車いすマラソンやレースの競技を知らない人でも体験できるVRレーサー「CYBER WHEEL X」が開発されました。
「CYBER WHEEL X」は、2017年に株式会社ワントゥーテン(1→10)が開発した「CYBER WHEEL」のエンターテイメント性をより追求し、株式会社RDSとの共同開発で進化させたプロジェクトです。「CYBER WHEEL」では最高時速60キロという、パラ選手のスピードの追体験が可能でしたが、「CYBER WHEEL X」ではハンドリム(※駆動輪の外側についている持ち手)ウエイトの技術を導入することにより、上り坂では負荷がかかり、下り坂では加速し、より実践に近い車いすレース体験ができるとのこと。
また、新たにパラスポーツ選手のメニューとして、トレーニングモードが用意されています。世界記録やトップレーサーとのデータ対戦、ハンドリムの回転数の確認や負荷の調整が可能になり、ゲームとしてだけでなく、車いすアスリートのトレーニングとしても利用できるようになったとのことです。
「CYBER WHEEL X」は8月28日より、東京ソラマチ イーストヤード5F「PLAY5G 明日をあそべ」にて体験が可能です。
アップデートされた主な特徴
・通信対戦、データ対戦
二台を使った遠隔でのリアルタイム通信対戦やデータ対戦が可能
ランキングも表示
・身体フィードバック
コースの起伏に応じてハンドリムに負荷がかかり体験性を強化
カーブやアップダウンにも対応
・都市をスキャン
東京のストリートをレーザー計測することで3Dの都市空間に没入
・車いすレーサーのためのトレーニングモード
実践に近いレースを再現、トップレーサーとのデータ対戦や実際のルールにも対応
時速の変化や軌道を可視化
車輪の幅や負荷の調整など、カスタマイズが可能
・筐体の進化
車いす陸上の伊藤智也選手と共に開発した最新レーサー、 RDS WF01TRのデザインが基になった本格レース仕様の筐体
(参考)株式会社RDS プレスリリース