ソーシャルVR「VRChat」では、友人と遊べるゲームワールドから、ゆっくりするのに最適な風景系ワールドまで、様々なコンテンツが日夜公開されています。本連載では、膨大なワールドの中から、特に“映える”ワールドをピックアップしてお伝えします。
今回は、大型アップデートによって新しいエリアが追加された、名作SFワールド「Complex 7」を改めて紹介します。
「Complex 7」は、「District Roboto」や「Paradisa」といったワールドを手掛けるFinsさんが製作しました。舞台は「人がいなくなり、ロボットと動物たちだけが生きる」近未来世界。あるサイバーパンクな街Complex 7と、そこに住むロボットたちの営みを覗けるワールドです。
本ワールドの初公開は2023年。その後、約3年越しに新たなアップデートが導入された形です。Finsによると、今回のアップデートでは、エリア追加のほかライティングが改善され、不具合の修正やパフォーマンスの改善も行われたとのこと。
出発地点はアパートの一室。温かみのある照明が置かれた生活感のある部屋ですが、モニター室のような場所があったりと秘密基地のような趣きもあるのが面白いところ。部屋を出ると、外に向かって、階段を下っていくことになります。
アパートの外は、ゲートがある路地「Sector 43」となっています。アップデートによって、ここに「Sub Sector 41」へ入れる新しいルートが追加されました。
「Sub Sector 41」は、ネオン看板で彩られた路地裏の商業エリアといった場所です。英語のほかに、漢字やハングル語で書かれた看板が並んでおり、アジア圏の雰囲気もあります。
個人的にお気に入りなのは、壁に貼られた、作り込まれたポスター類。ちなみに同エリアの各所には、まったりしている犬たちもいます。
Complex 7の市街地は、隔離ゾーンを抜けた先にあります。ネオンで明るかった「Sub Sector 41」と比べると暗めのエリアで、道路の端には謎の生物らしき物体も。落ちている新聞を読む限り、未確認物体が地上に衝突した結果、謎のウイルスがまき散らされたらしく、一連の出来事に関連した存在なのかもしれません。
隔離ゾーンの先にあるComplex 7に入ると、ワールドの雰囲気はまた明るい雰囲気に戻ります。ネオン的なギラギラ感が強かった「Sub Sector 41」と違い、Complex 7は提灯などが各所に設置された温かみのある街となっています。
街の空気を反映したかのように、ロボットたちもリラックスした雰囲気。散歩している個体もいれば、散髪(?)中のペアもいるなどバリエーション豊かで、各個体の動きを見ているだけでも飽きません。Finsさんの作り込み具合が、特に出ているポイントと言えそうです。
そして街の奥には、もうひとつの新エリア「ライブハウス」へと移動できるエレベーターが設置されています。ロボットたちの街なので、中で演奏しているバンドも当然ロボット。ボーカルのロボットは、他のモデルとは違った曲線的なボディなのが特徴的で、もしかすると、特別な個体なのかもしれません。
「Complex 7」は、「VRChat」上でSFロマン溢れた世界に浸ることができるワールドです。ワールドの入り口にはベッドなども置いてあるので、気に入った人は、ホームワールドとして利用するのも良いでしょう。なお同ワールド内には、現時点でも開かないゲートがあるのですが、今回のアップデートを鑑みるに、将来的に“開通”させる計画があるのかもしれません。
アップデートされた「Complex 7」で、ロボットたちの日常を覗いてみませんか?
執筆:井文
























