東京タワーで青鬼に追いかけられてみた!「VR BASE TOKYO」体験レポ&担当者インタビュー
東京タワーフットタウン3Fにて、9月6日まで期間限定でオープン中のVR体験施設「VR BASE TOKYO」。
一歩足を踏み入れると、アトラクションから歓声が聞こえてきます。「ほぼほぼジェットコースターV」や「ウルトラ逆バンジー」などを展開してきた同施設は現在、新たなコンテンツ「青鬼VR ブルーベリー量産計画」を公開。ファミリー層からアトラクション好きまで幅広く楽しめる空間となっています。
本記事では、現地アトラクションの体験レポートと黒坪氏へのインタビューを通じて、その魅力と店舗戦略の裏側に迫ります。
あまりのリアルさに思わずシートにしがみつく
まずは本施設の目玉のひとつである「ウルトラ逆バンジー」を体験。VRヘッドセットを装着した状態で見る360度のCG映像と、モーションシート「MX4D®︎」を掛け合わせたライドアトラクションとなっています。映像の内容は、都会のど真ん中に建つ巨大な鉄塔から逆バンジーを決めるというもの。
実際に体験してみると、風と振動により没入感が非常に高く、本当にその場にいるかのような感覚になります。足元までしっかり視界に入るため、勢いよく上昇する際は非常にスリルを感じました。途中あまりのリアル感に、思わずシートにしがみついてしまったほどです。
また、単に高く跳ぶだけではなく、急降下するバンジー台がまるでジェットコースターのような展開へと変化していきます。さらには宇宙空間に飛び出すなど、現実ではあり得ないVRならではの演出が盛り込まれており、本物の逆バンジーとは一味違った楽しさを味わうことができます。迫力のジャンプ・落下・飛行を体感できる、まさにウルトラなアトラクションでした。
(体験中、シートにしがみつく筆者)
FUJIYAMAが圧倒的人気、MX4D®︎ で再現する富士急ハイランドのジェットコースター
(家族連れが楽しんでいる様子)
2026年7月18日よりオープンしている「ほぼほぼジェットコースターV」は、富士急ハイランド内に実在するコースターを再現したアトラクションです。FUJIYAMA、ド・ドドンパ、ええじゃないか、高飛車、ZOKKONの5つから選ぶことができます。
こちらでも逆バンジーと同様に「MX4D®︎ 」のモーションシートを採用。VRならではの画面酔いを物理的な振動や傾きで気にならないようにしてくれるだけでなく、没入感を劇的に向上させています。身長100cm以上であれば利用可能なので、身長制限の影響でこれまでジェットコースターに乗れなかった子どもたちにも楽しめるのもポイントです。
特に高い人気を集めているのが「FUJIYAMA」で、あの急降下や加速時のダイナミックな体感が忠実に再現されています。ですが、今回は2024年に営業終了した「ド・ドドンパ」が体験できるとのことでこちらを選択しました。当時加速度世界No.1を誇ったジェットコースターの実力は果たして再現されているのでしょうか……?
シートに座りヘッドセットを装着すると、スタート位置へ移動する際の「ガタッ」というリアルな振動まで忠実に再現されており、発車直前ならではのあの緊張感が。一気にコースターの世界へ引き込まれました。
(コースター発車前、あたりを見まわす筆者)
結論から言えば、再現されていました!
