にじさんじのVTuberギルザレンⅢ世さんの配信に、にじさんじを卒業した鈴鹿詩子さんと鈴谷アキさんが登場し、大きな話題になっています。
ギルザレンⅢ世さんは、元にじさんじ2期生として2018年にデビューした吸血鬼VTuberのひとりです。自分のチャンネルでは年間数本程度のみしか配信をしないことで知られていますが、深夜に突然配信し、その中でストーリー性の高い配信を行うなど、意表を付いた行動で視聴者を驚かせ続けています。
今回の配信は、2024年6月に実施した「８番出口」の実況プレイの続きで、続編である「８番のりば」をプレイするというもの。いつもの軽妙な口調でゲーム実況を始め、謎を解きながらゲームをクリアします。その後、電車の背景の中で視聴者と雑談やYouTubeのアンケート機能を実施し、休憩を挟んで音楽を聴きながら仮眠を取りますが、そのときにチョイスしたのが鈴鹿詩子さんのオリジナル楽曲のBGMでした。
すると、ギルザレンさんの夢の中に、なんと詩子さんが現れます。すでに卒業してにじさんじにはいないはずの詩子さんの登場にどよめくコメント。それをまったく気にせず、ふたりは会話を始めます。内容は他愛のないもので、これまでふたりで喋る機会があまりなかったこと、ギルザレンさんが詩子さんの配信にコメントを寄せてくれたことなどでした。
しかし詩子さんは、まるで少しだけ昔の時間にあるように話の噛み合わない部分があり、やや違和感のある様子。ギルザレンさんが詩子さんをコラボに誘いますが、「もうちょっとで消える予定」と口にし、元2期生で王様ゲームがやりたかったと心残りを言って、場面が転換します。
すると男性姿の詩子さん（うたお）がギルザレンさんを起こし、電車から去っていきました。
目覚めたギルザレンさんは「８番のりば」のプレイを再開し、無事脱出を果たしました。雑談後に配信を終了しようとします。今度はアキくんの曲を聴きながら仮眠を取り始め、詩子さんのときと同じようにアキくんが夢の中に出現しました。
やはり他愛のない会話をするふたり。コラボ名を「ギルねこ」に決め、「もっとみんなとコラボしたかった」と語るアキくんは寂しそうに話し、アキニウム光線を放って場面転換。詩子さんと同じように学生服のアキくんがギルザレンさんから去っていきました。
最後に、ギルザレンさんは新衣装を一瞬だけお披露目。3時間の配信の中、視聴者の度肝を抜きつつ、深夜に特別なエピソードを残しました。
そもそも、にじさんじを卒業したVTuberがLive2Dの姿で出演するのは異例のことで、卒業前の事前収録なのか、それとも何らかの形で再登場を実現できたのか、手段については不明です（詩子さんいわく、許可は取ってあるとのこと）。いずれにせよ、VTuber文化に精通し、不定期ながらも高クオリティの企画配信を実施するギルザレンⅢ世さんだからこそ出来る、サプライズとなりました。
ギルザレンさんは他にも不定期ながら、にじさんじ以外も含むVTuberの配信や動画に参加したり、にじ歌謡祭2024といった大型イベントにもサプライズ出演したりと、さまざまな形でファンを沸かせています。今後、どのような演出で視聴者を驚かせてくれるのか、注目したいところです。
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