公益財団法人 西枝財団は、現代アート展覧会を360°映像で記録しVRで観覧できる映像配信メディア「ART360(アート・スリー・シックスティー)」を公開したことを発表しました。
現代アートの展覧会は、音や光、動きなどを取り入れた作品も多く、これまでその様子を記録する方法はありませんでした。ART360は360°カメラによって空間を記録し、モバイルヘッドマウントディスプレイを利用することで、VRで展覧会を「追体験」できます。
場所や距離を越えてアートを体験できるようにすること、未来の鑑賞者に現代の芸術を伝えること、新たな技術によって鑑賞方法や鑑賞者の輪を広げることを目的としています。
公式サイトで公開されているYouTube動画では、2018年にさまざまな展示会場で開催された現代アート展覧会の様子を閲覧できます。展覧会は東京や大阪にはじまり、台北など海外の展覧会も公開中。既存の枠を越えた新しい形でのアート体験を、ぜひVRで味わってみてはいかがでしょうか。