「VRChat」では、友人と遊べるゲームワールドから、ゆっくりするのに最適な風景系ワールドまで、様々なコンテンツが日夜公開されています。本連載では、膨大なワールドの中から、特に“映える”ワールドをピックアップしてお伝えします。
今回紹介するのは、怪異が存在する近未来の日本がテーマのワールド「第一触穢区 旧ビジネス街」です。
「第一触穢区 旧ビジネス街」は、「VRChat」で活動している創作グループ「神祇省公安対魔特務六課 八咫烏(ヤタガラス)」に属するワールドです。同グループは、架空の警察組織「八咫烏」をテーマに、映像や音楽、3Dモデルの制作といった活動を行っており、公式サイトでは活動記録の映像や、世界観のなかで進行しているストーリーなどが見れます。
この世界では、2038年に日本全域で「大厄災」と呼ばれる出来事が発生。多くの死者が発生し、その後も怪異犯罪が急増するという状況になっています。この問題に取り組むために新設された部署が、「八咫烏」です。
本ワールド「第一触穢区 旧ビジネス街」は、そんな「大厄災」が発生した当時、最前線だった地域という設定。東京都内に複数存在する指定封鎖区域のひとつとなっており、復興は行われず、各所には災害の傷跡が生々しく残っています。
ワールドに入ると、まず乗り捨てられた車や散乱している物資箱が目に入ってきます。当時の混乱した状況が、物言わぬ物品から伝わってきます。
少し進むと、大通りの交差点に辿り着きます。ここはさらに荒れており、交差点の中央には軍用らしき車両も乗り捨てられている有様。
また建物や壁のあちこちには、生存者や地域に残った人たちが書いたと思われるサインやラクガキもあり、これが“荒廃感”をより引き上げています。
「第一触穢区 旧ビジネス街」は、作り込まれた荒廃都市をのんびりと見て回れるワールドです。あちこちに想像を掻き立てる要素が配置されているものの、“ジャンプスケア”など直接的なホラー要素はありません。そういったジャンルが苦手な人でも、安心して訪れることができるのもうれしい点です。
「第一触穢区 旧ビジネス街」で、「大厄災」の爪痕を探索してみませんか?
執筆:井文