いざスタートすると、体感を揺さぶる激しい風と揺れ、そして目の前に広がる迫力の映像がリンクし、かつて実際に乗ったあの「ド・ドドンパ」の衝撃的なスピード感がよみがえります。
もう現実では乗ることができない名物アトラクションの体験を、こうして再び味わえることには深い感慨がありました。
(リアルな加速感に、思わずはしゃいでいる筆者)
青鬼はゆっくりなのにテンパる! シャッター1つでドラマが生まれる「青鬼VR ブルーベリー量産計画」
8月1日より稼働を開始した「青鬼VR ブルーベリー量産計画」は、人気ホラーゲーム「青鬼」シリーズ初のロケーションベースVRアトラクションです。今回のイベントから新しく追加されました。
ゲームの内容は従来シリーズとは少し違った遊び方になっています。プレイヤーは、青鬼が徘徊する製造工場の研究区画から脱出するため、施設内に散らばる赤色と青色のドリンクを集めていくのが目的です。少し難しそうに思えますが、ガイドがあるため操作やルールもすぐに覚えられ、直感的にアイテムを集められる初心者にも優しい設計となっています。
施設内の移動は「走らず、歩いて動く」のがルール。ゲーム内で手に持っているスマホをかざし、ドリンクを回収していきます。移動が歩きのため青鬼の追跡スピードもゆっくりですが、あのおなじみのBGMと「ドリンクを集めなければいけない」という焦りから、プレイ中は思っている以上にテンパります。
また、プレイヤーができる重要なアクションとして「シャッターを下ろす」システムがあります。これで追ってくる青鬼を振り切ることができるのですが、他の参加者と一緒にプレイしている場合、シャッターで友達をあえて締め出したり、閉じ込めたりすることもできてしまいます。筆者も体験しているときに、誤って他の人を締め出してしまいました(笑)。
実際のプレイ現場では、閉じ込められた体験者から「なんで閉めるんだよ!」と絶叫が上がり、友達が青鬼に捕まるシュールな光景を見て周りの観客が大爆笑するといったシーンが日常的に発生しているそうです。友達同士や複数人で声を掛け合いながらワイワイ遊ぶのは間違いなく盛り上がるはず。
さらに嬉しいのが、プレイしていない見学者も一緒に楽しめる点です。外から直接、またはモニターを通してプレイ中の様子を俯瞰で見ることができ、VRに入り込んで大声を上げているプレイヤーの姿を外から観賞するだけでもかなり楽しめます。
他人の操作による偶発的なトラブルや絶叫が笑いを生む設計となっており、国籍や年齢を問わず誰もが夢中になって盛り上がれるアトラクションでした。
体験したことのない人にも、この盛り上がりを伝えたい イベント担当者・黒坪氏インタビュー
体験後、今回のイベント担当者である黒坪氏にアトラクションの魅力や今後の展開について、お話を伺いました。
――夏休み期間中ということもあり賑わっていますが、普段はどのようなお客様が多いのでしょうか?
黒坪氏:小中高生を中心としたファミリー層がメインですね。あとは外国人観光客のグループの方が多いです。
――現在稼働している3つのアトラクションの中で、特に人気のあるコンテンツはどれですか?
黒坪氏:7月18日から先行オープンしている「ほぼほぼジェットコースターV」は、富士急ハイランドさんの強力なIP力もあって非常に多くのお客様に体験していただいています。また、「青鬼VR ブルーベリー量産計画」も8月1日に始まったばかりですが、歴代の青鬼シリーズのファンの方々が目当てで熱心に足を運んでくださっています。
――「ほぼほぼジェットコースターV」は本物が怖すぎる方や制限で乗れない方も体験できるアトラクションとなっていますよね。
黒坪氏:まさにそこが狙いで、本物に乗れないお子様(身長100cm以上で利用可能)やスリルが得意でない方にも楽しんでいただける設計にしています。また、バーチャルならではの価値として、2024年に営業終了した「ド・ドドンパ」を収録している点があります。現存しないジェットコースターをアーカイブし、遊園地文化を保存・継承していくという試みも重要視しています。
――新登場の「青鬼VR ブルーベリー量産計画」ですが、実際に体験してみて「怖いけれどなんだか笑える」というバランスが絶妙だと感じました。
