ブロードウェイなどの演劇で使用することを想定したARグラス「René」が韓国で開発されました。「アラジン」や「マンマ・ミーア」などの演目で、AR演出を導入するのが目的です。
「René」の開発は、韓国の弘益大学校の学生が行いました。2つの光センサーを搭載し、ARの背景効果をリアルタイムにステージに投影することができます。また、俳優の衣装の色を変えたり、パフォーマンス中に話される生の音声を視覚化したりすることも可能です。
発表によると、右目のレンズには調整可能な拡大鏡が内蔵されており、状況に応じてズームができるとのこと。公演を見るための手続きや座席への誘導を行うための機能も実装されています。アーム部分には、骨伝導トランスデューサーが内蔵されており、特定の音（俳優の声や音楽）だけ変更も可能です。
このデバイスについて、開発チームは以下のようにコメントしています。
「ルネ」は、ARによる劇場への案内やチェックイン、舞台効果、来場者との交流など、ショー体験の最大化を目指しています。ARメガネはレンタル時に専用ケースを提供し、鑑賞するショーによって異なるストラップは記念に残すことができます。
（参考）VRScout
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