日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)や、バーチャルクリエイターの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。特にユニークな作品や技術力や企画力の高い作品、時事性のある作品などをさらに深掘りし、今のVTuberの面白さ、頑張り、才能をキャッチしていきます!
【#42】みんなもやってみよう(≧▽≦)/ のびのび健康体操!
長野県中野市公認のVtuber信州なかのがアップしたのは、老若男女問わず是非観て欲しい健康的な動画。中野市のご当地体操「のびのび健康体操」を実践しています。
この体操、ゆっくりと簡単にできるストレッチ、という感じで、あまり激しくは動かないです。だからこそ、VTuberで見せるには最適。子どもが観たらかわいさに一緒にやりたくなるでしょう。高齢の方がやるのにもちょうどいいさじ加減です。是非この動画と一緒に毎日やってほしいです。中野市のみならず、全国に広まってほしい体操動画です。
信州なかのは長野県中野市をかなり積極的に紹介しているVTuber。特に食品に関しての情報はかなり細かく魅力的なものぞろい。是非アーカイブ一覧から興味のあるものをチェックしてみてください。ほとんどが老若男女誰でも観られる内容になっており、町おこしご当地VTuberとしてハイクオリティな作品を取り揃えています。
【つばき85歳】つばきが生け花の奥深さを紹介するスペシャル動画【メタばあちゃん】
高齢者がVTuberとしてアバターを持って生き生きと活動しているメタばあちゃんプロジェクト。高齢者の方ならではの様々な話題が多いこのチャンネル、今回は85歳のつばきさんによる、生け花入門解説です。
ちょっとしたテクニック的な内容もさることながら、花を楽しむとはどういうことなのか、という根源の部分について触れてくれているのは、生け花を知らない人でも心に刺さるものがあります。凝った難しい生け花もありますが、それだけでなく花を好きになる、生活に彩りを添える術を語ってくれているこの動画、重みがあります。
メタばあちゃんプロジェクトは各々の人生経験から語ってくれるものが多いので、数が増えてきたメタばあちゃんたちの発言に耳を傾けてみると、温故知新の新たな発見があります。
先日行った「おことさん(76歳)のトーク術でひろこ(86歳)から100万円を引き出せるのか」ドッキリは、かなりハラハラさせられるものでした。おことさんはかつて銀座のクラブのママで、保険会社でナンバーワンになった、トークにおいてはツワモノ中のツワモノ。仮想通貨についてのおすすめのトークは、聞いていてこちらも飲まれそうになります。それに対して全然ゆるがずに、全く揺らがないひろこさんの力強さがまた素敵。
おばあちゃんたちのトークに癒やされ、同時に波乱万丈な生き方をしてきたがゆえの各々の強さに頼もしさも感じるのが、メタばあちゃんプロジェクトの特別な魅力です。
【永久保存版】VRアイドル「えのぐ」の歴史<前編>【#えのぐ】
今をときめくVRアイドルえのぐが、デビュー当初即炎上していたのを覚えている人はかなりVTuberに詳しい方だと思います。「『えのぐ』の歴史」として行われた配信では、赤裸々に今までの歩みを語ってくれました。
スライド作成をしたところ30枚になった、というあたりからも彼女たちの活動の濃度の高さがわかると思います。
えのぐはバーチャルYouTuberという言葉すらない時代からコツコツ活動を続け、波乱万丈の極みのような歴史を辿ってきたアイドルユニットです。歌やダンスを見れば十分その魅力は伝わるのですが、今まで歩んできた歴史を知ると一気にライブを観る際に、魅力の解像度があがります。
元はあんたま二人組だったこと、女優部が合流して5人になったこと、投票により炎上したこと…という苦い炎上事件についてまでちゃんと触れています。でもそれがあったからこそ今のえのぐがある、というのも事実。えのぐは艱難辛苦を隠しません。
メンバーの卒業、解散するかどうかの悩み、数々の華々しいライブ活動など、2021年までの内容が語られています。しかしえのぐの歩みはここからさらに加速しっぱなし。2022年以降の後編で何が語られるのか非常に楽しみです。
