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VTuber 2026.01.05

この動画がすごい! 今週のおすすめVTuber動画(~1月2日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)や、バーチャルクリエイターの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。特にユニークな作品や技術力や企画力の高い作品、時事性のある作品などをさらに深掘りし、クリエイターの面白さ、頑張り、才能をキャッチしていきます!

初夢2026

これを見ないと新年が始まった気がしないというMonsterZ MATEファンは多いのではないでしょうか。2019年から毎年投稿されている「初夢」シリーズ、今年もアップされました。

「初夢」なので意味を求めても仕方ないのですが、むしろここまで意味を受け止められない混沌とした「初夢」再現を、力を入れた編集の映像で見せようとしてくれるのが、MonsterZ MATE流。干支の馬感はそこはかとなく溢れていて、縁起はよさそうです。

この電子ドラッグ感にハマった人は是非、今までの作品も「初夢 MonsterZ MATE」で検索して視聴してみてください。毎年の手抜きの無い混沌を楽しめるはずです。

【#除夜のケツ】ケツは、叩くためにある【夕刻ロベル/ホロスターズ】

年越しに数多くのVTuberが企画を行っている中、夕刻ロベルは4年連続で、除夜の鐘のかわりにケツを108回叩く、という定番企画を今年も実施しました。
2022年の12月31日にスタートしたこの「除夜のケツ」、2023年にはmocopiを使ったおうち3Dによる配信にグレードアップし、2024年は機材トラブルのため2Dに戻るも全裸で実施。
そして2025年12月31日。会社のスタジオのセルフブースを借りて3Dで実施。超グレードアップした「除夜のケツ」が披露されました。

ハッシュタグ「#除夜のケツ」はXのトレンド3位に食い込むほど話題になり、さすがにこれには夕刻ロベル本人もツッコミを入れています。
「安心してください、履いていませんよ」とおしり丸出しでやっていることも明言したうえで、よく響くケツ叩き音を響かせる彼。叩いている最中の全力っぷりがユニークなだけでなく、叩いていない間のつなぎのトークも盛り上げ力抜群で楽しめます。

自身の社会人時代、休みの日に見た配信を見て救われたという話もしています。仕事でいやなことがあっても、こんなふうに笑えるならいいかなと頑張ってきた彼。いつしか与える側になって「感慨深い」と振り返りつつ「今年いっぱいよく頑張りましたって証でもあり、また来年も笑顔で配信を頑張ろうという心意気にもつながるわけですわ。これが2025年の集大成だと私は胸を張って、おしりを張って言えます!」と高らかに宣言しています。
この企画に対して、3D配信はスタジオをおさえるのが大変だというのに、会社のスタッフが協力的だったというのもよくわかる気がします。来年も続いてほしいと心から願いたくなるエンターテイナー魂あふれる配信です。

【#年末みこち25時】即席⁉ 年末みこち25時間生放送やっちゃうにぇ!!!??【2枠目】

さくらみこが25時間、ぶっ続けの年末企画配信を行ったということ自体がすごいですし、どの枠もエンタメ精神に飛んでいて面白いのですが、中でも深夜の時間帯の2枠目で彼女が3Dガチ睡眠をした状態を配信したことが大きな話題になりました。2枠目はほぼ、彼女が3Dで睡眠しているだけの枠になっています。
ハイクオリティなASMRで知られる周防パトラの撮り下ろし音声をもらって聞きながら寝るという、本気眠り企画です。

技術的な問題で、部屋を真っ暗にすることはできないとか、撮影のために膝を立てていないといけないなどの制約もあった中、しっかり睡眠しているさくらみこ。まるで動物の定点観測撮影のような状態になっています。赤裸々すぎる寝姿を世界中の数万人が同接で見ており、Xではこの配信がトレンド一位になりました。

この睡眠配信は早速切り抜きが作られ、次の3枠目ではその切り抜きを同時視聴する時間も設けられています。自身の様子を振り返りながらみんなでひとしきり笑った後に、2018年の彼女の初めての生放送を同時視聴して今までを思い出す流れは、エンターテイナーである彼女の成長を噛み締められるエモにあふれていました。すべてをさらけ出す胆力と、それを映像で実施する技術力、そして共に歩んできた彼女とファンの関係性が積み上がったことで「#年末みこち25時」は、たくさんの笑顔を生みました。

ぼくらのなぞなぞ/角巻わため【original】

活動6周年を迎えた角巻わためのオリジナル新曲MVが公開されました。ワクワク感あふれるアニメーションと曲の勢いは、まるでブラウン管テレビ時代に流れていた夕方アニメのオープニングのよう。彼女が主役の物語を見ているような楽しい一本になっています。

ポジティブなスタイルのポップチューンなのですが、歌詞で語られている現実への向き合い方の匙加減は注目したい部分です。「必然ぶった正解に意味を求めていちゃ疲れちゃう 冗談混じりくらいが心地がいいもんだ」「間違い探しの日々には 疲れちゃったんだ、もう用は無い。」と、白黒つけなければいけない風潮に対しては拒否をしつつ、人は矛盾を抱えて生きているものだと歌います。そして考えることそのものに価値があることに注目し「そのアイデアが、そのユーモアが 僕らを照らすヒントになる」「君が抱いてたその不思議を 解き明かしにゆこう」と高らかに彼女は歌います。
わからないことに対して向き合うことで人と人がつながり、生きていく。リスナーと一緒にコミュニケーションを取りながら楽しいことを探す先陣を切っていく、角巻わためのスタイルがよくでており、全編に渡って彼女の歌声の前向きな力にみなぎっています。サビの高らかなボーカルの持つパワーは、「不思議を解き明かしにゆこう」とすること自体の楽しさを、今後も彼女がみんなに分かち合ってくれるという確信を抱かせてくれます。

先日行われた「わためと自由研究2025」企画では、夏に募集した視聴者による自由研究の数々を6時間に渡って発表する配信も行われています。音楽、イラスト、工作、ゲーム制作、料理、手芸など、ありとあらゆる自由研究作品が紹介されており、そのクオリティに驚かされます。みんなで挑戦する姿勢と、それを共有する楽しさは「ぼくらのなぞなぞ」の楽曲の持つ思想の芯の部分と重なっているかもしれません。

沈む光を抱いて – イザナギ・エルヴァ (Official Music Video)

イザナギ・エルヴァのオリジナル新曲MVは、悲しさから来る心地よさが凝縮されたような作品になっています。ローファイなノイズとピアノの音に乗せて歌われる、複雑な喪失感が入り混じる心細さ。すがるように這ってくる骸骨の映像が音とマッチし、じわじわとこみあげてくる心の痛みが聞く人に染み込んできます。それが不思議と、聞いていて心を落ち着けてくれます。

「夢を語り合ったっけ 意気揚々な君が あきらめてしまうのか」というフレーズは「君」が諦めて離れてしまうこと自体と諦念して悲しんでいるのか、それとも必死に引き留めようとしているのか。すれ違いで生まれる寂しさは「重ねた手の温もりはどこにいくの 悲しみだけここに留まるの?」というパートでじわじわと実感として歌われます。
共に歩む人と離れていくやりきれなさを感じさせつつ、同時に本人側は夢に向かって動き続けているポジティブな側面もあるこの曲。悲しみにあふれているのに、どこかみずみずしさも持ち合わせているように感じられるのは、イザナギ・エルヴァのボーカルが情感豊かだからでしょう。痛みを伴う曲ですが、聞き終わった後にじんわり残るエモーショナルからは、おそらく夜風のような独特な安らぎを感じられるはずです。

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