スポーツ向けアイウェアブランドのオークリーは2025年7月、Metaと共同開発したAIグラス「Oakley Meta HSTN」を発売した。先行販売されていた限定モデルに加えて、通常版5モデルも8月末に発送が始まり、店頭でも並んでいる。
9月頭に偶然渡米していた筆者は、さっそくオークリーの直営店で購入。日本では使うことができないため、開封の様子と現地で使ったファーストインプレッションをお伝えしよう。
そもそも「Oakley Meta HSTN」とは何か
「Oakley Meta HSTN」は、オークリーやレイバンなどのアイウェアブランドを複数保有する世界最大手のエシロールルクソティカとMetaが共同開発したAIグラス(スマートグラス)だ。
両社は2023年にレイバンからAIグラス「Ray-Ban Meta」を発売しており、全世界累計200万台を超えるヒット商品となっている。
「Oakley Meta HSTN」の機能は「Ray-Ban Meta」と一切変わらない。もちろんブランドが異なるのでメガネとしての外見は異なるが、できることは同じだ。
カメラやスピーカー、マイクを備えており、自分視点での写真・動画撮影、音楽視聴・通話などイヤホンマイクとしての機能、Meta AIとの音声でのやりとり、など多機能なスマートグラスだ。映像や文字などをグラスに表示する機能は備えていない。
「Oakley Meta HSTN」の性能は、バッテリー持続時間が8時間と2倍に延長、動画の解像度が向上した点は「Ray-Ban Meta」から進化した点だ。
ディテールに大きな違い
まずケースだ。オークリーらしい黒くてどっしりとしたケース。「Oakley Meta HSTN」では、ケースはAIグラスのバッテリーチャージャーを兼ねる。バッテリーを内蔵しているがゆえの重さだが、革製だった「Ray-Ban Meta」と比べるとややずっしりとした印象だ。
なお、外箱もそれなりに大ぶりであった。

(左が「Oakley Meta HSTN」、右が「Ray-Ban Meta」)
ケースを開けてみるとメガネが収まっている。細かいがスペースの空き方が「Ray-Ban Meta」と異なるため、取り出し方が違ってくる。メガネの外側を指で引っ掛けるタイプの「Ray-Ban Meta」に比べて「Oakley Meta HSTN」では、メガネの内側を指で引っ掛ける必要がある。
細かい指摘だが、MetaのAIグラスは充電を鼻当て付近についている端子で行うため、マグネットでこの部分がピタッとついている。そのため、取り出す時は普通のメガネを取り出す時よりも力を入れる必要がある。壊れたりしないか、ちょっと気になる構造だ。
ちなみに「Ray-Ban Meta」のケースに「Oakley Meta HSTN」を入れてみたところ、スッポリと入った。そのまま充電も可能なので、ケースの正解はこれなのかもしれない。
また、ブランドが違えば、メガネとしての特徴も異なる。スポーツ向けのオークリーでは、耳かけが浅く、ツルで挟み込んで固定する。もしかしたら1日中使うには締め付けが強く感じるかもしれない。
実際に、「Oakley Meta HSTN」のフレームサイズはワンサイズ。日本人数名にかけてもらったところ、つけるなり締め付けがキツいとはずしてしまう人がいるのも確かだ。
性能面以外の違いも含めて、実際にどのように使用感に影響するのか。使用感についてはいずれ時が経ってからお送りしよう。