三原色の輝き歌枠リレーにも参加しているえのぐ。歌枠とは言うもののバリバリのライブステージになっているので、えのぐを知らない方はここから観てみるのもおすすめです。「バーチャルアイドルを誰でも知っている当たり前の存在にすること」を目標に掲げているえのぐは、実際にTOKYO IDOL FESTIVALに生身のアイドルと並んで出演するなど、有言実行しているグループです。その言葉の重みを背負うだけあって、この配信で観られるパフォーマンスは抜群のクオリティを誇っています。これからもさらに「バーチャルアイドル」の伝道師として、多くの人を笑顔にするアイドルとして、活躍し続けることに期待が寄せられます。
【#佃煮のりお3Dお披露目】3DLIVE/Life is Creation🎨重大発表あり💍豪華ゲスト多数✨
佃煮のりおの3Dお披露目が行われました。VTuber犬山たまきのママにあたる彼女は2Dの身体を持っていますが、彼女自身は正式にはVTuberではないようです。かつては佃煮のりおとして実写でも登場していましたが、今はアバターでの登場がメインです。
そんな彼女がついに3D化。数多くのVTuberやクリエイターを招いて華やかに3Dお披露目をしています。自身の夫など、意外なゲストも多いです。
ユニークなのは佃煮のりお、犬山たまき、そしてボイスソフトの玉姫の3人が並ぶシーンがあること。玉姫は「「犬山たまき」が女性に生まれて歌を歌う人生を歩んでいたら…?」というコンセプトで生まれたキャラクターで、歌声合成ボイスライブラリです。犬山たまきの声を深層学習等のAI技術で再現したもののため、声はほぼ同じ。3人が並んで話しているパートは、ある意味バーチャル化に対しての佃煮のりおの思想が反映されているもののようにも思えます。
イラストレーター・漫画家チームとのお絵かき伝言ゲーム、P丸様。とのデュエット、しぐれういとのトーク&コラボイラスト制作、かなえ先生を招いての旦那様とのトークなど、企画がしっかりしておりそれぞれにメリハリと面白さがあるため、1時間20分はあっという間に観られると思います。VTuberにこだわらないバーチャルの形とエンターテイメント思想が詰まった、非常に良質な番組です。
湖南みあ旦那オーディション【湖南みあ/杏戸ゆげ/日向ましゅ】
婚活戦士VTuber湖南みあによる旦那オーディションが行われました。見届けるのは杏戸ゆげと日向ましゅ。
冗談みたいな企画ですが、ガチでリスナーとの婚活企画配信。投稿フォームに届いた旦那候補、なんと600通。その中の10人が出演ということで、倍率60という激戦旦那枠になりました。
そもそも運営のななしいんくから、リスナーと結婚してもいいという許可が出ている時点でかなり異色です。
参加している人たちは冷やかしではなく、ちゃんと湖南みあのことを好きな男性ぞろいで、トークがしっかりした人ばかり。湖南みあと参加リスナーの対話はガチガチの婚活トークで、お互いにしっかり向き合う真剣味を感じます。観ていると、さすがにリスナーとの結婚はないのではという気持ちと、いやもし結婚したら面白いんじゃないかという気持ちが入り交じる、バーチャルなリアリティーショーです。是非最後の意外な結論まで見てみてください。
【3D Live】 戌神ころね6th記念★☆ 3D&パペットライブ!? 【#戌神ころね6周年】
戌神ころねの6周年記念ライブは、かなりバラエティ性に富んだユニークなものでした。戌神ころねがパペットで登場し、芸人のゴー☆ジャスとやり取りを交わす、珍しい絵面でライブは進行していきます。そして二人が歌ったのは「ハッチポッチファミリー」。子供番組「ハッチポッチステーション」の曲です。
戌神ころねは今回のライブのパペット枠で、子供番組のネタを次々と、高いクオリティで再現しました。

パペットころねとゴー☆ジャスのやり取りは相性抜群で、子供番組の展開そのもの。観ていてほっこりさせられます。
パペットではその他にも「メトロポリタン美術館」「ゆうがたクインテット」「ひょっこりひょうたん島」など懐かしの子供番組の名曲を連発。戌神ころねのファン「ころねすきー」のパペットまで登場しています。
興味深いのは、教育番組系の曲はパペットで、懐かしのアニソンなどは3Dで歌っている分け方です。特にパペットころねがテレビをつけて3Dころねを観るシーンは、バーチャル度高め。よく動くパペットが生まれたことで、リアルとバーチャルを行き来できるようになったことを見せてくれました。
