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VRChat 2026.03.24

【VRChat】実物サイズの迫力は、味わわないともったいない! VRならではが詰まった「バーチャルホビーフェス2026」レポ

アニメや映画に出てくるロボットや戦車を見て、一度はこんなことを考えたことがあると思う。

「実物サイズが見たい」

その夢、今ならVRで叶う!

3月20日から4月5日まで、VRChatにて「バーチャルホビーフェス2026」が開催されている。プラモデルやフィギュアやモデルガンなど、ホビー関連の22社が出展しているこのイベント。それぞれのブースで新作の紹介などが行われているのだが、ただ紹介されているだけではない。VRであることをフル活用し、たっぷり見て触って楽しめる内容になっている。

ホビーに詳しい人なら、参加企業一覧を見るだけでもそのすごさがわかると思う。逆に、これらの会社を全く知らない人でも十分すぎるくらいに楽しめる、と断言したい。それだけVR体験として充実している要素が多いからだ。

大きいことはいいことだ

入ってすぐ、会場の狂ったような広さに圧倒される。現実の会場でこれだけのサイズの空間を借りてやりたい放題に設営するとしたらどのくらいかかるのだろう…。

真ん中にはホビージャパンのロボット『VAX-01 ヴァルライン』が鎮座している。これが、はちゃめちゃに、でかい。有無を言わさぬ圧がある。メカアニメ好きならずとも、超巨大でかっこいいものを見る感覚の楽しさが体験できるはずだ。

自撮りしながらだと、ロボットの全身を入れるのが難しいほどに、でかい。写真だけではこのサイズ感が伝わらないのがあまりにも歯がゆい。しかもこのロボット、あることをするとちゃんとド迫力で動いてくれる。そこは行ってみてのお楽しみ。

『マクロス』ブースに置かれているものも、写真だと伝わらないがこれまた、でかい。どのくらいでかいかというと…。

筆者が平均的な身長のアバターで並んで、このサイズ。足だけで迫力満点。写真を撮る手が止まらなくなる。


タカラトミーの『ゾイド』ブースはまるで秘密基地のように、ものすごく広い。下の写真でリアルサイズのブレードライガーの横に立って写真を撮ってみたが、自分がどこにいるのかわからないくらい、ブレードライガーが、でかい。

しかも乗れる!

この昔ながらの『ゾイド』おなじみのコックピットに搭乗できる体験は、一度でも『ゾイド』を作ったことがある人ならかなり楽しめると思う。写真が撮りやすい仕掛けも施された、親切設計になっているのもうれしいところ。

巨大ロボットをリアルサイズで実現するとなると、お台場ガンダムくらい大掛かりになってしまい、なかなか場所的にも金銭的にも実現は難しいだろう。でもVRならいくらでも置けちゃう。

このサイズ感を味わうためだけにでも、行く価値がある…と言いたいところだが、今回のバーチャルホビーフェス2026はそれどころじゃない。なんせ、遊べるものがたくさん用意されているので、片っ端からインタラクティブに楽しまないと損だ。

ホビーは触って楽しんでこそ!

こちらは海洋堂ブースに置かれていたリボルテックの『エヴァンゲリオン』初号機。手前には人間の身長くらいのサイズのモデルが置かれており、後ろには超巨大なモデルが立っている。この手前の初号機はリボルテックと同じくらい関節が動くようになっているようになっており、実際に触って動かすことが可能だ。手や足をカチャカチャと動かしていると…。

背景の巨大初号機も連動して動く。写真だと迫力が伝わりづらいが、初号機を実際に動かしているような気持ちになれてとても楽しい。リボルテックは関節のポーズ保持がしっかりできる可動式フィギュアなので、それを体験するという意味でも是非触ってみて欲しい。

メガハウスのブースでは、手前におかれている餌を取るとランダムで噛みついてくるおもちゃ『番犬ガオガオ』の超超超巨大版が置かれている。実際のサイズより高さが56倍、質量だと約12000倍も大きいそうだ。

こちらは実際にプレイが可能。スタートボタンを押してから順番に餌を取っていくと、誰かが頭から食われる。このサイズだと恐怖感抜群。そんなの、みんなでやって盛り上がらないわけがない。

