日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)や、バーチャルクリエイターの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。特にユニークな作品や技術力や企画力の高い作品、時事性のある作品などをさらに深掘りし、今のVTuberの面白さ、頑張り、才能をキャッチしていきます!
【睡眠】睡眠負債について【一橋綾人/にじさんじ】
精神医療・睡眠について発信しているVTuberの一橋綾人。彼がアップしたのは「睡眠負債」についての解説動画です。あまり聞き慣れない単語ですが、しっかりとした研究者のデータに基づいた内容になっています。
早寝早起き・遅寝遅起きだけではない、気づかないうちに陥ってしまいそうな睡眠負債問題について、具体的な話題を盛り込んで語ってくれています。よく眠れている、と思っている人でもこれを観ると、なにかしら心当たりがあるかもしれません。
落ち着いた声で、短くコンパクトにまとめているのが何より魅力的。1つのテーマに絞って、言葉の説明、理由、事象、対策がすっきり語られています。
またじっくり知りたい人向けに、概要欄に今回の動画の原稿が載っているのも高ポイント。すぐに確認したいとき向けの親切設計です。
この数分で生活改善がしっかりできるし、短いので他の人におすすめしたくなる、というのは彼の動画の強みのひとつです。
睡眠の科学がいかに深い内容で、かつ重要かを感じさせてくれる点で、知的好奇心もしっかり満たしてくれます。今後も様々な角度から睡眠、及び精神医療についての動画を期待したくなるVTuberです。
……かと思えば花畑チャイカにスーパーエリートを学びつつ、ラジコンのように先輩たちに逆凸するという、限界キワキワな芸人的配信も行っています。小芝居も交えながら体当たりする、にじさんじSEEDs時代を思い出すような尖った内容で、いつもの真面目な空気感と真逆なギャップの面白さを見せてくれます。にじさんじが好きだという彼ならではの、新しい一面を見せてくれる内容でした。
【手作り】クッキーの赤い宝石みたいな部分だけ食べたい【ドレンチェリー】|#おむらいす食堂
おむらいす食堂・おむがアップしたのは「ドレンチェリー」の手作り動画です。あまり耳馴染みがない料理ですが、動画を見るとクッキーによく乗っているアレのことだとすぐに気付かされます。あらゆる食品の中でそこに目をつけること自体が、おむらいす食堂の鋭いところです。
元々ぷるんとしていたさくらんぼがぎゅっと小さくなり、大量の砂糖を消費し、すさまじい手間をかけ、一週間近い時間をかけ……クッキーの赤い宝石部分を食べたいと言っていた割にいざ作ってみると「割に合わないよ…」「貴族にしか許されない」と引き気味。そのくらいに作るのは大変だというのは、動画を見れば一発でわかると思います。
ただ、クオリティは最高級だったようなので、作ってみたい方はぜひ動画を参考に真似をして調理してみてください。
おむらいす食堂・おむのオリジナル曲「やんけ体操」を、ドッキリ大好きいたずらっ子の衛星ライトが全力でネタにする動画もアップされています。アーティストであるesora umaを招いて本気アレンジしたらどうなるか、という幸せなドッキリ。どんなアレンジになったのかは聞いてみて下さい。それがなくても、VTuber仲間が集まって協力し、一つの作品を作っていく様子はワクワクするものがあります。「やんけ体操」は各種音楽配信サービスやBOOTHで既に配信中です。
【カニの日】水族館で出会える不思議な体のカニ3選【 #Vtuber 】
大歯メグがアップしたのは「カニの日」にちなんだ、ちょっと変わったカニの紹介動画です。ユニークなカニ紹介シリーズ動画は毎年アップされており、今回で3回目。いずれも丁寧な作りの動画になっています。
水族館大好きサメ人間、というだけあって写真や映像を自身で撮影しに行っているのがすごいところ。他の動画も取材で撮影したものを紹介しています。
カニの面白い見た目だけでなく、住んでいる場所や学名、どんな生活を送っているのかなど、そのカニのユニークさがよくわかるように解説しています。それでいて映像にあわせてコンパクトに紹介をまとめているので、特に子どもが見ていて飽きさせない内容で構成されています。
見ている人を楽しませるような働きかけと、知識として学べる部分の多い編集方法を駆使しているため、何年たっても風化しない映像資料として高い完成度になっています。
【Vlog】請けたら負け!?について考えてみる
映像作家で、クリエイティブディレクターの宇宙人VTuberヲタきちがアップしたVlogは、特にクリエイターに観て欲しい内容です。生き抜くために、トラブルを避けるために、知っておくと得をする内容を、経験を積んだベテランクリエイター側の視点から語ってくれています。
クリエイターが、自分が損をしないようにするため、見積もりの甘さ、交渉の仕方などを、例をあげながら解説しています。絵や音楽や映像などのクリエイターならイメージできる出来事を具体的に取り上げて説明しているので、聞いていてゾクッとするような話題もあります。そのトラブルを迂回するための、お役立ち心得として観ておくのをおすすめします。クリエイター活動のひとつである「VTuber」をやっている人も、聞いておいて損のない内容になっていると思います。