振り返り配信では人形劇スタイルでのライブの大変さや、背景に置かれているアイテム、段ボールに貼られたステッカーなど、かなり踏み込んだ部分まで裏話をしています。
パペットの身体を入手してリアルでも活躍している、新たな可能性に挑戦しているVTuberは何人かいます。生粋のエンターテイナーでアイデアの宝庫である戌神ころねが、さらに今後新しい扉を開いてくれることに期待したくなります。
カノンが響き渡る場所 | ’25 Spring ver
Gifts From My Dearsがアップしたのは、オリジナル曲「カノンが響き渡る場所」の2025年Springバージョンです。
Gifts From My Dearsはギターの勝彦とボーカルのウールからなるユニットで、ウールは「おばあちゃんが最後に編んでくれたマフラーのぎじん化として作った人形」とのことです。胸の中にそのマフラーが入っているあたりに深い愛情を感じさせてくれます。ギターを勝彦が演奏し、それにあわせて人形ウールが歌う様子はかなりエモーショナルな光景です。

今までは勝彦のいるリアル世界側にウールを呼び出しているような状況だったのですが、近年のふたりはVRChatで音楽活動を開始しているようです。今回のMVも全てVRChat内で撮影されています。
勝彦側はVRに入りながら、しっかりギター演奏の様子を見せてくれています。アバターのスタイルも、ウールの裏方に徹しているかのようでこだわりを感じます。ウールは新しいビジュアルになっており、VR内でより自由にのびのびと歌っているようにも見えます。
先日ライブも行われたそうで、今後さらに色々な機会でふたりの演奏と歌が聞けることを期待したくなります。
Hero Won’t Save #ゆめばくう
キュートな声質でパワフルに綴るラップのたくましさ、ゴリゴリのロックを歌う迫力。夢羽九の魅力がぎゅっと詰まった1本が誕生しました。
高めで柔らかい声質なのもあって可愛い系のボーカル作品がよく似合う夢羽九。と同時にラッパーとして今回のように鋭く激しく言葉を投げかけるのも、非常によく似合います。滑舌がものすごくよいので、言葉がすっと入ってくるのも特徴的。
「救わないでいて愛すべきスーパースター 君にはフィナーレの臭いがする」「他人のエピローグじゃ泣けないさ」と、自作の歌詞は人の心の中に隠れているであろう痛い部分を刺激してきます。モブ側の目線に立って、映画は終わるかもしれないけれども、エンドロールに流れる小さな名前の人間たちの日常は続くことを力強く歌い上げます。
バックバンドのメタルロックはとてもエネルギッシュで、夢羽九の歌声をいい具合に支え、相乗効果で歌詞の言葉の意味を大きく膨らませています。思想性の強い今回の作品は彼女のマスターピースとなりそうです。
インターネットフレンド/NAO3&楠軒蒼
NAO3と楠軒蒼がアップした新作オリジナル曲は、メタバース時代ならではの、でもある意味普遍的な人間関係を歌う、大切な友達についての特別な関係を表現した作品です。タイトルにあるとおり、インターネットフレンド、リアルで会っているわけではない、ネットを通じて出会った友人との思いを綴っています。
「いつまでもふたりで居れるならなんてね 考えても仕方ないからね」という歌詞が絶妙です。仲はよくてかけがえのない相手だけれども、べったりくっついているわけじゃない。適度な距離感について把握しているかのようです。
またクリエイティブな創作活動をしているときのひとりの楽しさをきちんと歌っているのも興味深いところ。その上でさみしくなって相手のいる場所に遊びに行く、という依存していないゆえに成立するフレンド関係の表現は、考えさせられるものがあります。
一方後半ではメタバース的なものだけに焦点を当てず「ゲーム」というくくりで語られています。「ゲームの世界に飛び込んで セーブデータは無限大 メモリーじゃなく記憶に残す」というパートは、MMORPGや協力プレイ型のゲームなど、友達と一緒にオンラインでゲームで遊んだ経験がある人なら共感できる部分が多いかと思います。
キーボードから離れていたりスマホの充電が切れていても伝わるものがある、という表現も、インターネットを介していたのにインターネットから離れても信頼できる友人がいるという面白い関係をうまく表現しています。メタバースに興味がある人はもちろん、それ以外の人も是非聴いてみて欲しい作品です。
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