黒坪氏:実はこれまで「バイオハザード」などの本格ホラーを作ってきた中で、「没入感が高すぎて怖すぎて進めない」「途中でプレイをやめてしまう」という課題にぶつかっていました。恐怖を極めるのも一つの正解ですが、今回目指したのは怖いけれど叫んで笑えるという「ホラーパーティーゲーム」という新しいジャンルです。
――なるほど! だからゲーム内の青鬼の存在感が絶妙なんですね。
黒坪氏:そうなんです。本アトラクションは「マリオパーティ」にあるミニゲームのプレイ感覚を参考にしています。従来のホラーアトラクションのようにダメージが蓄積させて、焦りと恐怖を与えるのではなく、あえて一撃でやられる罰ゲームキャラのような存在とさせています。 友達を助けたり、逆に誤って(あるいは故意に)シャッターで締め出したりという偶発的なトラブルが発生して、知らない人同士でもワイワイ盛り上がれるゲーム性を目指しました。友達が青鬼に捕まる光景を見て、みんなで笑いあえることが醍醐味となっています。
――アトラクションの周りもすごく賑やかで、外から見ていても楽しさが伝わってきます。
黒坪氏:今回は店舗づくりの装飾や「魅せ方」に実験的に挑戦しました。従来のVR施設って、PCとヘッドセットが置いてあるだけの殺風景な空間になりがちで、中で何が行われているかが外に伝えにくいという課題があったんです。
――たしかに、外から見ているだけだと「何をやっているんだろう?」となりがちです。
黒坪氏:そこで今回は、暗い通路に乗り物感のある装飾を施したり、外部モニターでプレイヤーの頭部映像やリアクションしている姿を映し出す仕組みを導入しました。いわゆる「近未来表現」ではなく、「中でどれだけ楽しいことが起きているか」をストレートに伝わるような見せ方にチャレンジしました。
(体験場所への通路も青鬼仕様になっている)
――今後の「青鬼VR」や「VR BASE TOKYO」の展開について教えていただけますか?
黒坪氏:「青鬼VR ブルーベリー量産計画」は、ファミリー向けホラーコンテンツでナンバーワンを目指しています。今後は商業施設を中心に、全国展開を積極的に進めていく予定です。
――全国展開! それは楽しみです。
黒坪氏:単に同じものを設置するだけでなく、例えば商業施設で展開する際はご当地キティちゃんのような感覚でロケーションごとの差異や内装のローカライズを行っていきたいですね。不定期ですが、新しい青鬼の着ぐるみによるグリーティングなども実施していますので、ぜひ公式SNSをチェックして遊びに来ていただきたいです。
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全人類、青鬼へアップデートせよ。
◤◢◤◢◤◢◤ ◢◤ ◢◤◢◤◢◤◢「青鬼」シリーズ初のVRアトラクションが、『東京タワー』にやってきた。
8/1より開催中。逃げる!奪う!叫ぶ!
みんなとVR空間でドタバタ大騒ぎ!さあ、等身大の青鬼を体験しよう。
— 【公式】青鬼VR ブルーベリー量産計画 (@aoonivr) July 31, 2026
――最後に、読者のみなさんへメッセージをお願いします!
黒坪氏:今後はオリジナルIPの開発や新しいIPコラボもどんどん仕掛けていきます。よりパワーアップした「新次元の秘密基地」を、ぜひ現地で体感してください!
VR BASE TOKYO 開催概要
| 施設名 | VR BASE TOKYO | |
| 開催期間 | 2026年7月18日(土)~ 2026年9月6日(日) | |
| 施設場所 | 東京タワー フットタウン3F | |
| 営業時間 | 平日:10:00~20:00 土日祝:10:00~22:00 | |
| ほぼほぼジェットコースターV | プレイ人数 | 1 ~ 4人 |
| プレイ時間 | 約5分 | |
| プレイ料金 | 1,000円 | |
| 身長制限 | 100cm以上 | |
| ウルトラ逆バンジー | プレイ人数 | 1 ~ 4人 |
| プレイ時間 | 約5分 | |
| プレイ料金 | 1,000円 | |
| 身長制限 | 身長:100cm以上 | |
| 青鬼VR ブルーベリー量産計画 | プレイ人数 | 1 ~ 20人 |
| プレイ時間 | 約10分 | |
| プレイ料金 | 1,500円 | |
| 年齢制限 | 小学生以上 | |
参考
先方提供資料
https://dynamoamusement.jp/mx4d_motion_programming/











