2025年5月末、国内発のVRサンドボックスゲーム「(プリミティア)」が正式リリースされました。
「プリミティア」は、個人開発者の大田マトさんが手掛けている作品で、2021年に早期アクセス版の展開が開始。約5年以上の開発期間を経て今回、正式リリースされた経緯があります。Steam(PCVR版)のほか、Meta Quest版も販売されています。
今回は、そんな念願の本リリースを果たした「プリミティア」を早速プレイ。Steam版にて“全力モノ作り”に挑んでみました。
制作開始から5年以上かかってしまいましたが、VRサンドボックスゲーム #Primitier (プリミティア)を正式リリースしました!
物理シミュレーションに基づいた広大な世界の中で、物体を自由に切断・結合して道具や機械を作ることができます。
ストアページはリプ欄↓ pic.twitter.com/IsuG8rm2HU— 大田マト🎯Primitier Dev (@ootamato) May 21, 2025
「プリミティア」では広大なフィールドに降り立ち、ワールド内にある各種素材(木、石など)を使って、好きなものを製作して遊ぶことができます。「マインクラフト」に近いシステムですが、素材の大きさや厚みなどを“自由に”決められて、物理演算が適用された、より本格的なバーチャル世界を楽しめるのが特徴です。
ワールドに降り立つと、チュートリアルパネルと鏡が置かれています。基本的な操作はここに書かれていますが、それ以降はプレイヤーも試行錯誤して発見(理解)していく必要があるという、発想力と根気が試されるハードコアな作りになっています。

(チュートリアルが書かれたパネル。近づくと説明文が表示されます)
当然、“遊び方”も自分で考える必要があります。今回はレビューということで「家を作る」と、近くに海があったので「船を浮かべてみる」の2つを目標に設定してみました。
リスポーンポイントの周辺に生えている木を壊すと、大きなブロックが取れるので、それを使って家を建築します。まずは、外壁を作るのに必要な分の素材を用意する……のですが、これがなかなかの重作業。木を切るためには、その辺の石を拾った後、実際に腕を振って木にダメージを与えていく必要があります。
ちなみに「Primitier」では、素材同士を直接くっつけられるので、適切なサイズの石と木の枝があれば、石斧を作ることができます。重さ(と物理演算)が設定されているので、振り具合にクセがあるのですが、ダメージ自体が大きいので途中からはコチラで作業を行っていました。

(各ブロックは、ダメージを与えることで更に細分化が可能。家のパーツになるように大きさを調整していきます)
素材が集まった後は、組み上げタイムです。「マインクラフト」のようなインベントリ機能は無いので、ひとつずつ素材を持って、置きたい場所に設置していく必要があります。
現実と同様に大きいパーツほど重いので、屋根を組む辺りの作業はかなり苦労しました。両手で物体を持つと保持がしやすいので、もし運搬で詰まった人がいれば試してみてください。
なんとか家が完成したので、今後は船作りにチャレンジ!。作業工程はあまり変わりませんが、水に浮くような形状になるよう、注意して形作りを進めていきます。最初は帆船のように仕上げたかったのですが、力尽きてしまったので帆の無いボートとして仕上げました……。

(出来上がったボートの姿。この後、運搬中にぶつけてしまい大破するという悲劇が…)

(最終的には、より持ち運びやすいよう、徹底的に小型化する形に)
まとめ:自由度の高さとハードルの高さ
「プリミティア」は、シンプルなグラフィックとは裏腹に、非常に本格的なクラフト要素を実装した本格サンドボックスゲームです。プレイヤーの想像力次第でなんでも作れてしまう自由度は、早期アクセス段階から大きな支持を集めており、X(旧Twitter)では、プレイヤーが制作物の共有や公開が活発に行われています。
頑張って履帯車両作ってみたはいいものの、技術が未熟なもんで…
重い(重量が)、重い(動作が)、ちっちゃい、進まないでまともに使えない…
前進できないのが一番の難点…
誰かアドバイスください#Primitier pic.twitter.com/P4ysmn6VpP— けぇにくす (@psneja7688) March 23, 2025
遂に飛べた!!!#primitier pic.twitter.com/7UjPcXWvWw
— 茶皿玉露 (@RI2x5CnFh144598) June 3, 2025
#Primitier
5×5ジョイスティック pic.twitter.com/CP2mIfuayk— こみず(Komizu) (@komizu_vr) June 2, 2025
ただ、クラフトの仕様が本格的“すぎる”のは、少し意見が分かれる部分かもしれません。「SNSに載っているような完成品を自分でも作ってみよう!」と思っても、下準備(素材集めや拠点の確立)に、かなり時間が必要になるからです。
素材を生成できるクリエイティブモードも用意されているのですが、使える素材は触れたことのあるマテリアルのみ。よって最低1回は通常モードで、各素材を探さなければなりません。個人的には、このあたりの仕様はもう少し緩和しても良いと感じました。
いずれにしても、VRゲームでは貴重な本格的なサンドボックス体験ができる本作。今回の正式リリースをきっかけに、一度「プリミティア」に触れてみてはどうでしょうか?
Steam版「Primitier」のストアページはこちら(1,980円)
執筆:井文