なおこの『番犬ガオガオ』、アバターギミック(頭に乗せておいて、撫でるとランダムで噛まれる)とワールドギミック(大きめな番犬ガオガオをワールドに配置してみんなで遊べる)も販売されている。詳しくはこちら。

あみあみブースでは「あみあみフィギュア大賞」の受賞作が紹介されており、いくつか置かれているのを持つことも可能(筆者が持っているのは、星街すいせいのフィギュア)。だが、それだけではない。

自分も他のフィギュアと同じサイズになって、写真撮影可能! お気に入りのアバターで、フィギュアサイズになって自撮りする体験ができる。

ハズブロのブースには『スターウォーズ』のホビーが展示されている。となるとやっぱり触りたくなる、ライトセイバー。持てるからには、光らせてブオンブオンと振り回さざるを得ない。フレンドとジェダイごっこをしよう。

エスワンフォーブースでは『コブラ』と『クッピーラムネ』のフィギュアが展示されていた。そのチョイスが並ぶというこだわりだけでニヤッとしてしまうのだが、特に『コブラ』ブースはネットミーム方面に特化されていて、自身が「孤独なシルエット」になることもできる。

誰もがSNSで見たことがあるであろう、アレが再現できてニッコリ。ネタ方向に思い切り振り切って、遊ばせてくれるスタイルには拍手を送りたい。

こちらもネットミームで有名な「知らんのか」のコマ。その横には自由に落書きできるQvペンがおかれている。つまりは、自由に書き込んで写真撮って遊んでいいよ、ということだ。これを許してくれた『コブラ』の版元、心が広すぎる。

遊べる展示が多い上に「映えスポット」だらけ。

しかも写真を撮ってSNSにハッシュタグをつけて投稿すると、抽選で色々なグッズが当たるという豪華なおまけつき。ただ展示を見て回るのではなく、どんどん触って、どんどん撮影して、どんどん投稿してイベントに参加できる仕組みになっているのは嬉しいポイントだ。

買う前の下調べとしても有効!

ホビー好きなら、どのくらいのサイズでどんな出来か、買う前にしっかり調べる人が多いと思う。だからこそ、実物を見られる展示会が多く開かれているのだろう。

質感やサイズ感といった重要なポイントを伝えようという理念は、このバーチャルホビーフェス2026でも、バーチャルな方向でしっかり受け継がれている。ハイクオリティなリアルサイズのフィギュアが、持って見回せるように多数置かれているのだ。

『クッピーラムネ』のフィギュアを持って幸せな気分になる筆者。実際にこのサイズなので、本物を手に持っているかのよう。非常にリアルに3Dで再現されているため、買う前の下調べとして有効だ。

プライム1スタジオのブースでは、現実では展示品としてもなかなか見られない、『ゴジラ』などのリアルサイズのスタチューが置かれてている。これが想像以上に大きくてよくできている上に、3Dで緻密に再現されているので驚かされる。

なおこのブースで撮影してハッシュタグをつけてポストすると、抽選で高さ77cm、重さ29kgの『エヴァンゲリオン』の巨大ハイエンドスタチューが当たるプレゼントまで用意されている。参加している会社側の意気込みが伝わってくる。

各ブースで展示されているフィギュア類は、デスクトップで見ても十分楽しいのだが、それだけだとよさが伝わりきらないほどに精巧な3Dモデルを見ることができるので、ぜひVRで手に取って見て欲しい。

ほとんどのブースには「詳細はこちら!」というパネルが設置されており、選択するとブラウザをPCで開いて公式ページに飛べるようになっている。買うための導線づくりが完備されているので、購入意欲が途中で削がれないのもありがたい。

ブースは見た目よりずっと広い

ただでも広い会場なのだが、VRならではのブースの配置がなされているのがこのイベントの面白いところだ。

たとえばこちらはトミーテックのブースの入り口。巨大な戦車に視線を持っていかれるが、入り口自体は白い板がおいてあるだけで奥行きはない。しかしその板の中に入ると…?

