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AR/MR 2022.10.12

タトゥーにスマホをかざすとアニメーションが動き出す! 海外でARを利用した試みが話題に

アート系作品の配信など行うスマートフォン向けARアプリ「EyeJack」の“ある使い方”が、海外で注目を集めています。同アプリを使ってARタトゥーを入れた人物が現れたためです。

ARタトゥーは、実物のタトゥーをマーカーとして使用。アプリから同タトゥーを見ることで、ARアニメーションが再生されるという仕組みです。実際にタトゥーを入れた海外メディアVRScoutの記者が、利用手順を紹介しています。

記者は、ARタトゥーに使う絵柄は、自分の好みから「Pixelpuncha」というARアーティストの「Thunderkitty Hellcat」にしたと説明。ARアニメーションが表示された際、トラッキングがおかしくならないよう、(実物側の)タトゥーアーティストと調整しながらタトゥーのサイズを決定したとのこと。

タトゥーを彫った後、「Eyejack」側にアートを使用するためのライセンス料を支払うと、「Pixelpuncha」からARタトゥー用にセットアップしたアニメーションが届いたと、VRScoutは説明しています。公開された完成映像では、通常のタトゥー(白黒)を上書きする形で、ARアニメーションの様子が見られます。

彫ったタトゥーはゴルフボール程度の大きさで、ディテールとマーカーとしての動作を両立できるサイズとのこと。肌やベースのタトゥーが見える(透過する)ようなARアニメーションは避けたほうが没入感は高まるそうです。また、デザインにグリーンバックがある場合は削除した方が良いそうです。

「EyeJack」は、XRクリエイターのSutu Campbell氏がディレクターを務めるアプリで、現在はARコンテンツ以外にも領域を拡大。学際的(multidisciplinary)なXRアート全体を取り扱っており、カンファレンスやイベント、フェスティバル向けのコンテンツを利用者に対して提供しています。

(参考)VRScout

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