
このAR体験で最も特徴的なのは、子供たち1人1人に向けてカスタマイズされたクリスマスツリーです。Facebookなどのソーシャルメディアの投稿と、病院スタッフのビデオメッセージが表示されるようになっているとのこと。
今回のアプリケーションに関して「他の人に暖かい願いを伝えることはホリデーシーズンの最高の伝統の1つであり、ホンダの小さなイノベーションを通して、オレンジカウンティの小児病院で若者の生活を明るくするメッセージを送るためにARを使用している」とホンダのマーケティング副社長Susie Rossick氏は述べています。
ホンダは今回、このARアプリケーション以外にも多額の寄付を行うなどの取組を行っており、カリフォルニア州の病院だけでなく、小児脳腫瘍財団に1ドル(最大10万ドル)を寄付する予定とのことです。
(参考)
Honda Uses AR To Bring Get Well Card To Hospitalized Children/VRSCOUT(英語)
https://vrscout.com/projects/honda-ar-get-well-card-hospitalized-children/