ソーシャルVR「VRChat」では、友人と遊べるゲームワールドから、ゆっくりするのに最適な風景系ワールドまで、様々なコンテンツが日夜公開されています。本連載では、膨大なワールドの中から、特に“映える”ワールドをピックアップしてお伝えします。
今回紹介するのは、夏を感じる明るさと滅びゆく町の寂しさが同居するワールド「Steps of Time ⁄ 時間の階段(以下、時間の階段)」です。
「時間の階段」は、韓国のクリエイターHarimさんが製作しました。レトロな田舎町と線路、静かな森という3つのセクションで構成されている作り。小さめのワールドながら懐かしさのエッセンスが濃縮されていて、作り手の魂が宿っているように感じられる空間です。
ワールドの入り口は、やや高所になっている歩道。見晴らしが良く、自販機もあってリラックスできそうな場所です。
飛び降りると階段に到着。周りは古びたアパートが建っており、かつての人の気配を感じさせます。看板には漢字やカタカナが見られ、日本をイメージして作られたのかもしれません。
本ワールドの最大の特徴と言えるのが、水面。透き通った青色が美しく、ずっと見ていられるほど……。浮いている植物からは、町の水没からしばらく時間が経過していることも伝わってきます。
水中に潜ってみると、また雰囲気は一変。幻想的な趣きがより強くなります。
水没セクションの向こう側には、木漏れ日があふれる森が広がっています。光に導かれて中央に注目してみると、そこには白いキャンバスや滝が。この滝から流れてきた水が、町を水没させてしまったようにも見えます。
線路の上には、半壊した電車があります。水の反射が明るいため、どの方向にカメラを向けても、印象的な写真が撮影できました。
「時間の階段」は、フォトジェニックな環境と懐かしさを想起させるロケーションが高密度に盛り込まれたワールドです。また、整った景色を見ながらフレンドとまったりするのにも最適です。ちなみに入口付近にある宝石を触ると、ワールド全体の時間帯を切り替え可能。
時間によってその表情を変える景色に何度でも見惚れてしまいます。
本格的に寒くなってきた時期ではありますが、「時間の階段」にて、あの懐かしい夏を、もう一度味わってみませんか?
「Steps of Time ⁄ 時間の階段」へのアクセスはこちら(要PC)
執筆:井文



















