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VRChat 2025.08.14

ここは本当にVRChatの中なのか?「3D Gaussian Splatting」技術を使ったワールド 注目作5選

2025年8月現在、ソーシャルVR「VRChat」にて「3D Gaussian Splatting(以下、3DGS)」を使ったワールドが、相次いで公開されています。

そもそも、3D Gaussian Splattingとは?

「3DGS」とは3Dスキャン技術の一種です。ガウス関数を使ってモデルを生成することができる仕組みです。現状、実際の風景をメタバースなどに持ち込みたい場合、フォトグラメトリ(※現実の建物などをさまざまな方向から撮影して、写真データをもとに3Dモデルに変換する技術)を活用するのが主流ですが、完成した3Dモデルが、やや平面的になってしまうことがあります。「3DGS」は 光の反射や透明度を自然なものとして再現できます。

「VRChat」は、「3DGS」を公式サポートしていませんが、先日、海外の有志がデータのインポートを可能にするツールを公開。同ツールを有志クリエイターが活用する形で、「3DGS」を使ったワールドの“誕生”が増加している形です。

本記事では、そんな「3DGS」が使用されているワールドから、5つをピックアップ。城跡から街の一角まで、様々な土地で撮影して作られた場所を紹介します。

Yonago Castle(作:龍 lileaさん)

鳥取県・米子市にある「米子城跡」を、「3DGS」を使って作成したワールド。
米子城は、1591年頃に毛利一族の吉川広家が築城したのが始まりと言われています。明治維新の後に建物は取り壊されましたが、石垣は残されました。2006年に、二の丸などが国史跡に指定されています。

ワールド内では、天守閣周辺を散策したり、登ったりして楽しむことができます。天守閣は、小高い場所にあるので町を見下ろす風景を楽しめるほか、周囲には桜の木が生えており、お花見の気分も味わえます。個人的なお気に入りポイントは、“頂上”手前の階段。石垣や階段自体がリアルに再現されているので、本当に登っているような気分になりました。


(天守閣に向かって進む道中)

なおリスポーン地点にある説明プレートによると、元データの撮影は2025年4月頃に行われ、機材には「Insta360 ONE RS(1インチ)」を使用。現在のワールドは“突貫工事”の段階で、今後のアップデートによって更なるブラッシュアップや最適化が行われる予定とのことです。

「Yonago Castle」へのアクセスはこちら(要PC)

西つつじヶ丘児童遊園(作:ぽぶ茶_pobさん)

東京都の西つつじヶ丘児童遊園を、「3DGS」を使って「VRChat」内に持ち込んだワールド。ブランコ周辺の空間が移動可能となっており、周囲を見渡したり、ブランコを使った写真撮影などが行えます。

このワールドの見所は、遊具類がとにかくリアルに再現されている点。下記の画像はワールド内で撮影したものですが、まるで実際に公園に行って撮ったかのような質感が出ているかと思います。

現実感溢れる風景にアバターを“合体”させて撮影などを行いたい人にオススメのワールドです。

西つつじヶ丘児童遊園(ワールド)へのアクセスはこちら(要PC)

双葉水辺公園(作:Tokoyoshiさん)

山梨県の双葉水辺公園の「3DGS」ワールド。釜無川の河川敷に沿って作られている公園で、芝生広場や、水遊びができる“じゃぶじゃぶ池”などがあります。

ワールド内では同公園の見所、恐竜の遊具(ティラノサウルスの「フタバちゃん」)と、その周囲を散策することができます。遊具には当たり判定も設定されており、実際に上って遊んだりすることも可能です。

双葉水辺公園(ワールド)へのアクセスはこちら(要PC)

新宿サザンテラス(作:ぽぶ茶_pobさん)

新宿サザンテラス周辺を撮影して作られたワールドです。現在「VRChat」で公開されている多くの「3DGS」系ワールドとは異なり、“都会”での撮影が行われていますが、ディテールを落とすことなく、高品質な形でのワールド化に成功しています。

特に、下から高層ビルを眺めたときの実在感はかなりのもの。現地に行ったことのある人は、どのような“質感”の違いがあるのか、見比べてみるのも面白そうです。

新宿サザンテラス(ワールド)へのアクセスはこちら(要PC)

川北東橋 ⁄ Kawakita-higashi Bridge – 3DGS(作:DEKA_KEIJI777Vさん)

徳島県・川北東橋の「3DGS」ワールドで、川の上にかかった橋や河川敷を見て回ることができます。解説によると撮影日は2023年5月2日で、撮影枚数は約780枚。当初はフォトグラメトリを使用する予定だったものの「3DGS」を使う形に切り替えたとのこと。

他の「3DGS」系ワールドと比べると、川北東橋は、より広い範囲を散策可能なのが特徴。どれだけ遠くまで行けるか、試してみるのも良いでしょう。また、動画プレイヤーやペンも設置されており、まったり過ごす場所としても使用できそうです。

川北東橋(ワールド)へのアクセスはこちら(要PC)

なお今回紹介したワールドはファイルサイズが大きいため、入場ログイン時などに動作がとても重くなる可能性があります。不具合が起きる場合は解像度関連の設定を見直すなどして、調整することをおすすめします。

執筆:井文


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