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AR/MR 2018.12.05

Bose、“聴くARグラス”を米国で2019年1月発売 価格は199ドル

音響機器メーカーBoseは、サングラス型ARグラス「Frames」シリーズの予約開始を告知しました。「Frames」は音のARを実現するデバイスです。形状の異なる2モデルが発表されました。

予約は公式サイトで受け付けています。価格は199ドル(約23,000円)で、発売日は2019年1月、日本への発送は受け付けていません。

フレームの形が異なる2タイプが予約開始


(丸型のRondo(上)とAlto(下))

「Frames」シリーズには、レンズの形状の異なるAltoとRondoの2モデルがあります。ワイヤレスヘッドホンの延長として同モデルを位置づけています。

「Frames」はもともと2018年3月のSXSW2018などで「Bose AR」という名称で出展されていたプロトタイプが商品化したものです。目で見ることに主眼に置かれている他のARグラスとは違い、耳から入ってくる情報や経験を拡張することを主な目的としています。例えば、レストランなどのレビューサイト「Yelp」を活用したデモでは、Bose ARをかけたユーザがYelpに掲載されているレストランを視界に入れると、レストランの情報を音声でユーザーに伝えます。

音楽再生機能や、通話機能も搭載されています。カメラは内蔵されていませんが、GPSを活用した位置情報機能と、モーションセンサーによるユーザーの進行方向の特定を実現しています。

操作は、マイクを使用した音声入力と1つのマルチファンクションボタンで行います。また、ARグラスのアーム部分に内蔵されたスピーカーが、ユーザーに必要な情報を伝えます。

「Frames」の重さは約45gです。レイバンなど、一般的なサングラスの重さ(約35g程度)と比較すると、およそ10g重くなっています。これはバッテリーなどを内蔵した結果と推測されます。

AR機能は、発売時には限定されています。スマートフォンと連動したSiriやGoogle Assistantの起動のみが可能です。Boseの発表によると専用のアプリは、発売以降に配信されます。

Bose Frames AltoとBose Frames Rondoの違いは、フレームの形状のみで、性能に差異はありません。両ARグラスにはマイクとオープンイヤー型ヘッドホンが内蔵されており、バッテリーは3.5時間の連続稼働と12時間のスタンバイモードを実現します。

(参考)The VergeBose


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