中はこんなに広い。巨大なM1A2エイブラムスの戦車と『リトルアーモリー』の等身大に拡大されたフィギュアが、悠々と展示されている。
このようなワープ形式のブース配置がなされているので、実際に行ってみると入った時の「広い!」という印象の、さらに何倍もの「広すぎる!」という印象を受けると思う。

ブースごとに好き勝手に、自由なサイズに広げて展示ができるのは、VR会場だけの特権だろう。加えてバーカウンター形式だったり映画館スタイルだったりと、それぞれのブースが独自の趣向を凝らしているので、雰囲気を見て回るだけでもかなり楽しい。

あらゆるジャンルのIPがVRChatに集いまくってしまった

場所といいサイズといい遊びといい、VRじゃないとできないことが叶いまくっている今回のイベントだが、逆に普通のホビーフェスよりも大変だったんじゃないかと思われる部分もある。それは版権の管理だ。

すでに紹介しただけでも『マクロス』『エヴァ』『スターウォーズ』『ホロライブ』『ゴジラ』など、そのモデルをVRChatに持ち込んでいいかどうか、ひとつひとつ版元に許可を取らなければいけなかったはずだ。そもそも「VRChatとはなにか?」という部分からの説明も、必要だったかもしれない。

現実の店舗で実売されるモデルを並べるのと、VR上にそれら全部が見られるように並べるのは、おそらくルールが異なるだろう。ホビージャパンがどのように許諾を取ったのかはわからないが、新しいタイプのイベントだからこそ、そこには相当の主催側の苦労があったのが伺える。

メガハウスブースでは手乗りサイズの見上げフィギュア「るかっぷ」が展示されている。実物サイズで手に取ることができるので、一緒に写真撮影もできて楽しい。展示されているのは『ワンピース』『呪術廻戦』『進撃の巨人』『ハイキュー!!』『銀魂』などのキャラクターだ。ということはこれらキャラクター物も全てに対して、VRChatに置けるよう許諾を取った、ということになる。

『エヴァ』や『ワンピース』や『トランスフォーマー』や『スターウォーズ』などが、VRChatのひとつのワールドに集結することは、なかなか無いと思う。この貴重なお祭り感、是非味わって欲しい。

かゆいところに手が届く会場のギミック

今回のホビーフェスは新作展示のみならず、各ブースごとに資料的な要素も盛り込まれていた。たとえばあみあみのブースでは、フィギュアがどのように作られるかの解説展示が行われていて、かなり勉強になる。

リアルサイズでまるまる再現されたホビージャパン編集部の工作室は、見に来た人たちに大好評だった展示のひとつ。実際に自分たちで模型を作ったことがある人にしてみたら、作業用の工具ひとつひとつを見るだけでもかなり楽しいはずだ。

また、ホビージャパン社員や運営スタッフによる解説付きのツアーも行われている。筆者も内覧会でツアーに参加してみたが、聞きながら参加するとホビーへの解像度がぐっとあがって、楽しさが何倍にも膨れ上がる。

会場ではマルバツクイズ大会も行われている。みんなでワイワイホビー知識の話をしながら頭をひねるのはかなり楽しい

筆者が唸らされたのは、会場のいたるところにジップライン(掴まると高速で移動できる乗り物)が設置されていること。この会場、凄まじく広いので歩いて回るのと大ボリュームなのだが、これを使えば超速で移動できる。と同時にこのドデカおもちゃ箱のようなお祭り会場を上から見渡すことができて、ものすごく気持ちがいい。まずは徒歩で一周したあと、ジップラインであちこち移動することを是非おすすめしたい。

今回の「バーチャルホビーフェス2026」は、フィギュアやプラモデルなど立体物中心としたイベント。なので、一応はその造形を見て楽しむのがメインではある。しかし見て回ればきっと、もっと広義な意味の「ホビー」として、たくさんの「遊び心」がその裏に込められているのが感じ取れると思う。この会場自体がバーチャルな造形物として非常に「ホビー」的だ。

このイベントが盛り上がれば、さらに次の「バーチャルホビーフェス」開催に繋がる可能性もあるだろう。それだけでなく参加した各社がVRChatでのホビーイベントの持つ可能性に興味を示し、さらに積極的に参加するようになるかもしれない。

入場料は無料。是非会期中に一度は訪れてみて欲しい。なおワールドのサイズは1.05 GBとこちらも超巨大なので、入る前に事前ダウンロードをするのをオススメしたい。中に入ってみたら、むしろそのサイズでよくおさまったなと感心するはずだ。

[Virtual Hobby Festival 2026 – VRChat](https://vrchat.com/home/world/wrld_d86df516-7fb5-4015-bbd4-0481cf0ba861/info)


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