ヲタきちは他にも、3Dや映像についての解説、商品レビュー、映画レビューなど様々な動画をアップしています。Vlogは特にすごい技術を駆使した映像があるわけではないのですが、さすが映像作家なだけあってひとつひとつの動画のまとまり、見やすさがよく計算されていて、さくっと観るのにぴったりです。生活の中で、仕事で、すぐに役立つ情報や知恵が多いのも特徴です。
【歌枠】にじ3D新髪型でうたいますよん!!!【ウクレレもありま】
月ノ美兎が実施した歌枠はかなり凝ったものでした。シチュエーションは電車の中。曲目にあわせて、車窓に流れる景色が変化するというこだわりっぷりで、視覚的にも楽しませてくれます。
以前から練習を積んできているウクレレの演奏を今回も披露してくれています。今回はさらに新たな挑戦として、DTMを導入。耳コピで打ち込みまでして、オケづくりをしています。一回の歌枠としては準備量が尋常じゃなく、エンタメ精神がてんこ盛りです。
「学園アイドルマスター」の曲の中でも屈指の難曲「メクルメ」や長瀬有花の「オレンジスケール」、アーバンギャルド「水玉病」、神聖かまってちゃん「フロントメモリー」など、曲のチョイスが通好みかつ、委員長ならではといったもの揃いで、音楽好きなファンを唸らせていました。曲を知らない人でも、彼女の上達した歌声の迫力にぐっと来た人が、コメント欄を見ると多かったようです。
今までも月ノ美兎の歌枠は変わったものが多く、「スカイリム」の吟遊詩人大学で歌ったり、ループものに閉じ込められたりと、一時間の中にストーリー性があるものが多いです。視聴者を楽しませる、自分が楽しいものをやる、という信念のようなものを感じる彼女の歌枠アーカイブはリストにまとまっているので、ぜひチェックしてみてください。
【オリジナル曲】無重力Calling/越後屋ときな【YASAI SHOP】
越後屋ときながアップしたのは癒やし力抜群のオリジナル新曲「無重力Calling」。チルなメロディに彼女の優しい歌声がぴったりとはまり、まるで寝る前にホットミルクを飲んでいるような心地よさがある作品です。
夜が深まる中ふたりでおしゃべりする楽しさ、眠気を感じつつ話してしまう時間感覚を無重力に例えながら、浮遊感あふれる歌声で歌い上げています。
「この長いトーク終えたら 虹色の夢で会いましょう」と寝落ち後も会える希望を感じているのも、曲全体の多幸感を支えています。
眠いけどまだ寝たくない、という感覚が残るときに聞いて、MVを観て、心を満たしてから布団に入るのにぴったりな作品です。
【オリジナル楽曲】ときのそら「∞超スーパー無限インフィニティ∞」【Official Music Video】
ライブやクラブイベントで聞いたらテンション爆あがり間違いなし!なキラーチューンをアップしたときのそら。タイトルの「∞超スーパー無限インフィニティ∞」のセンスからして、徹底して突き抜けています。
ときのそらは特にハイトーンボイスに長けているアイドルシンガー。その強みを全開に活かしたメロディが、彼女のボーカルのよさをぐっと引き立てています。曲を作っているのは「愛包ダンスホール」の涼木シンジです。
ときのそらの歌声が徹底して楽しそうなのもあって、盛り上がりどころしかありません。サビの部分の、両腕を広げるダンスは比較的簡単に作られているので、ファンが横に連なって揺れながら一緒に踊ったらかなり楽しそうです。今後もいろいろな機会で披露されるのが楽しみな一曲になりました。
様々なジャンルを歌うときのそらですが、ずば抜けた高音パート歌唱力と、元気いっぱいに楽しんでいるのが伝わってくるエネルギーがあるため、ダンスチューンとの相性は抜群です。
【Original】Stardust Waltz / Devilith Violustre
Devilith Violustre(デビリス・ヴィオラスター)がアップしたのはオリジナル新曲の「Stardust Waltz」。序盤の入りはジャジーな四拍子でスタート、サビに入ってから三拍子のワルツになるというかなり変則的な作品です。
大人びた艷やかな歌声の彼女。序盤のシックなノリから「踊ろう 踊ろう 踊ろう」と歌が入って一気にワルツに変化。そこからは踊るようなボーカルを披露してくれます。
ジャズがよく似合う歌声だからこそ、落ち着きのある歌声だからこそ、今回のワルツスタイルの軽やかさが光ります。自身を「低音女子」と呼んでいる彼女ですが、まさにその安定感のある低音が、今回は軽快さをより一層引き立てています。曲を聞いていると、夜の空気の中で大人の心が解放されていく様子が目に浮かぶかのようです。
Devilith Violustreは今回作詞も手掛けています。日本語と英語のバランスがよく、彼女自身の声質を活かした調整がなされているのもポイント。Devilith Violustreだからこそ歌える、映える部分が多い一曲になりました。
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